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殿様の試写室

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ヒマラヤ 運命の山 -1- NANGA PARBAT

               ヒマラヤ 運命の山 -1-
                       NANGA PARBAT

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               ©Nanga Parbat Filmproduktion GmbH &Co.KG2009

                      実は、とのは昔、山ガールでした。
                 150年も生きてると、なにやかやと手を出すものです。

       ま、山ガールといってもニッカーボッカーにチロリアンハット、チェックの長袖シャツといった
                  山ファッションしかなかった時代の山ガールですが。

                        西穂高、八幡平、尾瀬―――
                女子高の山岳クラブに属していたので、この程度の活動です。
                  でも、西穂高では滑落事故だって経験しているんですよ。
        山道から足を踏み外し、斜面を滑り落ちながら、必死でそこに生えている熊笹を握りしめ、
                       谷底までの墜落を免れました。

          こんな驚異的な運動神経を示しているのに、熊笹にしがみついたとのを覗き見ながら
            笑い転げていたクラスメイトたち、130年経った今も忘れちゃいませんからね。

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             今から41年前、標高8,000mを超えるヒマラヤで、似たような―――
                        いえ、まるっきり違います^_^;

               1970年6月27日、ヒマラヤ山脈ナンガ・パルバート。標高8,125m。
      世界最大の標高差4,800mの偉容を誇るルパール壁を世界で初めて登りきった兄弟がいました。
                     ラインホルト&ギュンター・メスナー兄弟です。

                          しかし、登頂成功から4日後、
         当初予定していなかった下山場所に現れたのは兄ラインホルト・メスナーだけでした……

          地上8,000mの世界で繰り広げられる自然の猛威、巨大な岩壁に手をかけ、足をかけ、
               アイゼンを打ち込み、一歩一歩しがみつくように登っていく兄弟の姿。
         41年前に起こった実話を、当該人物であるラインホルト・メスナーのアドバイスを受けて
                     完成した山岳映画が本作。「ヒマラヤ 運命の山」です。

ラインホルト・メスナー(登山家・冒険家・作家・政治家)
1944年イタリアの南チロル(ドイツ語圏)に教師の息子として生まれる。
パドヴァ大学建築科を卒業、一時期数学教師として中学校で教鞭を取っていた。
 
現在はトレンティーノ=アルト・アディジェ州の名誉市民で、
自身が所有する13世紀頃に建築された城で生活している。
この城は自治体から競売で購入したものである。

18歳頃から東アルプスで500回を超える登攀をこなし、
1969年も三大北壁の中でも最も難易度が高いとされるアイガー北壁を当時の世界最短記録で攻略。
1970年ナンガ・パルバート登頂を皮切りに17年の歳月をかけて
1986年には人類史上初となる8000メートル峰全14座完全登頂という登山史における大金字塔を打ち立てた。
1975年、ガッシャーブルムI峰でハーベラーと組み世界初の8000メートル峰アルパイン・スタイル登頂をなしとげる。
1978年、ナンガ・パルバットで、世界初の8000メートル峰、ベースキャンプからの単独・アルパイン・スタイルで登頂。
さらに同年、ハーベラーとのコンビで人類初のエベレスト無酸素登頂に成功。
1980年には途中、一度クレバスに転落する事故を乗り越えてエベレスト無酸素単独登頂の偉業を成し遂げた。
1990年には92日間をかけ徒歩で世界初の南極横断に成功した。
(Wikipediaより)

                彼の登山スタイルであるアルパイン・スタイルというのは
            ヒマラヤのような高い山にもヨーロッパ・アルプスと同じ格好で登ること。
           つまり、酸素マスクも使わず、登山家の力だけで登るスタイルをいいます。
                
                富士山の八合目で高山病になったとのには信じられません。
                   どうぞ、良い子は真似をしないでくださいね。

           ラインホルト&ギュンター・メスナーが世界で初めて登ったナンガ・パルバート。
8,125mで世界第9位の標高をもつパキスタンの山で、ウルドゥ語で「裸の山」を意味します。
その名の由来は、周囲に高い山がないから。
“nanga”はサンスクリット語で「裸、はだし」の意味です。
南側のルパール岳は標高差4,800m(アイガー北壁1,800mの約3倍の高さ)。
世界最大の標高差を誇り、屈指の登攀困難なルート(初登攀はラインホルト&ギュンター・メスナー)。
西側のディアミール壁も難壁として知られています。
初登頂までに何度もドイツ隊が挑み、多くの遭難者を出したことから”人喰い山“と恐れられていました。

           さあ、「ヒマラヤ 運命の山」。一体どんな登山を経験させてくれるのでしょうか?
            続きは次回までのお楽しみ。どうぞ、しっかり身体を鍛えておいてくださいね。

                                 

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☆7月20日に更新しました。いつも応援ありがとうございます☆

ヒマラヤ 運命の山
監督/ヨゼフ・フィルスマイアー、原作著作/「裸の山 ナンバ・パルバート」ラインホルト・メスナー(山と渓谷社)、脚本/ラインホルト・クロス/スフェン・ゼフェリン、プロデューサー/ヨゼフ・フィルスマイアー、撮影監督/ヨゼフ・フィルスマイアー、カメラ/ペーター・フォン・ハラー、ヘルムフリート・コバー、ヤコブ・フォン・レンテ、アドバイザー:ラインホルト・メスナー、グスターボ・サンタオラヤ(『バベル』)
出演
フロリアン・シュテッター(『白バラの祈り ゾフィー・ショル、最後の日々』)/ラインホルト・メスナー、アンドレアス・トビアス/ギュンター・メスナー、カール・マリコヴィクス(『ヒトラーの贋札』)/カール・マリア・ヘルリヒコッファー博士、シュテファン・シュローダー/フェリックス・クーエン、ユーレ・ロンステッド/アリス・フォン・ホーベ、レナ・シュトルツェ(『マーラー 君に捧げるアダージョ』)/メスナー兄弟の母、セバスティアン・ベッツェル/ペーター・シュルツ、フォルカー・ブルフ/ゲルド・バウル、ミヒャエル・クランツ/ハンス・ザーラー、マルクス・クローエル/ラインホルト・メスナー(子供時代)、ロレンツォ・ヴァルヒャー/ギュンター・メスナー(子供時代)、ホルスト・クメス/メスナー兄弟の父、マティアス・ハビック/司祭、アレクサンダー・ヘルド/ブルダ議員、ズニー・メルレス/外交官の妻、ミゲル・ヘルツ=ケストラネク/外交官
8月6日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋他全国順次公開
2009年、ドイツ映画、カラー、104分、配給:フェイス・トゥ・フェイス、配給協力:ドリームマックス
www.himalaya-unmei.com

by mtonosama | 2011-07-20 06:46 | 映画 | Comments(8)
Commented by すっとこ at 2011-07-20 15:41 x
が・が・がががががーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!

兄弟で登ったのに
降りて来たのは兄ひとりだけ、って。

弟君の身に何か起きちゃった、って
ことですか。  ですよね。
それは・・・・・・。

先日の”172時間”でしたっけ、
岩に片腕挟まれて、というのもありました。

山ガールでいらした殿様
   (ちーっとも存じあげませんでした)
なら、こういうチャレンジは理解できるでしょうね。

引きこもりインドア少女だった私には
とうてい理解不能な気の遠くなるような
登頂アタックです。
自分ができないことを体験させてくれるのが
実は殿様の試写室、映画ですね。
おそるおそる観てみたい、LAに上映館あれば。
Commented by mtonosama at 2011-07-20 16:24
♪すっとこさん

インドア少女のすっとこさん!?
ち~っとも存じませんでしたわ。

「127時間」にしても、この映画にしても、
並はずれた身体能力をお持ちの方々が主人公であります。

西穂高滑落少女にはとても真似できません。

だからこそ、この山の美しさを映画で堪能できて幸せでした♪

LAに上映館あるといいですね。でも、ドイツ映画だから無理なのかなぁ…
Commented by Tsugumi at 2011-07-21 00:57 x
私はアウトドア人間ですが今はかごの鳥です。。

いろんなアウトドアに挑戦しましたが山登りはどうしても好きになれません。

だって登る時も下る時も苦しんだもの。。。
Commented by mtonosama at 2011-07-21 06:40
♪Tsugumiさん

かごの鳥ですか…
でも、Tsugumiさんのところはハイキングにはぴったりですよね♪

山登りは行きも帰りも苦しい。
そうなんです!
行きが苦しいのはわかります。しかし、なんで帰りがあんなに苦しく、痛みを伴うのかっ。
富士山を下山する時、股関節をいため、それ以上、
動けなくなり、急遽山小屋にひとり泊ることになったとのです。

でも、あの時の夕日は大きくて、赤くて、美しかったなぁ(遠い目)。
Commented by leoleo at 2011-07-21 07:02 x
世の中には、凄い人がいるものです。
登頂に成功するだけでも大変な山にアルパインスタイルで!?
それに、彼の成し遂げてきた驚くべき記録・・・
神業ですね。 

物知りの殿様は、読書好きなインドア派だと思ってました。
登山で危ない目にあったり、痛いおもいをしたり、
息をのむような美しい夕日に感動したりしたりした
過去があったのですね。
Commented by mtonosama at 2011-07-21 07:30
♪leoleoさん

高山病のトラウマから抜けきれないわたしは
8000メートルの山に酸素ボンベなし、ということは信じられないんですけど・・・

でも、ヒマラヤの山は神の山だと思うんです。
神の山に入山させていただく以上、自分の持てる能力だけで
登らせていただくことが基本なんでしょうね。
酸素ボンベはもっての他かも。
ヒマラヤの山々には、山の神に許された人だけが
登ることができるんだと思います。

過去を持つとの
Commented by アイスケーキ at 2011-07-21 21:07 x
ラインホルト・メスナーさんの名前だけしか知らなかったので、彼の単独登頂だと思っていました。

私もうら若き二十歳の頃富士山に登りました。
須走口を駆け下りてくるのは面白かった。
でも富士山は「一度も登らぬバカ、二度も登るバカ」の山ですね。 あっ、まだ登ってない人、ゴメンナサイ。

この映画は大きなスクリーンで見たいです。
Commented by mtonosama at 2011-07-22 06:11
♪アイスケーキさん

須走を駆け降りるの面白かったですか?
やはりお若いんですね。

若い時には平気だったことが、苦痛になってきている150歳です(涙)