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殿様の試写室

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恋人たちのパレード -2- WATER for ELEPHANTS

恋人たちのパレード -2-
WATER for ELEPHANTS

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(C) 2011 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved. (C) A.M.P.A.S. R

この映画の一番のみものはなんといっても
オリジナルタイトルwater for elephantsにも出てくるくらいですから、象の演技です。
彼女、本作ではロージーという名前で名演を見せてくれますが、本名はタイ。
42歳の女ざかりです。
この象さん、これまでにも数々の映画に出演してきたベテラン女優でして、
邦題のまずさ(まだ言うか)も吹っ飛ぶ素晴らしい演技を見せてくれました。
象ってこんなに可愛い生きものなんだ、とあらためて再認識。

しかし、
本作は恋愛映画。
1931年大学の卒業試験の直前、すべてを失い、サーカスの列車に飛び乗った青年。
彼はそこに自分の生きる場所をみつけ、一座の花形スターに恋をする・・・・・
という映画なのです。
象に心ひかれるなどあってはいけないことでした。

が、しかし、
恋愛映画に象がどのように絡んでくるか、そこがまた一興でございますよ。
さてさて、いかなるストーリーでありましょうか。


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ストーリー
降りしきる雨にネオンサインも滲んでみえる夜。
サーカスで働くチャーリーはテントの前に立っていた老人を事務所に招き入れる。
老人は、事務所の壁に飾られた古い写真を見ながら、
昔働いていたサーカス一座で起きた事件について語り始めた。


ポーランド移民の両親の愛に支えられて、コーネル大学で獣医学を学ぶジェイコブ。
彼には将来が保証され、すてきなガールフレンドもいた。
しかし、卒業を目前にして両親が交通事故死。
1人残された彼は、両親が彼の学費のために家を抵当に入れていたことを知る。
金もなく、家も失った追いジェイコブは仕事を探すため、都会を目指す。
とはいえ、あてなどない。力なく線路を歩くジェイコブ。

彼はやってきた列車に飛び乗った。
それはベンジーニ・ブラザーズ・サーカスの列車だった。
サーカスの団長オーガストはジェイコブを追い出そうとする。
だが、彼が獣医学を学んだと知って態度が一変。サーカス団に迎え入れるのだった。

動物の世話係として働くことになったジェイコブは、
一座の花形でオーガストの妻であるマーリーナに心を奪われてしまう。
だが、それは許されない恋。
彼はただ遠くから彼女をみつめるだけだった。
ところが、一座の一番人気であるホースショーの馬が不死の病に。
それに代わる演し物として連れて来られたのが象のロージー。
マーリーナは象使いをすることになる。
言うことをきかないロージーを激しく折檻するオーガストをとどめるジェイコブとマーリーナ。
2人はロージーの訓練を通じて次第に親しくなっていった。
ロージーとマーリーナのショーはサーカスの呼び物になり、一座は行く先々で大人気となる。

しかし、嫉妬深いオーガストがジェイコブとマーリーナの仲を疑うようになって……

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ベテラン女優タイはジェイコブとマーリーナの恋のキューピッドだったわけですね。
随分大きなキューピッドですが。

大恐慌の時代、サーカス団もまたその大きな影響を受けていました。
団員たちは、経営不振に陥ったサーカス団から安い賃金でオーガストのサーカスにひきとられ、
専制君主のようなオーガストに怯えながらも、お客さまを楽しませます。
彼らにできることはただそれだけ。人々を喜ばせ、笑わせることが彼らの仕事でしたから。
サーカス小屋は経済不況の波をもろにかぶった社会の縮図でもあったんですね。

あ、そうそう。ジェイコブを演じたロバート・パティンソン。
目力の強い良い男で、「トワイライト~初恋~」(‘08)で美形のヴァンパイアを演じた俳優。
人の顔を覚えられないという社会人としては大成できない困った欠点を持っているとのですが、
彼の顔だけは印象に残っていました。
ハンサムすぎる彼、象のロージーとアカデミー賞女優リーゼ・ウィザースプーンを相手に
純朴な青年をきちんと演じてなかなか良かったです。

象やライオンのコミカルな演技(?)にも大いに笑わせてもらいました。
いやぁ、しかし、象ってホントに頭が良い動物です。





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恋人たちのパレード
監督/フランシス・ローレンス、脚本/リチャード・ラグラヴェネーズ、原作/「サーカス象に水を」(サラ・グルーエン著 ランダムハウス講談社)、撮影/ロドリゴ・プリエト、美術/ジャック・フィスク、製作総指揮/ケヴィン・ハロラン、製作/ギル・ネッター、アーウィン・ストッフ、アンドリュー・テネンバウム
出演
リーズ・ウィーザースプーン/マーリーナ、ロバート・パティンソン/ジェイコブ、クルストフ・ヴァルツ/オーガスト、ハル・ホルブルック/ジェイコブ、ポール・シュナイダー/チャーリー、ジム・ノートン/キャメル、マーク・ポヴィネリ/キンコー、リチャード・ブレイク/グレイディ、スティーブン・モンロー・テイラー/ウェイド、ケン・フォリー/アール
2月25日(土)シネマート新宿他全国順次ロードショー
2011年、アメリカ、121分、配給/エスピーオー、http://video.foxjapan.com/koipare/

by Mtonosama | 2012-02-24 07:12 | 映画 | Comments(8)
Commented by 梨の木 at 2012-02-24 18:01 x
う〜ん、わたしもこの題名は気に入りません。全然イマジネーションの膨らまない題ですよね。

でも、内容は(恋愛じゃない部分で)面白そうです。30年代の暗さ、不安を秘めた明るさ、みたいなものがあるような気がします。興行一座にとっては苦しい時代だったことでしょう。サーカスって、いつもどこか物悲しいです。

前回のコメントで書いていらっしゃる方もおられましたけれど、日本で公開される映画の予告編って、すごく特徴があると思います。ナレーションが感情入り過ぎというか。笑い話を話す人が先に笑い出してしまうと聞き手がシラケてしまうように、どんなに良い映画でも紹介がこうだと何となく安っぽくなってしまうような気がするんですよ。もうちょっと淡々とやってくれた方がそそられるんだけどなぁと思います。
Commented by Mtonosama at 2012-02-24 19:50
♪梨の木さん

ホントに、なんでこの邦題にしたんでしょうね。
(あんまり言うと、考えた人を傷つけちゃうかなぁ)

確かに、予告編のナレーションって感情入り過ぎです。
声も同じ人がやっているみたいに、同じ調子ですよね。

予告編って、映画館でも結構楽しみに見たりしますから、
これから改良していかなくちゃならないものかもしれませんね。
Commented by ライスケーキ at 2012-02-25 23:23 x
タイの象さんが絵を描くのを TVで観たけれど
すごく上手でした。
象って いろいろな才能を持っているんですね。

それにしても この恋はうまく行きそうにないですね。
サーカスのパレードのようには 行きそうにありません。
Commented by Mtonosama at 2012-02-26 06:53
♪ライスケーキさん

恋の結末はいかなることになりましょうか?

象もすごいし、サーカスの芸も華やかながら、
なんとなくもの悲しいし、楽しませてもらえた映画ではありましたよ。
Commented by Tsugumi at 2012-02-26 07:23 x
恋は不倫ですよね。。

映画やドラマの中で不倫のカップルが主役だと感情移入して二人を応援したくなります。
しかし、もし現実的に自分の身に起こったらどんな対応が出来るのか。。。その状況にならないとわかりません。。
まぁそんなことは現実には起こらないですけど(爆)

映画っていろんなシチュエーションが体験できるから楽しいですね。
Commented by Mtonosama at 2012-02-26 13:52
♪Tsugumiさん

ま、まあ、不倫ということですよね。

いくらサーカス団オーナーでプランナーとはいえ、DV夫ですから、
ヒロインが若くてハンサムな獣医に惹かれていくのはわかるんですけど・・・・・

でも、このDV夫、そんなに悪いやつには見えないんですよね^_^;
Commented by Tsugumi at 2012-07-10 18:07 x
これやっと見れました。
とっても良かったです。

Commented by Mtonosama at 2012-07-11 08:44
♪Tsugumiさん

お久しぶりです。畑の野菜たちは順調に育っているのでしょうね。

ご覧になりましたか(^-^)
わたし、おじいさんになったジェイコブの方が好きですが、
Tsugumiさんはいかがですか?