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殿様の試写室

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殿が観た最新映画をいち早くお知らせ!

BIUTIFUL  ビューティフル -1-

          BIUTIFUL  ビューティフル -1-

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©2009 MENAGE ATROZ S. de R.L. de C.V., MOD PRODUCCIONES, S.L. and IKIRU FILMS S.L.

               あれっ?「ビューティフル」のスペルってこうでしたっけ?
                     もちろん、正しくはbeautifulですよね。

           なんでまた間違ったスペルが堂々とオリジナルタイトルになっているか、
そして、いつも意訳に満ちた邦字タイトルを考える方々がなぜ原題BIUTIFULをそのまま邦題にしたか―――

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       ま、これは映画を観ている内に「あ、なるほど」と案外早い段階でストンと納得できます。
      そうでないと、まじめな我ら日本の映画ファンはずっと、ここにひっかかってしまいますから。

                            て、そうじゃなく、

                       実は、この “biutiful”をめぐるやりとり、
               ハビエル・バルデムが演じる主人公ウスバルの父親としての側面を
                   ほのぼのと垣間見せるシーンともなっているんですよね。

                           ハビエル・バルデム
              当試写室ではおなじみの俳優ですが、観る度に彼の存在感には圧倒されます。
           「演技力がすばらしい!」などと軽々しく、ありふれた言葉では表現しきれない俳優です。

                     演技ということが、ある人物を表すことだとしたら、
             いったい、ハビエル・バルデムの中には何人の人間が隠れているのでしょうか。
                  あるいは、演じるべき人間が彼に憑依してしまうのでしょうか。
                            ハビエル・バルデム。
                   ある種、シャーマンのような人間か、とも思ってしまいます。

                            ハビエル・バルデムには、
スペイン人として初のアカデミー賞を受賞した「ノーカントリー」(‘08)の殺人鬼役で散々怖がらせてもらいました。
               だから、彼の出る映画はちょっと警戒するようになっていたとのです。

                「宮廷画家ゴヤは見た」http://mtonosama.exblog.jp/8956592
                「コレラの時代の愛」http://mtonosama.exblog.jp/8720721
                「それでも恋するバルセロナ」http://mtonosama.exblog.jp/11353830

              しかし、観るたびに彼の凄さには仰天させられ、好きになっていきます。
                     怖い、怖いも好きの内です。あれ?違ったか。

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                 「BIUTIFUL」は、怪優…、いや名優、ハビエル・バルデムが、
    長年、一緒に仕事をすることを熱望していたアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督のもとで、
                        ようやく演ずることができた映画。

アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ――ああ、言いにくい――は
長編デビュー作「アモーレス・ペロス」(‘99)でアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた他、
60以上の賞を受賞した監督です。
デビュー作でありながら、この年、最も多く賞をとるという快挙をなしとげた人物。
1963年メキシコ生まれの48歳です。
その後、原案・監督・製作を担当した「21グラム」(‘03)では主演のショーン・ペンが
ヴェネチア国際映画祭男優賞を受賞。
この作品でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたベニチオ・デル・トロも印象的でしたね。
さらに、役所広司、菊池凛子が出演して話題を呼んだ「バベル」(‘06)では
第59回カンヌ国際映画祭監督賞を受賞。話題作続出の監督です。
「BIUTIFUL」は監督自身「父に捧げる作品」と語るように、
監督にとっても思い入れの深い作品となっています。


                      そして、ハビエル・バルデムの迫真の演技――

                    これは見逃せませんよ。さあ、どんなお話でしょうか。
                            乞うご期待であります。

                                   

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BIUTIFUL ビューティフル
監督/アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ、脚本/アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ、アルマンド・ボー、ニコラス・ヒアコポーネ、自叙伝/アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ、プロデューサー/アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ、ジョン・キリク、フェルナンド・ボバイラ、撮影/ロドリゴ・プリエト
出演
ハビエル・バルデム/ウスバル、マリセル・アルバレス/マラムブラ、エドゥアルド・フェルナンデス/ティト、ディアリアトゥ・ダフ/イへ、チェイク・ナディアイエ/エクウェメ、チェン・ツアイシェン/ハイ、ルオ・チン/リウェイ、ハナ・ボウチャイブ/アナ、ギレルモ・エストレラ/マテオ
6月25日(土)より、TOHOシネマズ シャンテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー
スペイン・メキシコ合作、スペイン語、148分、ビスタサイズ/PG-12
配給/ファントム・フィルム
http://biutiful.jp/

by mtonosama | 2011-05-26 05:55 | 映画 | Comments(8)
Commented by ライスケーキ at 2011-05-26 22:39 x
バビエルさんペネロペさんの夫ですよね。
残念ながらスクリーン上ではお目にかかったこと
ありませんが「殿様の試写室」で お会いするの
楽しみにしています。
何で`biutiful’ なのか、次回期待してまぁーす。
Commented by mtonosama at 2011-05-27 06:44
♪ライスケーキさん

ほんとに、このおふたりは強烈なご夫婦ですね。
夫婦喧嘩したら、3リットルくらい血が流れそうな事態に
陥るような気がします(^_^;)

Commented by leoleo at 2011-05-27 23:26 x
バビエル氏、主演の映画は残念ながら、まだ観ていません。
神がかり的な演技を、一度、見ないといけませんね。
スクリーンに釘づけかな?
Commented by mtonosama at 2011-05-28 06:07
♪leoleoさん

ぜひ!ご覧になってください。
「ノーカントリー」は凄かったです。
でも、彼の演技は本当にこわかったですよ。
leoleoさん、もし怖がりだったらひとりで観られないかも…
(わたしはひとりだったので、口と目をおさえ、指の隙間から覗く始末でした)

「宮廷画家ゴヤは見た」はおもしろかったですよ。
「ブラックスワン」のナタリー・ポートマンが汚され役で
出てきますし。
「コレラの時代の愛」もよかったなぁ。

わたし、ラテン系に弱いんです^_^;

Commented by IHURU at 2013-01-20 00:19 x
ハビエル・バルデム、本当に凄い人ですよね!
この映画、彼なくしては辛すぎて、耐えられなかったと思います。
個人的には「海を飛ぶ夢」という映画で彼に惚れこみ、それがNO.1作品だったのですが、この映画は甲乙つけがたいものとなりました☆
Commented by Mtonosama at 2013-01-20 06:55
♪IHURUさん

コメントありがとうございます。

「海を飛ぶ夢」・・・・・
私も「海を飛ぶ夢」が彼との出会いだったように思います。
あの大きな目がとても印象的な映画でしたね。

本作もなんともいえない哀しみが溢れる素晴らしい映画です。

Commented by よもぎ at 2013-01-21 20:38 x
こんばんは。
ハビエル・バルデムに、今月2回会いました。
といっても、007シリーズの最新作『スカイフォール』のなかで。。
劇中、ダニエル・クレイグ演じるボンドとハビエルが荒廃した島で対決するシーン。
何気ないセリフと態度にこもる凶暴さと冷酷さが凄く、
悔しいけどクレイグを完全に圧倒してました。

『ノーカントリー』で殺人鬼を演じたバルデムが007に出てきて本当に驚きましたが、
こちらで殿様や皆様のコメントを拝見して
よく知られた俳優さんであること、知った次第です。

2度会った。。というのは、映画館に2度足を運んで、見たからです(*^^*)。

ずいぶんムカシになりますが、ハリソン・フォード主演の
『逃亡者』、あの映画ではハリソンが好きで見に行ったのですが
見終わって出てきたときはトミー・リー・ジョーンズのファンになっていましたっけ。。。
今回の『スカイフォール』のハビエルも、印象的という点ではほんとうに忘れられない凄い演技でした。
『ビューティフル』がうちのほうのツタヤにあれば、見てみたいと思いますが、
クレイグに悪いような気がして(バカ)、悩みます
Commented by Mtonosama at 2013-01-22 06:47
♪よもぎさん

お早うございます!

え?ハビエル・バルデムが007に出てるんですか!?
わ~い、教えてくださってありがとうございます。
観よう観ようと思いながら、なかなか行けずにいましたが、
やっぱり絶対行きます。

トミー・リー・ジョーンズのケースは本命の彼に会うために行ったはずなのに、彼が連れて来た友人を好きになってしまったというパターンでしょうか^_^;