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ペルシャ猫を誰も知らない -1- No One Knows About Persian Cats

ペルシャ猫を誰も知らない 
                           -1-

      Kasi Az Gorbehayeh Irani Khabar Nadareh
         No One Knows About Persian Cats

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ペルシャ猫という言葉にひかれて、ここへ遊びに来て下さった猫好きの皆さま、ごめんなさい。
猫の映画ではありません。
「ペルシャ猫を誰も知らない」というどことなく楽しげなタイトルに魅かれた方も、
ごめんなさい。少し深刻な映画です。
旅行の好きな方、ピンポ~ンです。
テヘラン市内なんて、この映画でしか観られません。
音楽好きな方も大正解でした♪
この映画はイランの首都テヘランに暮らす若いミュージシャンたちを描き、
第62回カンヌ国際映画祭<ある視点>審査員特別賞を受賞した作品です。

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タイトルのペルシャ猫というのはミュージシャンである映画の主人公のこと。

イランでは犬も猫も外に連れ出すことができません。
映画の中にもありましたが、
犬を車に乗せていた主人公は警官に停車命令を出されました。
ペットを連れ歩くことが禁止されているからです。
犬や猫は本当はとても国民に愛されているのですが、
イランでは家の中でしか飼うことができません。
それって国家に規制された音楽を演奏するミュージシャンそのまんま。
愛されているのに、表だって演奏することができないんですから、
可愛くて、散歩させたいのに、外に連れ出せないペットと同じです。

ペルシャ猫はターキッシュアンゴラとペルシャ土着の猫を交配させて生まれたと
いわれるようにイランに源を持つ猫。映画のタイトルとしては最高です。

ペルシア、ペルシャ (ギリシャ語 Περσία Persia) は、現在のイランを表す古名。
漢名は波斯(はし)・波斯国(はしこく)。波斯と書いてペルシアと読ませることもある。
かつてイランに対する外国からの呼び名として「ペルシア」が用いられたが、
1935年3月21日に「イラン」に改めるよう諸外国に要請したものの混乱が見られ、
1959年、研究者らの主張によりイランとペルシアは代替可能な名称と定めた。

その後1979年のイラン・イスラーム革命によってイスラーム共和国の名を用いる一方、
国名はイランと定められた。
歴史的には、古代ペルシアのパールサ地方 Pârsâ のこと。(パールサ、パールサ・・・ペルシャ)
語源は騎馬者を意味するパールス Pârs。
ギリシャ語ではペルシス (Πέρσις Persis) と呼ばれ、
現代イランでファールス地方にあたる。
ペルシアに相当する日本語や諸外国で表記される語は、現代のペルシア語ではイラン、
またはパールサの現代形のファールスと呼ばれている語である。
ペルシア湾をファールス湾(ペルシア語:یج فارس khalij-e fārs)、
ペルシア語をファールス語(ファールスィー ペルシア語:فارسى‎ fārsi)に
相当する現代のペルシア語で呼ばれる。
また、この地に興ったペルシア帝国と呼ばれる諸王朝のこと。
ただし、同じ地に興ったパルティア(アルシャク朝)はペルシアとは語源的に無関係である。
イランの文化や特産物に対する呼び名としても使われる。(Wikipediaより)

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さて、イランの音楽事情です。
ポップミュージックの規制が厳しいイランでも音楽好きな若者は大勢います。
禁止されればされるほど夢中になってしまうのは、いずこも同じですね。
とのはイラン・イスラム革命時の指導者ホメイニ師の厳しい顔つきが
頭にこびりついているため、
イランでは街中をラクダが闊歩し、市民はターバンを巻き、
礼拝時間になると一斉にお祈りを始めるんだろう、と思っていましたが―――
いえいえ、とんでもない。
この映画に映し出されたテヘラン市内は思ったより近代的な街でした。
若者たちは東京やNYと同じようなファッションですし、
ロック、ブルース、ヒップホップ、ラップ…
イランのアンダーグラウンドなミュージック・シーン(そのステージこそ東京やNYとは違いましたが)も
厳格なお国柄とは違って、なかなかカラフルなもの。

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本作を監督したバフマン・ゴバディ氏は42歳のクルド人です。
過去4作の長編映画はすべてクルド地方を舞台にしたものでした。
そこにあった風景は緑のない黄土色の山ばかりの世界でした。

そのゴバディ監督の撮ったテヘラン市内を舞台にしたミュージシャンの映画。
さてさて、いったいどんなお話なのでしょう。


                        To be continued.
 
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♪7月7日に更新しました。いつも応援してくださってありがとうございます♪

ペルシャ猫を誰も知らない

監督/バフマン・ゴバディ、脚本/バフマン・ゴバディ、ロクサナ・サベリ、ホセイン・アプケナール、撮影/ハイェデー・サフィヤリ
出演
ネガル・シャガギ/ネガル、アシュカン・クーシャンネジャード/アシュカン、ハメッド・べーダード/ナデル、その他テヘランのミュージシャンたち
8月7日(土)ユーロスペースほか全国順次ロードショー、他全国順次公開
2009年、イラン、カラー、106分、配給/ムヴィオラ
http://www.persian-neko.com/

by mtonosama | 2010-07-07 06:47 | 映画 | Comments(8)
Commented by ライスケーキ at 2010-07-07 17:48 x
バールサ、バールス、ファールス、ペルシス・・・。
何が何だかわかりませぬが。
犬も猫も外に連れ出せない・・・。
どうしてだかわかりませぬが。
分からないだらけの中で、ゴバディ監督はイランの若者をどのように描いているのかな。
お手並み拝見!!
Commented by mtonosama at 2010-07-07 22:25
♪ライスケーキさん

なんかね、犬も猫もうちで飼う分にはいいんですって。
わかりませんねぇ。

でも、若者はどこの国も同じだと思います。
Commented by すっとこ at 2010-07-07 22:30 x
ふぅぅぅぅぅぅううううううううーーーーーん!

理由がよくわからんですねえ、
犬や猫を外に出せない、って。
繁殖はどうするのでしょうか。
散歩は?

あ、それはこの映画の内容とは関係なかったんでした。

ササン朝ペルシャ・・・
憧れたなあ、そんな字の響き。
Commented by mtonosama at 2010-07-08 05:39
♪すっとこさん

そうでしょ、そうでしょ。
ペルシャって素敵な響きですよね。
なんかゴージャスな雰囲気だし。
男の子(3番目の画像の左側)もこゆ~い顔で良いよね♪



Commented by Tsugumi at 2010-07-08 07:28 x
ついこの間まで家でもワンコ達家の中で飼っていましたが・・Pubオープンとともに外のドックランに移動となりました。。

とのさんのお勧め映画いつも魅力的ですが夫婦で見れないのが難点です。。。
Commented by mtonosama at 2010-07-08 14:35
♪Tsugumiさん

太郎ちゃんたち、外に出ることになったんですか?
日本ならでは、ですね。
でも、最近日本ではイラン風に室内で飼うことが多いです。
ま、散歩には出られるけど(笑)
Commented by hanahanaup at 2010-07-08 17:09
あああ。
このテイストは気になりますね!
イラン、わたしにはまったく知識のない国!
こういうエキゾチックな国の若者のカルチャーってとっても興味あり。
制限されると、爆発したくなる!?
若者の性・・・かしら。
どきどき。
Commented by mtonosama at 2010-07-08 19:31
♪hanaさん

ですよね。
ペルシャって、妙に気になります。
いつかのレバノンもそうだけど、
自分と違う濃~い顔に憧れるからでしょうか(苦笑)。