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殿様の試写室

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小さな村の小さなダンサー -2- The Ballets Performed in Mao’s Last Dancer

小さな村の
小さなダンサー
-2-
The Ballets Performed in Mao’s Last Dancer

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               (c) Last Dancer Pty Ltd and Screen Australia

黄砂舞う中国の小さな村から、
さえないスーツと中国共産党より選ばれし者のしるしである赤いネクタイを締めて
NYの空港に到着した青年。

セピア色といえば聞こえがいいけれど
なにもかも茶色っぽい中国とカラフルな70年代のアメリカ。

リー青年が感じたであろうカルチャーショックと
中国とアメリカとの色の対比が興味深いです。

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ブルース・ベレスフォード監督のこの映画、
体制の違いへのとまどいはあっても、東洋への蔑視がないところに好感を持てる作品です。
(「ザ・コーヴ」以来、日本や東洋の描き方に神経質になっているもので…)
さあ、どんなお話なのでしょうか。

ストーリー
中国山東省の小さな村に生まれたリーは村中を元気にはねまわる活発な少年。
優しい両親や大勢の兄弟たちと共に、貧しいけれど楽しい少年時代を過ごしていました。
リーが11歳になったある日のことです。村の学校に北京から役人たちがやってきました。
彼らは、毛沢東夫人で元女優の江青が文化政策として始めたバレエというダンスの英才を
国中から探し出すために送りこまれた使節団でした。
そこで選ばれたリーは村中の喜びと両親の涙を背に北京へと旅立ちます。
これから先いつ帰れるかもわからない長い旅路です。

大都会・北京の舞踏学校に入学したリー。
厳しいレッスンと仲間たちとの寄宿舎生活とが彼を待ち受けていました。
愛国心をあおる特訓に反発するリー。
彼は同じ境遇の仲間たちや優しいチェン先生の励ましによって、
いやいやバレエを続けるだけの落ちこぼれ生徒でした。

数年後、チェン先生は隠し持っていたクラシックバレエのビデオをリーに貸し与えました。
夜の視聴覚室で仲間たちと密かにビデオを観るリー。
彼は初めて観る本物のバレエの素晴らしさに感動し、
生まれ変わったように真剣にレッスンにとりくむのでした。

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ところが、ある日、チェン先生は江青の文化政策に逆らったという疑惑をかけられ、
拘束されてしまいます。
チェン先生が乗せられた護送車を深い悲しみをこらえて見送るリー ―― 

時は移り、江青達四人組は断罪され、国内は改革開放政策が実現されようとしていました。
青年となったリーに思わぬチャンスが舞い込みました。
訪中したアメリカのバレエ団の招きで、彼はヒューストンのバレエ団での研修に
参加することになったのです。
バレエ団主任のベンの家で暮らしながらレッスンを続けるリー。
次第に頭角を現し始めたリーはけがをしたダンサーの代役をつとめ、大人気を博します。
バレエ・ダンサーとして認められ始めた彼は、同じダンサーのエリザベスと出会い、
恋に落ちます。そして、結婚、リーは亡命を決意するのですが……

政治的にも、文化的にもまったく異質な国に足を踏み入れた中国青年のとまどいと
心の動きが興味深く、ついつい前のめりになる映画です。
70年代の中国とアメリカの対比や、東洋と西洋の結婚観の違いも、ウンウン、
うなずくところが多いですねぇ。
弁護士を演じたカイル・マクラクランも相変わらずクールで、眉間の皺も素敵でした。
いえいえ、そんなとのの個人的嗜好は別にしても、
「白鳥の湖」「ジゼル」「春の祭典」そして中国バレエなどのバレエ・シーンも
たっぷり堪能できます。

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亡命の際、中国領事館に監禁され、あわや強制送還か ――
緊迫感みなぎるシーンに息を呑み、
バレエシーンに心奪われ、
70年代のアメリカと中国に想いを馳せる。

見どころ満載の映画です。
バレエ好きのとのの独断で選んだわけではないので、どうぞ安心してご覧ください。

                            

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♪7月16日に更新しました。いつも応援ありがとうございます♪

小さな村の小さなダンサー
監督/ブルース・ベレスフォード、原作/「小さな村の小さなダンサー」(リー・ツンシン著、井上実訳、徳間文庫)、プロデューサー/ジェイン・スコット、脚本/ジャン・サルディ、撮影監督/ピーター・ジェイムス(ACS,ASC)
出演
ツァオ・チー/リー、グオ・チャンウ/リー(青年時代)、ホアン・ウエン・ビン/リー(子供時代)、ブルース・グリーンウッド/ベン、カイル・マクラクラン/弁護士、アマンダ・シュル/エリザベス、ジョアン・チェン/母、ワン・シャオ・パオ/父、エイデン・ヤング/ディルワース、マデレーン・イーストー/ローリー、カミリア・ヴェルゴティス/メアリー、ペンネ・ハックフォース・ジョーンズ/シンシア・ドッズ、ジャック・トンプソン/判事
8月Bunkamuraル・シネマ、シネスイッチ銀座他、全国順次ロードショー
2009年、オーストラリア映画、117分、配給/ヘキサゴン
http://chiisanadancer.com

by mtonosama | 2010-07-16 05:18 | 映画 | Comments(7)
Commented by すっとこ at 2010-07-16 11:58 x
んまままままままままままままままままぁぁぁぁああ!

なんと
カイル・マクラクランですと!

”Dune:砂の惑星”
そして何といっても
”ツインピークス”での
彼の美しさといったら、なかったです。

カイルにひかれて
観に行きたいです!!
Commented by ライスケーキ at 2010-07-16 21:24 x
私もカイル・マクラクランに会いにこの作品見たいです。
久しぶりですねぇ。
「眉間の皺も素敵」だなんて殿様役得ですね。

何かバレエ・ダンサーの話はどこかに行っちゃいましたけどね。
Commented by Tsugumi at 2010-07-16 21:24 x
殿様のレビューに身をのりだしてしまいました。

これは是非見に行きたい。。。

しかしチャンスはあるのだろうか。。。
Commented by mtonosama at 2010-07-18 21:12
♪すっとこさん

お伊勢参りをしていてリコメ遅れました。ごめんなさい。
すっとこさんもカイル気になります?
あらら、ライバル出現ですわ。
Commented by mtonosama at 2010-07-18 21:14
♪ライスケーキさん

バレエの方も気にしてくださいな(笑)
Commented by mtonosama at 2010-07-18 21:18
♪Tsugumiさん

身を乗り出してまで… ウウウ(泣)
ありがとうございます。
ご覧になれるといいのですが。
Commented at 2010-07-23 01:44 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。