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殿様の試写室

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ソハの地下水道 -1- In darkness

ソハの地下水道 -1-
In darkness

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Ⓒ 2011 Schmidtz Katze Filmkollektiv GmbH, Studio Filmowe Zebra, Hidden Films Inc.

地下水道って、なんかカッコ良くありません?
地下の暗いトンネルの向こうに見えるはるかな光明に向って清冽な水が流れているという感じがして。

でも、ここでいう地下水道って、地下下水道のことなんですよね。
下という字が1つ増えると随分イメージが変わってしまいます。

今回ご紹介する映画は「ソハの地下水道」。
「地下水道」と聞き、ある年代以上の映画ファンがすぐに思い浮かべるのは
アンジェイ・ワイダ監督の「地下水道」(‘56)でしょう。
第2次世界大戦下のポーランドで起きたワルシャワ蜂起の悲劇を描いた名作で、
ワイダ監督31歳の時の作品です。

ところが、同じ地下水道が舞台でありながら、
「ソハの地下水道」の主人公はレジスタンスの兵士でも、闘う市民でもありません。
主人公レオポルド・ソハの仕事は下水道修理。
みるからに小悪党といった顔つきの中年男です。
本業だけでは妻子を養えず、副業としてコソ泥を働き、
その戦利品を職場である地下水道に隠したりしています。
迷路のような下水道もソハにとっては自分の部屋のようなものですからね。

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そんな男がある日、ナチスのゲットー掃討から逃れようと、
地下水道に通じる穴を掘っているユダヤ人グループを発見。
報奨金目当てにドイツ軍に報告すれば彼らの命はそれまでです。
しかし、ソハは一回だけの報奨金よりも、このユダヤ人たちを地下水道にかくまい、
恒常的に金をひきだすことを思いつきました。小悪党の考えそうなことでしょ?
地下水道の隅から隅まで知り抜いているソハにとって彼らは新しい金づるになるはずだったのですが…
とまあ、ハリウッドが撮影したら、戦争コメディになりかねないような内容。
でも、これが実話だというのだから、驚きました。

この驚くべき実話は、脚本家のデヴィッド・F・シャムーンが
カナダの新聞記事からみつけました。
彼がその記事を目に留めたことから企画が始まり、
なんと8年もの製作期間を経て完成した映画です。
監督はアグニェシュカ・ホランド。


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アグニェシュカ・ホランド

1948年ワルシャワ生まれ。現在はフランスに住んでいますが、
アンジェイ・ワイダにも指導を受けた女性監督です。
「太陽と月に背いて」(‘95)「敬愛なるベートーヴェン」(‘06)などを監督し、008年にはニューヨーク近代美術館(MOMA)で彼女の代表作が数々上映されてもいます。
脚本家としても活躍し、クシシュトフ・キェシロフスキの「トリコロール」3部作の1作目『トリコロール/青の愛』の共同脚本を手がけており、数々の映画監督にも脚本を提供しています。

さあ、どんなお話なのでしょうか。
次回まで乞うご期待でございますよ。



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☆9月13日に更新しました。いつも応援してくださって本当にありがとうございます☆

ソハの地下水道
監督/アグニェシュカ・ホランド、脚本/デヴィッド・F・シャムーン、原作/ロバート・マーシャル「ソハの地下水道」(集英社文庫)、プロデューサー/シュテファン・ロイター、パトリック・ニッぺ、マルク=ダニエル・ディシャン、レアンダー・カレル、ユリウシュ・マフルスキ、エリック・ヨーダン、ポール・シュテファン
撮影/ヨランダ・ディレフスカ
出演
ロベルト・ヴィェンツキェヴィチ/ソハ、ベンノ・フユルマン/ムンデク、アグニエシュカ・グロホフスカ/クララ、マリア・シュラーダー/パウリナ、ヘルバート・クナウプ/イグナツィ、キンガ・プライス/ソハの妻
9月22日(土)TOHOシネマズシャンテ他にて公開
2011年、ドイツ・ポーランド合作、ポーランド語、ウクライナ語、イディッシュ語、ドイツ語、145分、日本語字幕/吉川美奈子、後援/ポーランド広報文化センター、配給/アルバトロス・フィルム、クロックワークス
http://www.sohachika.com/pc/

by Mtonosama | 2012-09-13 06:18 | 映画 | Comments(4)
Commented by すっとこ at 2012-09-14 21:47 x
なぜなんだーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!

コメント書いてると途中で強制終了に
なってしまうのですが!
これは最後まで書けるか?

ああ気が焦っちゃう。
こないだ当地でTV放映の
”ライフイズビューティフル”を観たばかりです。
これも実話に基づいてましたね。

ああ どうにか終わりまで無事に書けたようです。
大急ぎでポチッと押します!
Commented by アイスケーキ at 2012-09-14 21:59 x
これも舞台はポーランドですか。

戦争から何年も経っているのに 
実話がいろいろ出てきますね。
それも結構 感動物のようです。
次回が待たれます。

まだまだ暑くて まだまだアイスケーキで過ごします。
Commented by Mtonosama at 2012-09-15 06:55
♪すっとこさん

最後まで書いていただけてよかったぁ。
なんかここのところPCトラブル多いですよね。
PC苦手同士、連帯していきましょう!
って、あまり役には立たない連帯だけど^_^;

難局を乗り越え、今日もポチッをありがとうございました。
Commented by Mtonosama at 2012-09-15 07:00
♪アイスケーキさん

ポーランドが舞台です。
感動しますよ。
最近、この時代にありながらやられているだけじゃない
ユダヤ人が描かれていて、世の中変わったんだなぁ、
と思います。

いつまでも暑いですね。
この映画が公開になる22日はもう涼しいでしょうか。