ブログトップ | ログイン

殿様の試写室

mtonosama.exblog.jp

殿が観た最新映画をいち早くお知らせ!

ルルドの泉で -1- LOURDES

              ルルドの泉で -1-
                        LOURDES

f0165567_6182559.jpg

 2009(C)coop99 filmproduktion, Essential Filmproduktion, Parisienne de Production, Thermidor

          ルルドはフランスとスペインの国境ピレネー山脈のふもとに位置する小さな村。
           「聖母マリア出現の地」「奇跡の水が湧き出る泉」として知られる聖地です。
             奇跡を求めて、年間600万人もの善男善女が訪れるそうですよ。

                          ルド、ルド。
                       一字違いというだけの理由で

                         ♪ナルドの壺ならねど
                          捧げまつるわが愛
                       みわざのため 主よ きよめて
                          うけませ うけませ

                     という讃美歌を思い出したとのであります。
                    そう、今や150歳になんなんとするとのだって、
             祭壇にむかって讃美歌を歌う清らかな少女だった時代があったのです。

          あ、たまたま名前が似ているという単純な理由でまったく関係のない讃美歌などを
            思い出してしまいましたが、両方ともキリスト教つながりということだけで、
                   深い意味はございません。お騒がせしました。

f0165567_6234446.jpg

                         泉とか、湧き出る水とか、
             なんとなく清らかで、癒してもらえそうな期待感にうちふるえますよね。
                   ところが、どっこい、そうは問屋が卸しませんでした。

監督はウィーン出身の女性監督ジェシカ・ハウスナー。39歳。
ウィーン・フィルムアカデミーで学びましたが、在学中に撮影した短編映画「Flora」が
ロカルノ国際映画祭の短編部門でグランプリを受賞(‘96)。
卒業制作「Inter-view」もカンヌ国際映画祭シネフォンダシオン部門の特別賞を受賞(‘99)。
彼女の初長編映画「ラヴリー・リタ」はカンヌ国際映画祭ある視点部門に出品され、
日本を含む20ヶ国で劇場公開。
長編第2作「ホテル」もカンヌ国際映画祭ある視点部門に出品、
オーストリア映画祭では最優秀賞を受賞。
長編第3作目の本作も、ベネチア映画祭5部門で受賞。

               なかなか順調な映画人生を歩んでおられるハウスナー監督です。

f0165567_6292740.jpg

       脂の乗っている今、監督は奇跡についての映画を作りたかったということで選んだ土地が
                      奇跡の水が湧き出る地ルルドでした。
                 しかし、聖地ということもあってか、撮影の許可が下りず、
                 監督は何度も現地に出向き、司教と交渉を重ねたそうです。

         そして、20年ぶりに聖地ルルドでドキュメンタリー以外の映画撮影が実現しました。
          立派な聖堂や聖母マリアがお姿を現したという洞窟や美しいピレネーの山々は
                    旅がお好きな向きにも満足できること間違いなし。

            巡礼ものとしては「サンジャックへの道」(‘07)という映画もありましたね。
                      キリスト教聖地への巡礼ツアーなのに、
              なぜかメッカ巡礼と勘違いしたイスラム教徒の青年が混じっていたり、
     歩くことなんて大嫌いな仲の悪い3兄妹弟が母の遺産を受けとるためにいやいや参加していたり、
                            楽しい映画でした。

                 日本と同じくヨーロッパも聖地巡礼ツアーが盛んなようです。

f0165567_6302076.jpg

      「ルルドの泉」の主人公・クリスティーヌは不治の病で、動かすことのできるのは頭部だけ、
              手も足も動かないので移動はすべて車いすという若い女性です。
             聖地巡礼ツアーならボランティアも充実していて旅行を楽しめるから、
          というのが彼女がルルドにやってきた理由。ま、信心深いってわけではなさそうです。
     実際、マルタ騎士団(ローマ・カトリック教会の騎士修道会)がクリスティーヌの食事の世話から移動まで
                         すべて手伝ってくれます。
         (お世話係のマリアが若い騎士団員が気になって仕方がないというのはご愛嬌ですけど)

                  そんなクリスティーヌに奇跡が起きるというのですが、
       さてさてどんな展開が待っているのでしょうか。続きは次回まで乞うご期待でございます。

                                

今日もひとつポチッとお願いできればうれしゅーございます。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
にほんブログ村 映画ブログ 新作映画・試写会へ
☆12月14日に更新しました。いつも応援ありがとうございます☆

こちらもポチッとお願いします。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
【署名のお願い】自然エネルギー100%と原発の段階的廃止を実現するため「エネルギー基本計画」を変えよう!

ルルドの泉で
監督・脚本/ジェシカ・ハウスナー、撮影監督/マルティン・ゲシュラハト、編集/カリーナ・レスラー、美術/カタリーナ・ヴェッパーマン、衣装/タニヤ・ハウスナー、製作/マルティン・ゲシュラハト、フィリップ・ボベール、スザンヌ・マリアン
出演
シルヴィー・テステュー/クリスティーヌ、レア・セドゥ/マリア、ブリュノ・トデスキー二/クノ、エリナ・レーヴェンソン/セシル
12月23日(金・祝)シアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショー
2009年、99分、オーストリア・フランス・ドイツ合作、提供/新日本映画社、配給・宣伝/エスパース・サロウ、後援/オーストリア大使館、http://lourdes-izumi.com/

by mtonosama | 2011-12-14 07:00 | 映画 | Comments(6)
Commented by すっとこ at 2011-12-14 10:04 x
うっぎゃぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああ。
ルルド! ナルド! なるほど!!

ナルドと聞いたからにゃあ
ちょいと言いたいことがあるアロマセラピストです。
    キリスト磔前夜のマグダラのマリア。
    高級娼婦ともいわれた彼女が生涯の
    蓄えで購ったひと甕の高価な香油ナルド。
    長い髪で彼の人の足をぬぐったのでしたね。
    “ダ・ビンチ・コード”ではこのマリアと
    キリストは子を成していて脈々と子孫は
    現代にまで続いている・・・という話でした。

聖書には「あたりはナルドの香りに満ちた」
と記述されているそうです。
ヒマラヤ高地に自生するナルド、男性に自信をもたせ
勇気を与える、とか。髪や肌にもいいんですね。
根から抽出するのでウッディーな暖かな香りです。

・・・・ああっ いかんいかん。
話はどこまでも逸れてもうた。

ナルドもといルルド!!

どんな奇跡が起こるのかわくわくしながら
殿様試写室次号が待たれます!


Commented by ライスケーキ at 2011-12-14 16:56 x
子供の頃 12月になると教会に行きました。
教会で貰えるカードとクリスマスのお菓子が魅力でした。
キリスト教とはそんな形でも馴染みがありますが          仏教は教えもお経も勉強したことないのでわかりません。
やはりお葬式は無宗教で行こうかな、と考える今日この頃です。

最初から話題がそれて申し訳ない。
「ルルドの奇跡」何が起きるか楽しみです。
Commented by mtonosama at 2011-12-14 19:54
♪すっとこさん

♪ナールドの壺なーらーねーどー
捧げまつるわーがー愛

なんかこのまったりした讃美歌が思い出されて仕方ありません。

マグダラのマリアって色っぽい人ですよね。
色っぽいっていう印象が聖書から来てるのか、キリスト映画から
来てるのかわからないけど、
イエスさんに惚れぬいていたってことはわかりますわね。

すっとこさんはナルドの香油のにおいもご存知なので?
すごい、スゴ過ぎです。
Commented by mtonosama at 2011-12-14 19:58
♪ライスケーキさん

そうそう、あのカードが楽しみでしたね。
子どもってどうしてああいうカードが好きなんでしょう。
私も集めてました。

教会には小さいときから行ってたけど(ひいばあちゃんに行かされました)、
最近は仏教に和むとのです。

般若心経を早く暗記したいと思っています^_^;
Commented by 薄荷グリーン at 2011-12-16 19:02 x
こんばんは!

わたしも小さい頃近所に教会があって、そこの子供と友達だったので教会には良く遊びに行きました。
そのわりに全然信仰のほうには関心が向かなかったんですけど、教会の雰囲気とか賛美歌は好きでしたよ。

この監督キャリアのスタートが恵まれてますね。賞なんて一つで十分なのに、やっぱりそれだけいろんな人にアピールするものがあるのかなぁ。
「ラブリー・リタ」はタイトルがビートルズの曲だったから覚えてます。DVDで観ようと思ったままそれっきりになってますけど、こんな評価の高い監督さんだったんだ。

障害者が主人公で奇跡の物語というとお話の展開が難しそうかなぁ。ご都合主義にならないように相当工夫しないといけないような気がするんですけど、その辺はどうなんでしょうね。
Commented by mtonosama at 2011-12-16 20:07
♪薄荷グリーンさん

こんばんは。

教会のお子さんとお友達だったんですか!?
私も牧師さんの息子が同い年で同じ小学校でした。
名前も光くんといって、牧師さんの子どもって感じですよね。

この監督さんの前作「ラブリー・リタ」も「ホテル」も
実は観ていません。「ホテル」はホラーみたいです。
今回のがちっとした構成の映画の監督さんがホラーも作ってるなんて、ひかれます。

「奇跡」の持つ胡散臭さみたいなものを、信仰とからませずに
表現してるところがヨーロッパ人らしくなくてなんか面白いなって思いました。