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殿様の試写室

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かぞくのくに -1-

かぞくのくに -1-

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(C)2011 Star Sands, Inc.

日本は単一民族国家、と発言した大臣がいましたが、
この映画を観ると、改めて日本にはいろいろな国の人が住んでいるのだなぁ、
ということに気づかされます。

普段、国を意識して暮らすことはありませんが、
在日コリアンのこの家族にとって国は意識せずに暮らすことなどありえない存在のようです。

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はい、「かぞくのくに」という映画のことです。
1950年代から始まった北朝鮮の帰国事業を背景に、
兄はあの北朝鮮で暮らし、両親と妹は日本に暮らしている家族を描いた映画です。

監督は在日コリアン2世のヤン・ヨンヒ(梁英姫)さん。1964年大阪出身です。
「ディア・ピョンヤン」(‘05)、「愛しきソナ」(‘09)のドキュメンタリー映画で注目され、
今回「かぞくのくに」で初めてフィクション映画の監督に挑みました。
いずれも北朝鮮がそのテーマになっています。
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監督の3人の兄達は1971年秋から72年の春にかけて新潟から船で北朝鮮へ向かいました。
その年齢は18歳、16歳、14歳。
まだ6歳だった監督は両親とともに日本に残りました。

彼女の両親は韓国・済州島出身なのですが、
日本に来た後、北朝鮮を祖国として選びました。
現在の北朝鮮しか知らないとのとしては、
どうして韓国出身でありながら北を選んだのだろうかと思ってしまいますが、
当時、北朝鮮は“地上の楽園”と呼ばれていたのだそうです。

しかし、それにしても両親はなぜ3人の息子を見たこともない北朝鮮に送ったのでしょう。
そこにあったのは彼らが日本で受けていた差別でした。
両親は、当時、民族差別のため日本での進学や就職の道が閉ざされていた息子たちを、
北朝鮮で高等教育を受けさせ、職に就かせるということが
最善の選択と考えたからなのです――

「かぞくのくに」は、監督が自身の実体験を基にオリジナル脚本を執筆。
初のフィクション映画となります。

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映画は、
病気治療のために3ヶ月間だけの帰国を許されて帰国した10歳年上の兄が帰ってくるところから始まります。

同じ血を持つ家族でありながら、1人は自由に生き、
もう1人は自分で決断することなど許されない国に暮らす――

一時的な帰国を心待ちにする家族の日々を描いた作品で、
それ自体はどこにでもある家族愛の物語なのですが、
やはり、それだけではないところが実体験の迫力ということでしょうか。

どこにでもある家族をここまで苦しめる国家の存在は怖ろしいなぁと思ってしまいました。

さ、どんなお話かは次号までお待ちください。



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☆8月2日に更新しました。もう8月ですね。いつも応援ありがとうございます☆

かぞくのくに
脚本・監督/ヤン・ヨンヒ、企画・エグゼクティヴ・プロデューサー/河村光庸、プロデューサー/佐藤順子、越川道夫、音楽/岩代太郎、撮影/戸田義久
出演
安藤サクラ/リエ、井浦新/ソンホ、ヤン・イクチュン/ヤン同志、京野ことみ/スニ、大森立嗣/ホンギ、村上淳/ジュノ、省吾/チョリ
8月4日(土)テアトル新宿他全国順次ロードショー
2012年、日本、100分、配給/スターサンズ
http://kazokunokuni.com/

by Mtonosama | 2012-08-02 06:12 | 映画 | Comments(7)
Commented by すっとこ at 2012-08-02 21:23 x
う~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~む。
これは重たい映画です。外地転勤族のすっとこも差別受けた経験あり。30年前ヒューストンでは並んでいたKFCの列で老人男性から猛烈な悪口雑言をいきなり浴びせられ聞きとれたのは「パールハーバー」と「ジャップ」だけでした。12年前のロンドンではとても親しい(と思ってた)隣人スコットランド婦人と一緒の時知り合いに出会った彼女、私のことを「日本から来た人でいろいろ教えてるのよ」に続き自分も「彼女なしではここの生活はやってゆけなかった」と賛辞を献上し しかし その後がいけなかった。勢いづいた自分は「彼女は親友です!」と言ってしまい、その時のス婦人のろうばいぶりを見てあ、”親友”はいけないんだ、”低いステージの可哀そうな人”でなくてはいけないんだ」と骨身に沁みたのでした。 こういうことは幾つもありました。今いるNYでも店のレジの人の蔑視態度を感じることもあり不愉快な悲しい帰り途になることもあります。在日の方の感じ方といえばこんな自分の比ではないでしょうね。いったいどんなストーリーなのかあまり悲しくないといいのですけれど・・・。今日もポチっと押して帰ります。

Commented by すっとこ at 2012-08-02 21:25 x
殿様。
ぎちぎちで読みにくい文章になってしまいました。
字数制限に引っ掛かり
削りに削って この有様です。

次回から気をつけますね。
Commented by poirier_AAA at 2012-08-03 05:27
海外に住むようになってからずっとネットで日本の情報を追っているんですが、ネット上でのコレアンに対する言葉は本当に目を覆いたくなるほど酷いのです。在日二世となれば普通に日本語で生活している人達でしょう。ネット上で自分たちがどう言われているかもはっきりと知っているでしょう。どういう気持ちで毎日生活していることだろうと、↑のすっとこさんではありませんが、他人事とは思えない気持ちで考えます。

家族の生活に国が入り込むのも、国際結婚をしたり二重国籍を持つ子どもがいたりすると避けられませんしね。将来、父親の国と母親の国の関係が悪くなっちゃったらどうなるんだろうと、ふっと考えたりもします。

どんな物語になるのでしょう。国を超えて、家族はちゃんと絆を確認できるのでしょうか。次回を楽しみにしています。
Commented by Mtonosama at 2012-08-03 09:33
♪すっとこさん

そうですね。すっとこさんも↓のpoirier AAAさんも国を
意識をせざるを得ない海外生活ですものね。
日々わたしなどにはわからないイヤな思いをなさっているのでしょう。

ちょっと旅行しただけでもあちらの人々の冷たい眼を感じる
ことはあります。特に子どもが正直なだけに自分たちとは
違う毛色眼鼻立ちの存在への反応が厳しかったです。
(一度ドイツで水鉄砲の水をかけられたことがあります)

同じ150歳同士、つらいことは目じりの皺に隠して乗りきっていきましょう(^^)/
Commented by Mtonosama at 2012-08-03 09:42
♪poirier AAAさん

海外生活者であるpoirier AAAとすっとこさんのコメントが
続きました。
国家のことを日々意識することなく暮らすお気楽な自分を反省。
国といえば政治や政策の問題としてしか意識するのみ。
その国の一員として海外に暮らすことのない自分の立場は
かなりお気楽でした。

はぁ~・・・・・
Commented by アイスケーキ at 2012-08-03 21:05 x
OOチャンネルは 韓国番組の放映が多からということで
一部の人たちからボイコットされてるそうです。
日本の作品でも韓国の作品でも良いものは良いと思うのですが。

予算の関係で 外国の作品買って放映した方が
手っ取り早いのかもしれない。

昔はドラマといえばアメリカの作品が多く放映されてましたね。  

ノーテンキな私は外国旅行をしても                  あまりいやな思いをしたこと有りませんが
長い間生活していると 差別を感じることも多々あるのでしょうね。

差別はされても 差別はしない。

映画はどんなストーリーでしょうか。

Commented by Mtonosama at 2012-08-04 06:52
♪アイスケーキさん

そうそうアメリカのドラマは楽しみでした。
青春ものが好きだったくまは「カレン」という
ブロンド外巻クルリンカールの女の子の出てくるドラマが
好きで、彼女が地元に来た時おっかけしました^_^;

あれ?なんでこんな話になってしまった?

ところでリエを演じた安藤さくらは奥田えいじと安藤和津の
娘さんなんですけど、どちらに似てるんでしょうかね。