ブログトップ | ログイン

殿様の試写室

mtonosama.exblog.jp

殿が観た最新映画をいち早くお知らせ!

サンシャイン・クリーニング Sunshine Cleaning

f0165567_5361023.jpg

                   (C)2008 Big Beach LLC.
サンシャイン・クリーニング
Sunshine Cleaning

サンシャイン?
チアリーダー?
真っ白な歯並び?
「ああ、わかった。わかった。アメリカ映画ね」
と素通りするそこのあなた
ちょっと、ちょっと待ってください。

確かに、アメリカ映画ですが、「サンシャイン・クリーニング」
結構イケるんです。

床はもちろん、天井にまで飛び散った血と肉片…
最初から視線釘づけのショッキングなシーンです。
あ、ここで引かないでください。
これからなんですから。

      冒頭でつかまった殿は最後までしっかりはまりました。
      〈映画はつかみが肝心〉の生き証人みたいなものです。

        《ストーリー》
        ハイスクールではチアリーダー。みんなのアイドルだったローズも30歳を過ぎ
        男児一人を育てるシングルマザー。仕事はハウスキーパーです。
        さらに不倫相手は大学時代の同級生ですし
        妹のノラはいまだに自立できない不器用女で、バイト先で逆ギレしてクビに。
        二人の父親ジョーは年金生活者ですが、あやしげなお菓子の訪問販売も。
        そして、ローズの息子小学生のオスカーは、いうところの問題児で
        「窓際のトットちゃん」ならぬ《窓際のオスカー》に。
        (ええ、小学校を放校になりまして)
        家族の窮状を救うため、妹・ノラと一緒に始めた商売は
        なんと事件現場のハウスクリーニングだったのです…

ローズがハウスキーパーとして仕事に向かった先は
なんと高校時代の同級生の邸宅。
彼女、結構なキャリアの持ち主で、亭主もエリート。
まずは、ここで卑屈になりますよね。ふつう。
でも、かつてのアイドルとして、弱みは見せない。
「プロのハウスキーパーとして自信持ってるのよ」的、強気の会話で
その場をきりぬけるところが、なんともしみじみさせてくれます。
ローズを演じるエイミー・アダムス、いい味出してます。

高校時代の同級生って、懐かしいし、会えば、楽しいんだけど
30代くらいだと、ちょっと複雑…
結婚、仕事、夫、子どもetc.etc.
比較の対象が高校時代より、う~んと増えているから
当時のクラスメートとの位置関係にはかなりのズレが生じてきます。

でも、そこで、俯いていちゃあ、女としての沽券に係わる。
相手がセレブだろうと、良い仕事持っていようと
自分のおかれた状況にいまいち納得できていなくとも
女なら、きっちり太刀打ちしなけりゃなりません。
女の道は真剣勝負なんですもの。

     って、ローズ…
     いいなぁ、好きだなぁ。

さて、目を姉妹関係に転ずれば
「ねえ、ローズ。そこまでノラのことを背負いこんであげなくてもいいんじゃない?」
と言いたくなるその長女体質。
でも、わかるんです。これ。同じ長女として。
「私がしっかりしないとこの場を切り抜けることはできないのっ」
と無根拠に勢いこんでしまう悲しき長女のさが。
うなずいていただける長女の方、いらっしゃいます?

洋の東西を問わず、屈折した女の道を
クリスティン・ジェフズ監督と脚本のメ―ガン・ホリーという女性コンビが
さらりと描いています。
「わかる、わかる」とこの監督も苦笑いしながら撮ったんじゃないかな、と思えてきます。
ジェーン・カンピオンに続くニュージーランド出身の監督ですが、良い映画を撮ってくれました。

        メ―ガン・ホリーはラジオ番組に登場した死体現場清掃業者の話を聞き
        興味を持ったのがこの脚本を書いたきっかけなのだそうです。
        清掃業者は現場をかたづけるだけではなく
        遺族の心のケアも提供することに感心したのだとか。
        アメリカ版「おくりびと」ってとこですね。

失敗続きのローズとノラ。
どうなることかと、心配したけど
肉親の死でも、他人の死でも、死と真剣に関わっていると
人間変わっていくものなのかもしれません。

サンシャイン・クリーニング
監督/クリスティン・ジェフズ、脚本/メ―ガン・ホリー
キャスト
エイミー・アダムス/ローズ、エミリー・ブラント/ノラ、スティーブ・ザーン/マック、
アラン・アーキン/ジョー(父)
7月11日(土)より、シネクイント、TOHOシネマズシャンテ他にてロードショー
http://www.sunshine-cleaning.jp

ワンクリック、お願いします。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
にほんブログ村 映画ブログ 新作映画・試写会へ
にほんブログ村
♡ブログランキングに参加しています。いつも応援してくださってありがとうございます♡
by mtonosama | 2009-06-26 06:16 | Comments(10)
Commented by Tsugumi at 2009-06-26 06:41 x
こういう映画大好き

絶対見ます。

インフォメーションありがとうございます。
Commented by との at 2009-06-26 08:27 x
Tsugumiさん
ありがとうございます。

Tsugumiさんは確かおねえさんがいらっしゃったんでしたよね。
わたしは妹がいます…
Commented by すっとこ at 2009-06-26 09:30 x
殿様、文章ますます軽快にノッおられますね!
読んでて楽しいです。

さて以前聞いた話。
殺人事件のあった家を安く買って現場をクリーニングして
少し色つけて売って・・・を繰り返して
億万長者になった夫婦がありましたって。
アメリカならではのコロシの多い国ならではの話だと
思ってたらクリーニング専門業者さんが映画に
なったんですね!

長女と次女の関係、自分は次女なので
長女を苦しめることもあるのだろうか
   と思いながら

この映画は誰と行こう?
長女さんと行くと却ってわかりあえなくなるような気が
するので次女さんと行くのがいいのかなあ?
Commented by との at 2009-06-26 15:12 x
すっとこさん、おほめにあずかり光栄でございますm( )m

すこし色つけて売るって…
血のしみの上には赤かブラウンのペンキを塗る?

殺しのあった家を転売するといっても
近所のおしゃbりおばさんの
「あの家は先月だんなと奥さんが殺されたんだぁ」
(「奥さまは魔女」のサマンサの隣に住むおばさんのつもり)
みたいな噂みたいなものは不動産評価には関係ないのかな?


次女と観にいきますか?
じゃ、うちの妹なんぞいかがでありましょう。
Commented by ツボ at 2009-06-26 15:21 x
とても、面白そうな映画ですね。
チェックしておきます。
Commented by mtonosama at 2009-06-26 16:03
ツボさん
お立ち寄り下さりありがとうございます。

面白かったですよ~♪
Commented by ライスケーキ at 2009-06-26 23:25 x
「サンシャイン・クリーニング」って「死体現場清掃業」の事なんですね。。 日本じゃ殺人とか自殺のあった家を貸したり売ったりすると時は ちゃんと伝えないと法律違反になるらしい。 物件の価値が下がるから 自殺しても遺族がお金払わされたり大変らしいよ。 自殺する場所も考えなくちゃね。  これは近所の映画館で上映してくれるかな?
Commented by mtonosama at 2009-06-27 06:04
そうですか。「この家の妻が自殺したよ」とか、
いつかのセレブ殺人みたいに夫の遺体を分断したなんて
ことのあった家は物件価値が下がるんだ。
そりゃ、そうだろうな。

サンシャイン・クリーニングはローズの立ち上げた会社の名前です。

近所の映画館はどうかな?せめてH市まで足を運んだ方が。
Commented by Tsugumi at 2009-06-27 13:28 x
とのさん実は私にも妹おります。

そう私3姉妹の真ん中なんです。
Commented by との at 2009-06-28 17:46 x
おお、三姉妹の真ん中でしたか…

ご両親は大変でしたね(ん?)