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殿様の試写室

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シャネル&ストラヴィンスキー COCO CHANEL & IGOR STRAVINSKY -2-

シャネル&ストラヴィンスキー   -2-
COCO CHANEL & IGOR STRAVINSKY  

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                  ©EUROWIDE FILM PRODUCTION

さあ、「シャネル&ストラヴィンスキー」、いよいよ後編です。

ストーリー
1913年パリ。シャンゼリゼ劇場。

舞台ではイゴール・ストラヴィンスキー作曲の「春の祭典」初演が行われていました。
ところが、客席はブーイングの嵐。退席する人までいる始末です。
時代を先取りしすぎたその曲は20世紀初頭のパリ市民の理解を大きく超えていたのです。

その時、ココ・シャネルは劇場にいて、その斬新な音楽とバレエに陶然としていました。

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1920年。
恋人を事故で失い、悲しみにくれるシャネル。
ストラヴィンスキーもまたロシア革命の後、すべての財産を失い
パリで傷心の亡命生活を送っていました。
そんな2人が、共通の友人を通じて出会います。
既に、富と名声を手にしていたシャネルは
ストラヴィンスキーが作曲に専念できるようにと
郊外に所有する豪壮な別荘を提供するのでした。
ストラヴィンスキーはシャネルの厚意を受け入れ
胸を病む妻と4人の子どもたち共々、別荘へ移り住みます。

しかし、美と芸術を求めてやまないココとイゴールが
激しい恋情のとりこになるのは時間の問題でした…


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いやあ、ゴージャスな映画です。
シャネル社デザイナー、カール・ラガーフェルドがスーツやイブニングドレスをデザイン。
シャネル社は多くの衣裳やアクセサリーをこの作品のために貸し出しています。
また、別荘のインテリアには、ココ・シャネルの色である白と黒が多用され
シャネルのパッケージに見られるようなシャープな意匠で飾られています。

ココ・シャネルを演じたアナ・ムグラリスは2002年以来シャネルのミューズとして活躍中。
まさにシャネル尽くしの映画であります。
ちなみに、”シャネルのミューズとはデザイナーのイメージを具現化し、世間に広める
イメージモデル”のことだそうです。(Wikipedia)

そこだけとれば、シャネルのための一大PR映画といえなくもないのですが
ココ・シャネルという女性は一時代を画した偉大な存在、スーパースターです。

目と耳の保養としては恰好の映画でしょう。
映画を観た後、「春の祭典」のCDを引っ張り出して聴いてしまいました。
そうそう、殿の持っているCDは映画「ベルリン・フィルと子供たち」のサントラ盤なのですが
この映画で使われた「春の祭典」の音源はまさにこれ。
サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルによるものです。

ロシア革命を契機に結びついた女性デザイナーと作曲家、という内容も
センセーショナルで、20世紀初頭という時代の激しさを感じさせます。

そして、その恋は激しさゆえに短命に終わります。

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ココ・シャネルは孤独とひきかえに
一流デザイナーと一流経営者と芸術の守護神という位置を手にいれたのでしょうか。

しかし、一流であるということはつらいものです。
山の頂きに一人で立ち、四方から吹き付ける強風にも超然として居続けるということが
それを意味するのだとしたら。

おばあさんになっても挑戦し続けるシャネル、かっこいいです。
シャネルに拍手。パチ、パチ、パチ…

The End

シャネル&ストラヴィンスキー
監督/ヤン・クーネン、脚本/クリス・グリーンハルジュ、原作/クリス・グリーンハルジュ「Coco & Igor」(‘03)
出演
マッツ・ミケルセン/イゴール・ストラヴィンスキー、アナ・ムグラリス/ココ・シャネル、エレーナ・モロゾアヴァ/カトリーヌ・ストラヴィンスキー、ナターシャ・リンディンガー/ミシア・セール
1月16日(土)シネスイッチ銀座、Bunkamuraル・シネマ他全国ロードショー
2009年、フランス、119分、提供・配給/ヘキサゴン・ピクチャーズ
www.chanel-movie.com


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♡1月13日に更新しました。いつも応援してくださって、ありがとうございます♡
by mtonosama | 2010-01-13 06:01 | Comments(12)
Commented by Tsugumi at 2010-01-13 08:11 x
とのさんの解説にもう見に行く気満々の私です。。。

だんな様には申し訳ないので一人で見に行くかも。。。
Commented by mtonosama at 2010-01-13 09:29
♡Tsugumiさん

お~~~、ありがとうございます♡
CHANELの5番誕生についても描かれていますから
メイクアップアーティストとして必見かも。
ダンスシーンもあるので、そちらでも楽しめます♪
Commented by すっとこ at 2010-01-13 14:12 x
うぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおお!

殿様ブログがランキング1位に帰り咲きましたぞぉぉぉおおおおお!

シャネルの伝記読んでます。
孤児院と修道院育ちだったことを終生カムフラージュ
しようとしたらしいのですが彼女の好む黒と白、あるいは
黒とベージュは修道院の色で彼女の色彩感覚に決定的
に影響を与えたのでは、と推測されてるとか。

ま、そんなことより
ココさんのファッションはこれまでの淑女服ルールを
ことごとく破ったために“皆殺しのドレス”とジャーナリスト
が命名したらしい。くくくーーーカッコえなあ。
いっぱいモテてエエなあ。

シャネル好きな妹と観に行こうかな。
あ、縁切ってたんだった。
Commented by mtonosama at 2010-01-13 17:21
♡すっとこさんや

今までにもましての雄叫び。ありがとうございます。
今後とも応援をよろしくお願い申し上げます。

な~~るほど、白と黒は修道院カラーですか。
納得です。

彼女、つきあった殿方(ちょっと大人でしょ?)の仕事服の素材を
その「皆殺しのドレス」に応用したそうですね。

別れても、死なれても、
つきあった殿方の存在を決して無駄にしない。

ジャージ素材を女性の服に利用したのもシャネルの才覚だとか。
そりゃ、着やすいですわねぇ。
動きやすい素材で、動きやすいデザイン。
ココはん、革命児ですわ。
Commented by ライスケーキ at 2010-01-13 22:18 x
だからさ、「激しい恋情のとりこ」になんかなっちゃダメって言ってるでしょ。   まぁ、だいたいこういうシチュエーションだと「恋の炎がメラメラ」と言うのがお決まりだけど。 2人とも「芸術家として名をなした」と言うのが凡人と違うわね。  「春の祭典」私も聞いてみます。
Commented by mtonosama at 2010-01-14 07:03
♡ライスケーキさん

いつもいつも激しい恋情のとりこになっていては
身も心ももちませんが、長い人生、一度か二度は、いえ、
三度か四度は、そんなことがあってもいいような♪

シャネルって1971年、87歳で亡くなったんだけど、
一人で生きて、一人で死んでいったんだもの。
命短し(?)、恋せよ乙女、でございます♡
Commented by suzuki at 2010-01-14 12:31 x
うぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおオ!

殿様ブログがランキング1位に帰り咲きましたぞぉぉぉおおおおおオ!

すっとこさんのまねをしました。

すみません。
第二弾で春の祭典の評価が公にされるのでしたね。
早まってしまいました。

しかし、殿様の巧みな文章力で本当に見た気にさせられてしまいます。
Commented by mtonosama at 2010-01-14 14:34
♡suzuさん

いやぁ、ホントにすっとこさんかと思った。

suzuさん、「ベルリン・フィルと子どもたち」観ました?
これ、ダンスとドイツ語、1粒で2度おいしい映画でしたよ。

あ、サイモン・ラトルは英語しゃべってますが。
Commented by Tsugumi at 2010-01-15 11:24 x
今回殿様のお住まいの近く?(神奈川県)に泊まり

とのさんの感性を感じられました。。。

本当か~~?(爆)
Commented by mtonosama at 2010-01-15 13:30
♡Tsugumiさん

ひえ~~!
風邪うつりますよ~~。
いま、臥せってますから(泣く)。

新横浜に泊られたんですよね?
だったら、そこまでは風邪菌、飛んでかないでしょう。
もう少し、奥地に住んでますから(笑い)。
Commented by matatabitorajiro at 2010-01-16 00:09
シャネルの映画にシャネルが衣装提供。
うーんゴージャスですね。
関係ないですが
ラガーフェルドって、いつも高い襟のシャツを着てて
不思議ですよね^^
Commented by mtonosama at 2010-01-16 06:19
♡寅二郎さん

ラガーフェルドさんは、ハイカラさんだから
ハイカラーなシャツ着てるんでしょう(って、なんのひねりもないこと
言って、ゴメンナサイ<(_ _)>)

シャネルという、その言葉の響きも丸いし、
フワフワ~としたイメージを連想してしまいます。
なのに、ラガーフェルドさん、顔も四角いし
ドイツ人だから名前も四角いし
なんかシャネルにそぐわない感じです。
でも、顔の形でデザイナーになるわけじゃないですものね。
ラガーフェルドさん、ごめんなさい<(_ _)>