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殿様の試写室

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Pina ピナ・バウシュ踊り続けるいのち -1-

Pina
ピナ・バウシュ踊り続けるいのち -1-
Pina

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©2010 NEUE ROAD MOVIES GMBH,EUROWIDE FILM PRODUKTION

来ました!
ダンスです。
ピナ・バウシュです。
そして、ヴィム・ヴェンダースです。
「ブエナ・ヴィスタ・ソシアルクラブ」(‘98)で最高の音楽ドキュメンタリー映画
を見せてくれたヴィム・ヴェンダース。
彼の今回の監督作品は2009年6月30日68歳で急死したピナ・バウシュとそのダンスを描いたもの。
それもなんとアート系作品としては世界初の最新3D映像で描いた映画です。

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3D映像は苦手なとのですが、この映画ばかりはそんなこと言ってはいられません。
ヴィム・ヴェンダースが3Dでなければ
ピナの世界を映像化できないと言っているのです。
そんなときに、メガネの上に3Dメガネをかけるのはイヤだ、なんてわがままは通りませんもの。

巨匠ヴィム・ヴェンダースをして、3Dという新しい分野に足を踏み入れさせた
ピナ・バウシュとはいかなる人物なのでしょう。
と、またまたウィキってみますと・・・


Pina  ピナ・バウシュ踊り続けるいのち -1-_f0165567_557250.jpgピナ・バウシュ(Pina Bausch 本名Philippine Bausch,1940年7月27日 - 2009年6月30日)はドイツのバレエダンサー、バレエとコンテンポラリー・ダンスの振付家。1940年ドイツのゾーリンゲン生まれ。実家はカフェレストラン。
14歳からエッセンのフォルクヴァンク芸術大学でクルト・ヨースに師事。18歳で首席卒業後、国費交換留学生としてニューヨーク、ジュリアード音楽院舞踊科に入学。アントニー・チューダーの勧めによりメトロポリタン・オペラ・パレエ団やニュー・アメリカン・パレエ団などで活動。
1962年に帰国し、フォルクヴァンク舞踊団でソリストとして活躍。振付を開始し、1969年には芸術監督に就任。この年フォルクヴァンク芸術大学の教授にもなっている。同年の作品 『時の風の中で』 がケルンの国際振付家コンクールで1位を獲得した。
1973年、ヴッパタール舞踊団の芸術監督に就任する。
ドイツ表現主義舞踊の権威であるヨースの影響を色濃く受け継ぎながら演劇的手法を取り入れたピナ独自の舞踊芸術は演劇とダンスの融合とも言われ、彼女自身は「タンツ・テアター」と呼ぶ。
1983年フェデリコ・フェリーニ監督の映画 『そして船は行く』 に出演。 1999年坂本龍一オペラ 『LIFE』 に出演。 2002年にはペドロ・アルモドバル監督作品 『トーク・トゥ・ハー』 の冒頭で代表作である「カフェ・ミュラー」を彼女自身が踊っている。
2009年6月30日、ガンの告知を受けた5日後に68歳で死去した。日本では前年(2008年)4月2日の滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホールで、『フルムーン』を踊ったのが最後の公演であった。
作品
春の祭典』(1975年)
七つの大罪』(1976年)
カフェ・ミュラー』(1978年)
カーネーション』(1982年)
ヴィクトール』(1986年)
パレルモ パレルモ』(1989年)
(Wikipediaより)

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すいません。引用が長くなってしまいました。
ヴィム・ヴェンダースが初めてピナと出会ったのは1985年のこと。
ちょうど「東京画」を制作した頃です。
ピナの作品を見て強い感銘を受けた監督はその後20年以上にわたる親交を深め、
共同で映画を作ろうという計画が持ち上がりました。

しかし、2009年6月30日。
半年に及ぶ準備を終え、3Dのリハーサル撮影を2日後に控えた日、ピナは突然この世を去ってしまったのです。悲嘆にくれた監督、一時は撮影中止を決意。
ところが、ピナと踊り続けてきたヴッパタールのダンサーや世界中から届く映画化を望む声に後押しされて、
「Pina  ピナ・バウシュ踊り続けるいのち」は完成したのでした。

さて、一体どんな映画なのでしょう。
とはいえ、この躍動感を言葉で伝えるのは非常に難しいと思うのですが。



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Pina  ピナ・バウシュ踊り続けるいのち
監督・脚本・製作/ヴィム・ヴェンダース、振付/ピナ・バウシュ、プロデューサー/ジャン=ピエロ・リンゲル、アート・ディレクター/ペーター・パブスト、芸術コンサルタント/ドミニク・メルシー、ロベルト・シュトルム、衣装/マリオン・スィトー、舞台・衣裳デザイナー/ロルフ・ボルツィク、撮影/エレーヌ・ルヴァール、編集/トニ・フロッシュハマー、音楽/トム・ハンレイシュ
出演
ピナ・バウシュ、ヴッパタール舞踊団のダンサーたち
2月25日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿バルト9、横浜ブルク13など全国順次3D公開
2010年、104分、ドイツ・フランス・イギリス映画、字幕翻訳/吉川美奈子、提供・配給/ギャガ、後援/ドイツ連邦共和国大使館
http://pina.gaga.ne.jp/

by Mtonosama | 2012-02-15 06:09 | 映画 | Comments(8)
Commented by Tsugumi at 2012-02-15 06:59 x
ダンスが好きと言いながらこのかた存じ上げませんでした(汗)
3Dでみるダンス是非見てみたいです。
Commented by すっとこ at 2012-02-15 10:39 x
えっえ・え・えええええええーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!

ガンの告知受けて5日後、
あと2日で撮影始まると言う日に
突然亡くなってしまったのですか?

な・な・なんという展開ッ。

そして1枚目の写真
ロングドレスの女性、このままでは
前に倒れるしかなく
慌てて背広姿のオッサン
   ダンサーなんでしょうけど・・・
が前に飛び出して 彼女を
受け止めようとしてますが

このままだと
おっ●い わし掴みになっちゃうんですが

これが3Dダンスでしょうか。いいんでしょうか。

おゲレツで済みません。
次回のUPで内容が明かされてゆくのを
楽しみにしています!
Commented by Mtonosama at 2012-02-15 10:54
♪Tsugumiさん

ダンス。一番良いのは自分が踊ることでしょうね。
さもなければ、3Dで味わう臨場感以上の臨場感を味わってください。

ダンスのお好きなTsugumiさん、どうぞ劇場でご堪能くださいませ。

時間がとれるといいですけど。
Commented by Mtonosama at 2012-02-15 10:59
♪すっとこさん

ガンというのは<自分の死について考えることのできる唯一の病気だ>
とおっしゃってるお医者様がいらっしゃいましたが、こんなこともあるんですね。

ピナさん、調子の悪いのを我慢していたんでしょうか?

いやぁ、男性の立ち位置にそんな意味があろうとは^_^;
しかし、この状態を維持する女性の腹筋および背筋、
ものすごく鍛え抜かれていますよね。
Commented by poirier_AAA at 2012-02-16 23:23
この映画、たしか去年パリでも評判だったと記憶しています。

それでも観に行かなかったのは3Dだったからでした。やっぱり眼鏡をかけることになっても行っておいた方が良かったでしょうか?そこらへんの感想を是非お聞かせ下さい。

ダンサーの体ってすごいですよね。機能美というか、ほれぼれと見てしまいます。この倒れかかっている女性も、肩や腕に全然力が入ってなくて、立っているときの姿勢のままですよね。どうやったらこんなことができるんでしょう?自分も同じ人間だとは信じられない気持ちです。
Commented by Mtonosama at 2012-02-17 07:11
♪poirier AAAさん

ダンスって圧倒されますよね。
ストリートダンサーのダンスだって、高校生が公園で練習しているのだって、
立ち止りはしないまでもオッと思って視野の端っこでしっかりキャッチし続けてしまいます。

スペインの男性が踊るフラメンコを、友人と一緒に前から3番目で見た時、
飛び散る汗と彼らの表情に息を呑みました。

3Dメガネですが、この映画に関しては例えニ重三重にメガネをかけようとも、
観た方が良いかもしれません。

でも、パリではもう上映されてしまったんですね。
もし、パリで再上映されることが是非ご覧ください。

ところでパリには古い名画だけを上映する名画座みたいな映画館ってあるのでしょうか?
Commented by ライスケーキ at 2012-02-17 20:43 x
ピナさんダンサーなんですか。
写真観て マジシャンと助手の女性かと思いました。
ほら、催眠術かけて空中浮遊しちゃうような。
それだけ、スゴイってことですね。

3D映画観たことありませんが、眼がヘンにならないか心配です。
Commented by Mtonosama at 2012-02-18 12:37
♪ライスケーキさん

眼が変になることはないけれど、とのの場合はフレームが二重になって耳たぶの付け根が変になります^_^;

by Mtonosama