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殿様の試写室

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60歳のラブレター Love Letters at Sixty

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(C)2009「60歳のラブレター」フィルムパートナーズ

60歳のラブレター
LOVE LETTERS at SIXTY

恋とか愛は若い人の専売特許みたいな固定観念が、日本の社会には蔓延しておりまして
それは例えば映画を作る側にも、そして、それを観る側にもしみついております。
ところが「60歳のラブレター」では
50代から60代の初老?熟年?(形容詞が難しい…)カップル3組が主人公。
若くはない男女間の愛の物語を等身大に描いた映画ですが
これって今までになかったパターンではないでしょうか。

団塊の世代に属するこの年代は生まれた時から人数が多く
小中学校では1クラス60人近い同級生の間でもまれるという目にも会ってきましたし
高校時代にはリアルタイムでビートルズやローリングストーンズに触れ
大学時代はバリケード封鎖で授業を受けず
就職すればすぐに石油ショックでもみくちゃに
結婚して家庭を持てばニューファミリーともてはやされ
その後は順調に右肩上がりでやってきたものの
定年間際になって年金問題や不景気でふりまわされている世代。
つらい思いもしたけれど、良い思いもたくさんしてきた年代です。

人数が多いですから、その存在自体、主張性が高い、声がでかい。
というわけでもないでしょうが、アラ還という年齢でありながら
恋愛映画の主人公になってしまいました。
それも世代を反映してか、6人もの群像主人公です。

   主人公は団塊世代、監督は団塊Jr.世代の深川栄洋。
   まだ33歳と若い監督ですが、昭和30年代の空気をなぜかよく知っています。
   彼の初の劇場用長編映画「狼少女」(‘05)を観たとき
   「なんで、まだ生まれてもいない昭和の30年代を自分が体験したかのように描けるの!?」
   とびっくりしたものです。
   団塊Jr.の深川監督、団塊世代の愛の物語をどんな具合に料理してくれるのでしょう?

      《ストーリー》
      高度成長期、仕事一筋で大手ゼネコンの重役にまで上りつめた孝平に
      定年退職の日がやってきた。
      今後は恋人が経営する建設事務所で、共同経営者としてやっていくつもりだ。
      退職の今日も、祝膳を整えて待つ妻ちひろを思いやることなく恋人のマンションに直行。
      妊娠中の一人娘も退職祝いに駆けつけたが、孝平は帰宅しない。
      専業主婦のちひろは父が勧めた孝平と結婚して30年。
      文句ひとつ言わず家族のために尽くしてきたが、夫の退職を機に離婚を決意…

      ちひろが尾頭付きの鯛を買った魚屋の夫婦
      正彦と光江は口を開けば喧嘩ばかりしている。
      しかし、正彦が糖尿病になってからは、光江は夫の食事に気を遣い、
      毎晩二人でウォーキングも欠かさない。
      ある晩、正彦は楽器屋の店先にマーチンが飾られているのを見つける。
      マーチンと言えばポール・マッカートニーの弾いていたあのギター。
      その昔、正彦がビートルズのコピーバンドをしていた頃からの憧れの名器だ…

      その正彦が通う内科医の佐伯は5年前に妻を亡くし
      現在は中3の娘と2人暮らし。
      アメリカのTVドラマ「ベン・ケーシー」に憧れて医者になったが
      出世コースからは大きく外れてしまった。
      ところが、最近海外医療小説の監修のアルバイトを始め
      監修を依頼してきた翻訳家の麗子と会える日はなんとなく心が浮き立つ。
      麗子もまた、真面目で不器用な佐伯に好意を抱いていた…

つながりがないようでいて、どこかでつながる3組の男女。
みんなおじさんおばさんばかりだから、華やかでロマンチックな恋愛からは程遠い。

だけど、人生うまくいったと思っている男の意外な挫折感
取り柄といったらとことん憎ったらしいだけの女房の思わぬ病
静かではあるけれど華やぎのない人生に訪れた心ときめくひととき。

        これはもう老若問わず誰にでも訪れる人生の禍福。
        年齢に応じた事件や恋愛なんてないのかもしれません。
        新しい愛に出会うときも、古いつきあいに改めて気づくときも
        人は初めての体験のように心がときめくものなのかも。

試写室で殿の両隣の若い女性編集者がラストで大泣きしていました。
これはどうもアラ環世代だけの映画ではないようです。

60歳のラブレター

監督/深川栄洋、脚本/古沢良太
キャスト
中村雅俊/立花孝平、原田美枝子/立花(小山)ちひろ、井上順/佐伯静夫、
戸田恵子/長谷部麗子、イッセー尾形/松山正彦、綾戸智恵/松山光江
配給/松竹
5月16日(土)全国ロードショー
www.roku-love.com

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by mtonosama | 2009-04-23 05:41 | 映画 | Comments(8)
Commented by Tsugumi at 2009-04-23 08:26 x
これ映画館で予告みてみて見たいなぁと思った作品でした。
うちのだんな様アラ還です。。
でも英語字幕つきのDVDでたら一緒に見てみたいと思います。
Commented by mtonosama at 2009-04-23 18:29
Tsugumiさん
ありがとうございます。
英国アラ還のご主人さまにもよろしくお伝えください。

英語字幕つきのDVD出るといいですね。
Commented by ライスケーキ at 2009-04-23 21:33 x
3組のカップルのその後は如何に。  「60歳のラブレター」なんだからハッピーエンドなんでしょうね。  でも試写会のラストで大泣きだなんて、どんなラストなのかな。  これは一人でゆっくり見にいきたいですね。
Commented by mtonosama at 2009-04-24 06:44
一人でなどとおっしゃらず、是非是非おつれあい様とご一緒に
いらしてください(^_-)-☆。
Commented by すっとこ at 2009-04-25 05:35 x
ううむ。
これは観たい。
是非観たい。是非是非観たい。
是非是非夫と観たい。

が。

これを観て
ふと
「僕って恋愛してこなかったな」
惜しい人生だったかも、これから相手探さなくちゃ、
60歳からのトキメキが欲しいよーーーーー

と叫ばれたら♪困っちゃうなーの

ジャス還夫とアラ還妻の組み合わせなのであった。
Commented by mtonosama at 2009-04-25 06:07
アラ還妻さん、「バタバタと去って」行ったきり、スットコcityには
戻ってきませんね。なにかとてもお忙しそうですが。

「60歳のラブレター」。たまにはジャス還夫さんと観にいらしたら
いかがでせう。
トキメキはきっとアラ還妻さんに向けられますことよ。ホ・ホ・ホ
Commented by ひざ小僧 at 2009-04-25 11:17 x
中村雅俊の恋人役はだれなのでしょう? おしゃれすぎる髪型、役作りのためにはもちょっとダサくした方が良かったんじゃないの~なんて余計なお世話か!? 離婚を決意してるのに(そいでもって恋人の存在を嗅ぎ取っているのに)、退職の日に鯛の尾頭付きを買うかねえ~、と観る前から難癖をつけてしまいますが。
Commented by mtonosama at 2009-04-26 06:32
恋人役は原沙知絵です。
つっこみのひざ小僧さん。ひざ小僧さんや殿ならぜ~ったい
尾頭つきなんて買わないし、待っててなんてやらないよね。
会社一筋で浮気し放題の夫なんて。
でも、ちひろさん、離婚を決意したからこそ
尾頭つきで後を濁さずといきたかったんだろうに。

孝平!なぜに妻の気持ちをわかってやらぬっ(怒り)。
ちひろさん、夫を甘やかし過ぎたかな、とも思う。
こんな出来た妻いるかなぁ。

デスパレートな妻たちは素直じゃなくっていけないや