ブログトップ | ログイン

殿様の試写室

mtonosama.exblog.jp

殿が観た最新映画をいち早くお知らせ!

トスカーナの贋作 -1- Copie Conforme

           トスカーナの贋作 -1-
                     Copie Conforme

f0165567_5265279.jpg


                   (C)Laurent Thurin-Nal / MK2

よくわからない映画でした……

と、いきなり観る気をそぐようなことを言って申し訳ありません。
いえ、映画って、
一体なにを言いたいのかよくわからないのだけれど、
やけに印象に残るものがあるなぁ、と思いまして。

とのの場合はこの「トスカーナの贋作」がよくわからないけれど印象に残る映画という
カテゴリーに加わりました。今までここに属していたのは「去年マリエンバートで」です。

    「去年マリエンバートで」の内容については、ヨーロッパのお城のようなどこかの庭園で
    男と女が訳のわからないことを話しているよ、という位の記憶しかありません。
    しかし、その階段風の庭園の光と影がやたら印象的で、今もパッと脳裏に花開きます。

Wikipediaによればモノクロ映画だったらしいのですが、
そうは思えないほど色彩を感じさせ、明暗のはっきりした作品でした。
言ってみれば、せりふつきの絵画ですか。
去年マリエンバートで」(L'Année dernière à Marienbad)は、1961年公開のフランス・
イタリア合作映画。アラン・ロブ=グリエによる脚本をアラン・レネが監督したモノクロ映画である。1961年、ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞受賞。日本公開は1964年5月。
脚本のロブ=グリエ自身の言によれば、黒澤明監督の『羅生門』に触発されて作られた作品である。より正確に言うならば、芥川龍之介の『藪の中』を下敷きにした作品群の一つといえる。
ココ・シャネルが衣装をデザインしたことでも有名。(Wikipediaより)

     え~?!「羅生門」?「藪の中」?そんなふうにはまったくもって見えませんでした!
     もう一度観るともっと響いてくるものがあるかもしれません。
     でも、最初観たときに「拒絶されてしまった」感を持ってしまったので、
     敬して遠ざけさせていただくこととします。
     ま、いずれに日にかもう一度観ることもあるかもしれませんが。

f0165567_5441123.jpg


トスカーナの贋作」はアッバス・キアロスタミ監督が母国イランを離れ、
初めてイタリアで撮影した作品です。
このトスカーナという地名にひっぱられて鑑賞したとのが浅はかでした。
キアロスタミ監督の投げかけてくるテーマは、
舞台が、イランの岩山からトスカーナの田園に移ろうとなんら変わることはなく、
常に変化球なのです。
受け止めることはなかなかに大変です。
(原題の“Copie Conforme”は「認証された贋作」という意味だそうで、
トスカーナなんて言葉はどこにもありませんし)

キアロスタミ監督は2003年に小津安二郎生誕100年を記念した
「5 five~小津安二郎に捧げる」を撮っていますが、
本作では小津の手法を活用しているそうですよ。
「去年マリエンバートで」も「トスカーナの贋作」も、
日本の作品や監督から影響を受けているようですが、
日本という国が発するシグナルは外国人の目を通すと随分変わってしまうものですね。
ま、これもCool Japanということで良しとしますか。

イラン人のキアロスタミ監督イタリア・トスカーナを舞台に
フランスの女優ジュリエット・ビノシュイギリス人バリトン歌手ウィリアム・シメル
起用した「トスカーナの贋作」。なんともグローバルではありませんか!
一体どんなお話なのでしょう?乞うご期待であります。 
                             

トスカーナの贋作
監督/アッバス・キアロスタミ、オリジナル脚本/アッバス・キアロスタミ、脚色/マスメ・ラヒジ、
撮影監督/ルカ・ビガッツィ、製作総指揮/ガエターノ・ダニエル、製作/マラン・カルミッツ、ナタニエル・カルミッツ、シャルル・ジリベール、アンジェロ・バルバガッロ
出演
ジュリエット・ビノシュ/彼女、ウィリアム・シメル/ジェームズ・ミラー、ジャン=クロード・カリエール/広場の男、アガット・ナタンソン/広場の女、ジャンナ・ジャンケッティ/カフェの主人、アドリアン・モア/息子、アンジェロ・バルバガッロ/通訳、アンドレア・ラウレンツィ/ガイド、フィリッポ・トロイアーノ/花婿、マニュエラ・バルシメッリ/花嫁、ルチニャーノの住民
2月19日(土)より、ユーロスペースにて公開(全国順次)
2010年、フランス・イタリア合作、106分、配給/ユーロスペース
http://www.toscana-gansaku.com/

ブログランキングに参加しています。
今日もポチッとお願いします。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
にほんブログ村 映画ブログ 新作映画・試写会へ
にほんブログ村
♪1月29日に更新しました。いつも応援してくださってありがとうございます♪
by mtonosama | 2011-01-29 06:04 | 映画 | Comments(6)
Commented by Tsugumi at 2011-01-29 07:29 x
私映画は単純明解なものが好きです。

とのさまがなにをいってるのかさっぱり分からないといっているという映画、私ならきっともっとちんぷんかんぷんでしょう(爆)
Commented by leoleo at 2011-01-29 14:22 x
ジュリエット・ビノシュ、久しぶりですね。
私が映画を観ていないだけ?
いつも深みのある演技をみせてくれる女優さん・・・
今回は、どうでしたか?
Commented by mtonosama at 2011-01-29 16:17
♪Tsugumiさん

なんかキツネにつままれたような気分になりました。
たまにはこんな映画もいいと思いますが…
な~んて、負け惜しみかも(苦笑)
Commented by mtonosama at 2011-01-29 16:21
♪leoleoさん

ジュリエット・ビノシュって、美人でもないし、かわいくもないし、
以前はそんなに好きな女優さんじゃありませんでした。
自分のことは棚にあげて、ですけど(笑)

でも、やはり味のある女優ですよね。
Commented by ライスクーキ at 2011-01-29 21:10 x
殿様が よく分からないって言う映画ってどんなの? って言う点で興味あります。ジュリエット・ビノシュは彼女の元彼がステキだった と言う印象しかありません。
Commented by mtonosama at 2011-01-30 07:06
♪ライスケーキさん

え?え?っていう映画なんですよね。
映画を観終わってからも、首をかしげる不思議感。
こういう映画、意外と良いかも・・・です♪