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殿様の試写室

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殿が観た最新映画をいち早くお知らせ!


希望のかなた
-2-

TOIVON TUOLLA PUOLEN

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(C)SPUTNIC OY, 2017

長く苦しいヘルシンキへの逃避行の途中で
生き別れになった妹を探す
シリア難民・カーリド。
彼がレストランオーナーやその従業員らの
善意によって救われるというお話ですが――

カーリドは
一体どんな経路を辿って
ヘルシンキまでやってきたのでしょう。

内戦の続くシリアのアレッポを
妹と脱出したカーリド。
まずは、歩いてトルコ国境越え。
密航業者に3000ドルを支払い、
船でギリシャへ。
そして、
徒歩でマケドニアからセルビアに。
が、しかし、
ハンガリー国境で
混乱に巻き込まれてしまいました。

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トルコ=ギリシャ海路ルートで海を渡り、
バルカンルートを経て
ヨーロッパ大陸を北上したんですか・・・

ちょっとヨーロッパ地図を思い浮かべてください。
ハンガリーからヘルシンキまではまだまだ遠い。
でも、
なんとかヘルシンキまで辿り着きますよ。

これは実際に多くの難民が
辿るルートなのだそうです。

さて

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ストーリー
ヘルシンキ港の船に積まれた
石炭の山から
真っ黒になったカーリドが現れる。
駅のシャワー室で身なりを整えて
警察へ出向いた彼は
難民申請を申し入れた。
そして、
中東やアフリカからの難民や移民で
溢れる収容施設に。

入国管理局での面接で
カーリドは面接官に
故郷で起きた悲劇を話す。

故郷のアレッポでは様々な勢力が対立。
カーリドの家は
どの勢力によるものかもわからない
空爆によって焼かれ、
家族も親類も死んだ。
そして、
一緒に逃げてきた妹ミリアムとも
ハンガリー国境での混乱の中で
生き別れてしまった。
彼の唯一の望みは妹を探し出し、
フィンランドに呼び寄せること――

ヘルシンキで衣料のセールスをしている
ヴィクストロム。
冴えない仕事と酒浸りの女房に
ウンザリ。
彼は結婚指輪を妻に残し、
無言で家を出た。
彼はレストランのオーナーとして
新しい人生を始める夢を持っている。

セールス品の在庫を売り払った金を
すべてポーカーにつぎ込み、
大金を手にした彼は
一軒のレストランを手に入れた。

その店にはベテラン従業員も
いるという触れ込みだったが、
蓋を開ければ、はてさて――

一方、カーリドに
トルコへの送還決定が下される。
彼は妹を探すため、不法滞在者として
留まることを決意し、収容所を脱走。
だが、
その途中、ネオナチに襲撃され、 
危ういところで難を逃れる。
カーリドに救いの手を差し伸べたのは
ヴィクストロムだった……

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いつものように飄々とした語り口。
お約束のお利口な犬も登場します。
ラストも前作同様
希望を感じさせてくれます。

でも、今までの作品と
ちょっと感じが違うんです。
ネオナチが出てくるからでしょうか。
それともカーリドが
カウリスマキ映画ならではの
ブサイク系の俳優ではないからでしょうか。

そう、主人公を演じたシェルワン・ハジは
主人公同様
シリアからフィンランドへやってきました。

彼はカウリスマキ映画には
珍しくイケメンで、
表情も豊か。

彼の存在が本作に
これまでと違った現実感を
与えているのかもしれません。

それにしても
カウリスマキ映画に出演する
フィンランド人って
どうしてこんなに無表情で
おかしいんでしょう。





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希望のかなた
アキ・カウリスマキ/監督・脚本、ティモ・サルミネン/撮影
出演
シェルワン・ハジ/カーリド、サカリ・クオスマネン/ヴィクストロム、イルッカ・コイヴラ/カラムニウス、ヤンネ・ヒューティアイネン/ニュルヒネン、ヌップ・コイブ/ミルヤ、カイヤ・パカリネン/ヴィクストロムの妻、ニロズ・ハジ/ミリアム、サイモン・フセイン・アルバズーン/マズダック、ヴァルプ/犬のコイスティネン、カティ・オウティネン/用品店の女店主、マリヤ・ヤルヴェンヘルミ/収容施設の女性
12月2日(土)よりロードショー
2017年、フィンランド、98分、フィンランド語・英語・アラビア語、カラー、字幕翻訳/石田泰子、提供/ユーロスペース、松竹、配給/ユーロスペース、後援/フィンランド大使館、協力/国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)駐日事務所、特定非営利活動法人 国連UNHCR協会、http://kibou-film.com/

# by Mtonosama | 2017-11-22 06:15 | 映画 | Comments(2)

希望のかなた
-1-

TOIVON TUOLLA PUOLEN

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(C)SPUTNIC OY, 2017


アキ・カウリスマキ監督の最新作です。
フィンランドの監督さんですが、
ちょっと変わった作風。
なんていうか
う~ん、動く紙芝居?
スティール写真のようなムービー?
ひとつの表情が
しばし貼りついたままの俳優?
シンプルで
妙になつかしい画面構成?

当試写室管理人にとっては
アキ・カウリスマキ監督は
これぞフィンランド映画
として定着してしまいましたが、
皆さまもこの作風に
きっと興味をお持ちになることでしょう。

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本作『希望のかなた』は
しかし、
ちょっと雰囲気が変わっていました。

『希望のかなた』が
フィンランドの首都ヘルシンキを
舞台にしているのはこれまで通り。

ですが、
今回はシリア難民の青年が主人公です。

今年ベルリン国際映画祭で上映され、
批評家、観客から圧倒的な支持を受けて
監督賞を受賞しました。

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『浮き雲』(’96)
『過去のない男』('02)
『街のあかり』(’06)
以上の〈敗者三部作〉を完成させた
カウリスマキ監督にとって、
本作は
『ル・アーブルの靴みがき』(’11) に続く
http://mtonosama.exblog.jp/17426967/ 
http://mtonosama.exblog.jp/17438978/
〈港町三部作〉の
二作目として位置づけられていました。

でも、
『ル・アーブルの靴みがき』を
ご覧になったなら、成程とお思いでしょうが、
監督は〈港町三部作〉の
呼び方を〈難民三部作〉と変えました。

『ル・アーブルの靴みがき』は
難民問題を扱っていますが、
驚くほどのハッピーエンド。
が、しかし、
現実の難民問題はハッピーどころか
エンド・マークも見えません。

という訳で
監督は本作でも再び
難民問題を取り上げました。
三部作ですから、
次作もきっと難民の映画でしょう。

アキ・カウリスマキ監督の映画は
彼が敬愛する小津安二郎に似た
簡潔なセリフとアングル、
寡黙で無表情な登場人物で構成されます。
なんとなく可笑しみのある世界。
北欧らしい静かな自己完結した世界観を
漂わせているとでもいいましょうか。

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前作『ル・アーブルの靴みがき』でも
難民が登場したとはいえ、
社会問題として描かれてはいませんでした。

だからといって、
監督が社会問題に無関心ということでは
ありません。

2002年にこんなことがありました。
この年、NY映画祭に招待された
カウリスマキ監督。
一緒に招待されていた
アッバス・キアロスタミ監督が
(1940年6月22日~2016年7月4日)
前年2001年に起きた同時多発テロの影響で
イラン人故にビザが発給されず、
入国ができなかったことに激怒。
参加をボイコットしたのです。

その時の声明をご紹介します。
「世界中で最も平和を希求するキアロスタミ監督に
イラン人だからビザが出ないと聞き
深い悲しみを覚える。
(キアロスタミ監督にビザが出ないなら)
石油すらないフィンランドの監督は
もっと不要だろう。
米国防長官はわが国で
キノコ狩りでもして気を鎮めたらどうか。
世界の文化の交換が妨害されたら何が残る?
武器の交換か?」


いかにもカウリスマキ監督らしい
飄々としたユーモアの中に
言うべきことは言うよ、という
強い意志が見えますよね。

さあ、一体どんなお話でしょう。
続きは次回まで乞うご期待でございます。



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希望のかなた
アキ・カウリスマキ/監督・脚本、ティモ・サルミネン/撮影
出演
シェルワン・ハジ/カーリド、サカリ・クオスマネン/ヴィクストロム、イルッカ・コイヴラ/カラムニウス、ヤンネ・ヒューティアイネン/ニュルヒネン、ヌップ・コイブ/ミルヤ、カイヤ・パカリネン/ヴィクストロムの妻、ニロズ・ハジ/ミリアム、サイモン・フセイン・アルバズーン/マズダック、ヴァルプ/犬のコイスティネン、カティ・オウティネン/用品店の女店主、マリヤ・ヤルヴェンヘルミ/収容施設の女性
12月2日(土)よりロードショー
2017年、フィンランド、98分、フィンランド語・英語・アラビア語、カラー、字幕翻訳/石田泰子、提供/ユーロスペース、松竹、配給/ユーロスペース、後援/フィンランド大使館、協力/国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)駐日事務所、特定非営利活動法人 国連UNHCR協会、http://kibou-film.com/

# by Mtonosama | 2017-11-19 06:12 | 映画 | Comments(2)

YARN
人生を彩る糸

YARN

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(C)Compass Films Production 2016


イヤーン!
ではなく、
ヤーンです。

yarn
名詞:1.織物用糸、編み物用糸、紡ぎ糸
《ウール、綿など;「縫い糸」はthread》
2.糸状のもの
《ガラス繊維・針金・紙こよりなど》
; 綱をよるための粗い繊維
3.〈信用できない〉旅行のみやげ話
;作り話
4.《豪・NZ》おしゃべり

動詞:1.ほら話をする
2.長話をする
3.《豪・NZ》おしゃべりをする
(ジーニアス英和大辞典)

本作YARNは
イヤーンな内容でも
ほら話でもなく、
編み物のお話です。

ここのところ、
南瓜やら編み物やら
女子力の高い話が続いていますが――

え~、何を隠そう、
当試写室管理人も一時
編み物に凝っていたことがございました。
100年位前のことでしょうかねぇ。

無心に編針を動かし、
何枚いえ十何枚ものセーターを編みました。
なぜ止めたか、ですか?
はい、完成品がかさばるからです。
そして、飽きたからです。

ところが、
最近、こういう編み物やクラフトが
ブームなんだそうです。

そんな世界的なクラフト・ブームの中、
生まれたドキュメンタリー映画が本作『YARN』。
編み物が生活に根ざしている
アイスランド発の
クラフト・アート・ドキュメンタリーです。

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監督は
ウナ・ローレンツェン。

ウナ・ローレンツェン
カナダ・モントリオール在住の
アイスランド人映像作家・アニメーター。
母親がレイキャビックの美術学校の
テキスタイル科長で
身近に糸が存在する家庭で育った。
デンマークやアメリカで
実験アニメーションを学んだ後、
長編映画のアニメーションパートや
ミュージックビデオ、
短編映画を制作し、
世界各地の映画祭やアートイベント
に参加。
本作は長編デビュー作。

監督にとって糸はいつも身近な表現手段。
またアイスランドというお国柄
たくさんの羊や毛糸と共に成長しました。

本作では糸でものづくりをする
多様なアーティスト4人を観察し、
糸によるものづくりの代弁者になってもらいました。

ものづくりといってもセーターや
カーディガンを編むことではなく
巨大なアートだったり、
ヤーンを使ったサーカスだったり、
クリストばりに
機関車や柱を編みぐるんでしまったり。
ユニークなアーティストばかりです。

その中には日本人の堀内紀子さんもいます。
堀内さんは1940年東京生まれ。
1964年多摩美術大学卒業後に渡米。
1966年クランブルック・アカデミー・オブ・アート
修士課程修了。
インテリア・ファブリック・デザイナーとして勤務、
大学で教鞭をとった後、
1970年帰国。
テキスタイル・アーティストとして
開いた展覧会をきっかけに
子ども達が遊ぶことで完成する
「集団ハンモック」の
リサーチを始める。 
1979年に国営沖縄記念公園で
初めてハンモックの遊具を発表し、
子ども達の人気を集める。
その後も世界各地で数々の作品を発表。

箱根・彫刻の森美術館にも
「ネットの森」として
子ども達に大評判だそうです。
大人は遊べないのが残念。

編み物はどうしても
女のてすさびものみたいな見方をされがち。

でも、この作品に出てくる
編み物はアートとして
自分の存在を主張しています。

そうそう、本作を上映する
シアター・イメージフォーラムでは
劇場を編んで装飾するプロジェクト
「ニッティング・シネマ」を立ち上げました。
糸でモチーフなどを編んで、
つなげて、編みぐるんでしまおうというもの。

残念ながら全3回予定のワークショップは
満席になってしまいました。

編みぐるまれた劇場で編み物の映画を観る。
なんかワクワクしますね。








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YARN 人生を彩る糸
監督/ウナ・ローレンツェン、脚本/クリスチャン・アロラ、ナレーション/バーバラ・キングソルヴァー「始まるところ」、撮影/イガ・ミクラー、製作/ヘザー・ミラード
出演
オレク、サーカス・シルクール、ティナ、堀内紀子
12月2日(土)[シアター]イメージフォーラムにてロードショー
2016年、アイスランド・ポーランド、英語・アイスランド語、ドキュメンタリー、76分、後援/アイスランド大使館、提供・配給/ミッドシップ+kinologue、http:// www.yarn-movie.com/

# by Mtonosama | 2017-11-16 05:45 | 映画 | Comments(4)

南瓜とマヨネーズ
-2-

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(c)魚喃キリコ祥伝社・2017『南瓜とマヨネーズ』製作委員会


若い女性といえば姪っ子の
ジャスミン位しか思い浮かばない150歳。
もうすぐ30歳の女子って
どんなんだったかなぁ。

自分?
自分は結婚を焦ってたような。
うん、あの時点で失敗したのか。
あ、どうしようもないことを――

音楽の夢を追いかける恋人せいいちと
昔の男ハギオとの間で揺れる
ツチダの心情をリアルに描き上げた
魚喃キリコの代表作「南瓜とマヨネーズ」。
90年代のユース・カルチャーの
バイブル的存在になった漫画。

それを
『パビリオン山椒魚』(’06)
『乱暴と待機』(‘10)
『ローリング』(’15)
の富永昌敬監督が映画化しました。

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6畳に3畳のキッチン付きの古い木造アパート。
坂の多い東京のはずれの住宅街。
音楽の夢を追いかけるせいいちは
休眠状態にあり、
ツチダはそんなせいいちを
支えようとしています。

ここで「神田川」のフレーズが
流れたりしたら、
もうしっかり70年代なんですけどね。

そうはならず
やくしまるえつこの
音楽監修と劇中歌が
良い味を添えていますからご安心を。
それにキッチン3畳とバストイレ付
というところは今風です。

さあ、どんなお話かというと――

ストーリー
ライブハウスで働くツチダは
同棲中の恋人せいいちが
ミュージシャンになる夢を叶えるため、
キャバクラで働き始めた。
もちろんせいいちには内緒。

一方、自分の抜けたバンドが
レコード会社と契約し、
代わりにグラビアアイドルを
ボーカルに迎えたことに
複雑な思いを持つせいいち。
彼もスランプに陥り、
仕事もせず、ダラダラと過ごしていた。

そんな時、ツチダは店に来た客から
もっと稼げる仕事があると
愛人契約を持ちかけられる。

ある晩、せいいちは
ツチダが隠していた
愛人からの金を見つけ、
ツチダがその男と体の関係を
持っていることを知り、
働きに出るようになる。

ツチダは再び
ライブハウスだけで働くように。
そんな折、
今も忘れられない昔の恋人ハギオに再会。
当時の思いがよみがえり、
ハギオとの関係に
のめりこんでいくツチダだった……

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ツチダは言います。
「わたしたちのこのありふれた平凡が
本当はとても壊れやすくて
なくさないでいることは奇跡」

うん、わかるよ。ツチダ。

一番大事な関係だったのに
それがなくなっちゃうんだよね。

恋愛だけじゃなく、
人生の様々な局面で
こんな想いを抱いてきたよなぁ。

お若い方々には
申し訳ないような気もしますが、
150年の人生を振り返らされてしまいました。

『南瓜とマヨネーズ』ファンの皆さん、
150歳がとんでもない感想を
抱いてしまって本当にごめんなさいね。






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南瓜とマヨネーズ
監督・脚本/富永昌敬、原作/魚喃キリコ「南瓜とマヨネーズ」(祥伝社フィールコミックス)、プロデューサー/甲斐真樹、撮影/月永雄太
出演
臼田あさ美、太賀、浅香航大、若葉竜也、大友律、清水くるみ、岡田サリオ、三石研、オダギリジョー
11月11日(土)全国ロードショー
2017年、93分、カラー、配給/シネスコ

# by Mtonosama | 2017-11-13 05:28 | 映画 | Comments(4)

南瓜とマヨネーズ
-1-

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(c)魚喃キリコ祥伝社・2017『南瓜とマヨネーズ』製作委員会


南瓜をつぶしてマヨネーズと和えると
美味しいですよね。
さらしたタマネギとハムも入れて
今夜は南瓜サラダにしよっと♪

マヨネーズ好きの試写室管理人は
ついついマヨを入れ過ぎるので
低脂肪ヨーグルトを混ぜて
カロリーを抑えるという
いじましいひと手間も
忘れないようにしないと。

あ、いえ、
料理の話ではありません。
『南瓜とマヨネーズ』
映画のタイトルです。

魚喃キリコ
(なななんキリコと読みます)
の人気漫画が映画化されました。

魚喃キリコ
1972年生まれ。
幼稚園の頃から漫画好き。
中・高生の頃から投稿を始めるが
全て落選。
その頃、岡崎京子の漫画を読み
影響を受ける。
1993年日本デザイン専門学校在学中に
描いた「hole」(「ガロ」掲載)で
デビュー。

自らの体験などをベースに
主に若い男女の恋愛模様を描く。
2002年「blue」が映画化。
主演は市川実日子、小西真奈美。
大友良英率いる
『blueバンド』に参加し、
サウンドトラックの演奏を行っている。
2004年にはblueバンドのライブも
行われた。

2006年『strawberry shortcakes』
が映画化。
『ストロベリーショートケイクス』
岩瀬 塔子の芸名で出演もしている。
好きな詩人は立原道造。
影響を受けた漫画は岡崎京子の『pink』。

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ご本人もとても美形の漫画家さんです。
管理人は少年漫画好きのため
あいにく
読んだことはなく、
ちょっと馴染みのない
作家さん。

まして、恋愛ものだしなぁ・・・
と若干引き気味に試写を観てきました。
150歳は恋愛という言葉が
ちょっと気恥ずかしいお年頃なのです。
ウフッ

だけど、オダギリジョーが出たし、
『走れ、絶望に追いつかれない速さで』
http://mtonosama.exblog.jp/25267024/
に出ていた太賀くんも出演していて、
まずは満足しました。

なんか女性恋愛漫画って
惚れたのはれたの
おまけにじっとりした
エッチなシーンもあったりして、
ちょっとなぁ、
だったんですけど。

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もしかして
ものすごい偏見かもしれませんが――

20代から30代後半にかけての
男女の生活を描いた映画って
妙にお洒落でチャラいか、
ああ、死んでしまいたい的深刻さで
ズブズブだったりしません?

いつまでも青春の中で
甘えていてはいけないと思いつつ、
ああ、またやっちまったぜぇ、な
どうしようもなさがあったり。

こんなこと思うのは
彼らの中にかつての自分を見るからなんでしょうね。
いえ、かつての自分どころか
150歳の自分の中にも
うまく処理できない
感情のもやもやがあったりします。

そう、
だから映画の中の情景が
2010年代ではなく
あの頃のように見えてしまうのかもしれません。

おや、
150歳の繰り言で前編が終わってしまいました。
どんなお話なんでしょうね。
続きは次回まで乞うご期待でございます。




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南瓜とマヨネーズ
監督・脚本/富永昌敬、原作/魚喃キリコ「南瓜とマヨネーズ」(祥伝社フィールコミックス)、プロデューサー/甲斐真樹、撮影/月永雄太
出演
臼田あさ美、太賀、浅香航大、若葉竜也、大友律、清水くるみ、岡田サリオ、三石研、オダギリジョー
11月11日(土)全国ロードショー
2017年、93分、カラー、配給/シネスコ

# by Mtonosama | 2017-11-10 06:22 | 映画 | Comments(2)