あしたのパスタはアルデンテ -1- Mine Vaganti
Mine Vaganti
(C) Fandango2010
夏はやっぱりイタリアでしょう!
いえ、なんの根拠もありません。
ただ、7月末にも「人生、ここにあり!」http://mtonosama.exblog.jp/16327490/
というイタリア映画を紹介したばかりなので…
「あしたのパスタはアルデンテ」。イタリア映画です。
原題”Mine Vaganti”。
Mine Vagantiの意味は“浮遊機雷”だそうです。
といっても、よくわかりませんね。
浮遊機雷というのは「海中を漂う機雷」のことで、
もしも、船がそれに当たったら、そこでドッカーン。極めて危険な代物です。
転じて「どこで爆発するか、何をしでかすか、わからない人」
の意味らしいです。なるほど。
その“浮遊機雷”が、なぜ「あしたのパスタはアルデンテ」となるのか。
日本よりも一足早く公開されたドイツでも“Männer al dente”〈アルデンテな男たち〉
(“噛みごたえのある男たち”とでも訳すのでしょうか)というタイトルだったそうです。
日本もドイツも「イタリアはパスタの国だからアルデンテと入れておけば間違いはないやね」
というところでしょうか。
監督はフェルザン・オズぺテク。1959年トルコ・イスタンブール生まれです。
77年にイタリアに移住し、ローマの大学に入学。
その後、シルヴィオ・ダミーコ国立演劇アカデミーの演出コースで学びました。
97年に監督デビュー作“Hamam”「私の愛したイスタンブール」が
カンヌ国際映画祭監督週間正式出品となり、世界の多くの国々で公開。
99年には第2作イタリア=フランス=トルコ合作の「ラスト・ハーレム」で、
オスマン・トルコ最後の日々を描き、
01年“Le fate ignorant”「無邪気な妖精たち」(イタリア映画祭上映)は
ベルリン国際映画祭に正式出品されて、フライアーノ映画祭では監督賞、
ニューヨーク・レズ&ゲイ映画祭で最優秀作品賞を受賞。
しかし…
レズ&ゲイ映画祭っていうのがあるんですね。
その後も着実に作品を発表。
人間のコミュニケーションやセクシュアリティを取り上げる監督として、
評価の高いフェルザン・オズぺテク監督です。
最新作「あしたのパスタはアルデンテ」は
老舗のパスタ会社を経営する3代の家族の一人一人に暖かい目を向け、
彼らが抱えているものを描き出した映画。そう、言ってみれば群像劇というジャンル。
家族の一人一人が主人公といっていいかもしれません。
家族間のコミュニケーション、
おばあちゃんの愛、
そして、ゲイの息子たち……
少しばかりコンサバティヴな家族の中に出現したホモ・セクシャルな息子たちに
落胆するおとうさんのごとく、
イタリア男といえば女好きで、ナンパ上手とばかり、思いこんでいたステレオタイプな
先入観にもガツンといっぱつ食らわせてくれる映画です。
さあ、浮遊機雷の正体とはいったい―――
続きは後編で。乞うご期待であります。
続
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あしたのパスタはアルデンテ
監督/フェルザン・オズぺテク、脚本/イヴァン・コトロネーオ、フェルザン・オズぺテク、撮影監督/マウリツィオ・カルヴェージ、音楽/パスカーレ・カタラーノ
出演
リッカルド・スカマルチョ/トンマーゾ、ニコール・グリマウド/アルバ、アレッサンドロ・プレツィオージ/アントニオ(兄)、エンニオ・ファンタスティキーニ/ヴィンチェンツォ(父)、
ルネッタ・サヴィーノ/ステファニア(母)、イラリア・オッキーニ/お祖母ちゃん、エレナ・ソフィア・リッチ/ルチアーナ(叔母)、ビアンカ・ナッピ/エレナ(姉)、マッシミリアーノ・ガッロ、パオラ・ミナッチョーニ/テレザ(お手伝いさん)、エマヌエーラ・ガブリエリ(ジョヴァンナ(お手伝いさん)、カロリーナ・クレシェンティーニ/若い頃のお祖母ちゃん、ジョルジオ・マルケ―ゼ/ニコラ(大叔父)、マッテオ・ターラント/ドメニコ(祖父)、カルミネ・レカーノ/マルコ(トンマーゾの恋人)、ダニエーレ・ペッチ/アンドレア(トンマーゾの友人)、ジャンルカ・デ・マルキ/ダヴィデ(トンマーゾの友人)、マウロ・バナッフィーニ/マッシミリアーノ(トンマーゾの友人)、ジェア・マルティレ/パトリッツァ(父の愛人)、ジャンカルロ・モンティジェッリ/ブルネッティ(共同経営者)、クレシェンツァ。グアルニエーリ/アントニエッタ(母の知人)
8月27日(土)シネスイッチ銀座ほか全国順次公開
2010年、イタリア、113分、配給/セテら・インターナショナル、協力/イタリア文化会館、
バリラジャパン株式会社
http://www.cetera.co.jp/aldente/
「イタリア式ゴルフ」
といえば
パター1本にボール2つ・・・・
で、”両手に花”の男を指す、とか?
「イタリーでは日本女性が歩けば
口笛があちこちから響き渡る」とか?
そんな神話(かよ)ばかり聞かされてて
イタリーのゲイ?って
あ、そっか
”ベニスに死す”ってそうだっけ、とか
デザイナーのベルサーチだっけ?
ホモくんに殺されたんだっけ? とか
なんか????????だらけの
今日のコメントになっちまいましたが
んじゃ
「僕のパスタはアルデンテ」
で、どうなんだ???
と最後まで??な週末です。
でも性犯罪は男性が若い女性や幼い少女ターゲット。
もしゲイやレズビアンが増えた世界はそうした性犯罪が減るのであろうか。。。。
変なコメントで失礼します。
???なすっとこさん
とのがう~んと若かった大昔ローマに行ったことがあると
思いねぇ(って、べらんめえになる理由は全然ないけど)。
歩道を一人で歩いていたら、赤信号で止まってる車のすべての
運転手がとのに声をかけたもんさ。
日本じゃ、そんなこと皆無だったとの
おお、これがイタリアかい♪と妙に心が浮き立ったものです。
すっとこさんは予知能力をお持ちで?
今日、とのは映画館で「ヴェニスに死す」の予告編を観ました!
日本じゃ、デジタルリマスター版が近々公開されます。
あの男の子、今見ても妖艶な美しさですよね。
こんな心配や不安だらけの世の中じゃ、子どもを持つことに
臆病になる人も多いかもしれませんね。
古代ギリシャでは狭い土地に人が増え過ぎても困るから
ホモセクシャルが多かったと、聞いたこともあります(^_-)
ゲイの人ってグットルッキングの人多いですね。
すごいオッサンタイプの人もいるけど。
ゲイでもレズでも世の中愛にあふれて平和なら良いです。
そうそう!この映画の長男さんなんか典型的な良い男。
カミングアウトするのを見て「やっぱりそうか」と思いました。
グッドルッキングでなくてもいいけど(でも、やっぱりその方がいいけど)、
ゲイの人とお友達になったら楽しそうですよね。