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殿様の試写室

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まほろ駅前多田便利軒 -2-

   まほろ駅前多田便利軒 -2-

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                  ©2011 「まほろ駅前多田便利軒」製作委員会

30代のバツ一イケメンはじめ、
自称コロンビア人娼婦、
昔無口な中学生・行天の元妻で、現在は女性と暮らしているワケあり女医、
母親の前と多田便利軒2人の前とではまるっきり態度の違う小生意気な小学生、
そんな息子の塾への送り迎えを便利屋に頼む母親…

とまあ、おかしな人々が登場して繰り広げる便利屋さんの春夏秋冬。

ネットを覗くと、便利屋さんのところには、
ゴミ屋敷スピード解決》《生活応援のプロフェッショナル・町の便利屋さん
などのキャッチフレーズが並び、
不要品回収から、引越・片付け、解体工事、ハウスクリーニング、遺品整理etcと様々なこと
をお願いできるようです。

「お困りごとはアフターケアも万全の多田便利軒へ」
多田便利軒でも、こんなキャッチフレーズでお客さんを呼びこんでいますが、
さて、どんな仕事ぶりを見せてくれるのでしょう。

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ストーリー
東京から神奈川へつきだした街。
東京都「まほろ」市ではなく神奈川県「まほろ」市だと思いこんでる人が結構多い街。
多田啓介はそんなまほろ市の駅前で便利屋・多田便利軒を営んでいます。
今日の仕事はチワワを預かること。「ほんとは生き物は預からないんですけどね」などと
言いながら、旅行に出かける間だけというワケあり風な女性の依頼を受けたのでした。

正月、常連客の依頼で出かけた帰り路、預かったチワワが逃亡。
必死に探し回る多田の前に、チワワを抱いた男が現れます。
それは中学時代の同級生・行天春彦。昔から変なヤツでしたが、30歳を過ぎた今もまだ変でした。
10数年ぶりの再会にもかかわらず、いきなり「今晩泊めてくれ」ときたのですから。
「今晩だけだぞ」と応じる案外気の良い多田。

翌日、多田は行天と一緒にチワワを返却に行きます。
ところが、依頼人の家には人の気配がありません。夜逃げ!
行天の機転で行き先を突き止めることができましたが、今度は依頼人の娘から
「優しい飼い主を探してください」と頼まれてしまいます。
チワワと帰ろうとする多田にくっついてくる行天。
「なんで来るの?」
「え?オレのことは捨てちゃうわけ?」
こうして、多田と行天とチワワの共同生活が始まりました。

ある日、チワワを飼いたいという自称コロンビア人娼婦のルルとそのルームメイトのハイシーが
事務所に。
ヤクの売人を恋人に持つルルにはチワワを渡せないと断る多田。
ところが、行天は売人と手を切ることを交換条件にチワワを渡すことを、勝手に約束してしまいます。
行天は怒る多田に、
「犬は必要とする人に飼われるのが一番幸せなんだ」

小学生・由良の塾の送迎を依頼された多田便利軒。
親に愛されたことのない由良は生意気な口をききながらも次第に2人になついていきます。
しかし、由良は密かにヤクの運搬に関わっていたのでした。
事情を知った多田はヤクの元締めと取引し、由良の解放に成功します。

「親が最初からいないのと、親に無視され続けるのとどっちがマシだと思う?」
と問う由良に、
「自分には与えられなかったものを、新しく誰かに与えることはできるよ」
と答えた多田。
由良が理解できたかどうかはわからないが…


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便利屋さんの1年。
仕事をして、「はい、さようなら」じゃないんです。

おとうさんの会社が倒産するかして、一軒家から安アパートへ夜逃げ。
可愛がってた犬も飼えなくなった小学生女児。
快適な住まいはあっても、愛することを知らない母親に育てられた小学生男児。
便利屋の仕事の背景にはさまざまなドラマがあります。

多田と行天。友だちと呼ぶにはまだまだお互い知らない部分が多過ぎるようですが、
多田がまじめだけど、融通の利かない頑固者だとしたら、
行天は調子の良い無責任男に見えながら、機転の働く案外良いヤツだったりして、
2人はとても良い相棒に見えます。

春夏秋冬とともに展開するエピソードですが、
どれもみな余韻を持って、次の季節へと移っていきます。
ひとりひとりの人生が或る季節でおしまいということはなく、また続いていくのと同じです。
おしまいになったとしても、その人生はまた誰かの中で形を変えて続いていくのでしょう。
きっと――

行天を演じる松田龍平がラストでふわふわだらだらと走るシーンが、
カッコ悪いのに、なぜか魅かれてしまいました。原作も読んでみたくなったとのです。

                              

まほろ駅前多田便利軒
監督・脚本/大森立嗣、原作/三浦しをん、撮影/大塚亮、録音/加藤大和、編集/普島信一、照明/木村明生、美術/原田満生、音楽/岸田繁(くるり)
出演
瑛太/多田啓介、松田龍平(行天春彦)、片岡礼子(ルル)、鈴木杏(ハイシー)、本上まなみ(三峯凪子)、柄本佑(山下)、横山幸汰(由良)、梅沢昌代(山下の母)、大森南朋(囲炉裏屋亭主・山田)、松尾スズキ(シンちゃん)、磨赤児(岡)、高良健吾(星)、岸部一徳(早坂)
4月23日(土)新宿ピカデリー、有楽町スバル座、渋谷ユーロスペース他 全国ロードショー
配給/アスミック・エース、http://mahoro.asmik-ace.co.jp/


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☆3月30日に更新しました。いつも応援ありがとうございます☆
by mtonosama | 2011-03-30 05:38 | 映画 | Comments(6)
Commented by すっとこ at 2011-03-30 16:23 x
お久しぶりでございます。
ご無沙汰しておりました。

大変な日本ですけれど
「普通と変わらなくできるところは
普通と変わらなく過ごす」
のもアリかと思ったりしてるものですから

殿様試写室がこのように
変わらずに開いているのが
なんだか
とってもとっても
嬉しいんです。

週間文春の読者だもので
この小説、現在の続編も時々読んでいます。

ううむ、映像化するとこうなるのか。
行天を、活字の中ではもっとひょろーーーっと
背の高い奴を想定しておりました。

帰りの機内でこれやってくんないかな・・・。
Commented by mtonosama at 2011-03-30 20:25
♪すっとこさん

おお、すっとこさん!
パソコン環境、整いましたか!?

地震から2週間くらい、暗~くなっておりましたが、
被災にあっていないなら、せめて通常通りにせねばばらないのではないか、
と考え直したとのでございます。

被害を受けていない人間が、鬱々としていては何も始まりませんもんね。

何かできることを考えついたら、教えてくださいませ。
Commented by ライスケーキ at 2011-03-30 22:29 x
便利屋さんいろいろな人生に関わっていくのですね。結婚式で「偽家族」を演じることもあるらしい。 でも、どんな人だかわからないから頼むのにも勇気がいる。 多田君と行天君は、なかなか魅力的な便利屋さんみたいですね。
Commented by mtonosama at 2011-03-31 05:57
♪ライスケーキさん

こんな便利屋さんがいたら、やってもらいたいことのリスト
作って、毎週よんでしまうかも^_^;
Commented by Tsugumi at 2011-04-03 07:35 x
便利屋さん震災地方にもいるらしいですよ。
と福島で震災した友人が申しておりました。

便利屋さん頑張ってください。
Commented by mtonosama at 2011-04-04 05:51
♪Tsugumiさん

福島で被災なさったお友達がいらしたのですね。
私の友人も原発圏内で屋内退避しています。

便利屋さん、がんばって!
そして、被災なさった皆さまに早く平穏な日々が戻ってきますように。