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殿様の試写室

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桃(タオ)さんのしあわせ -1- 桃姐

桃さんのしあわせ -1-
桃姐

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©Bona Entertainment Co.Ltd.

「桃(たお)さんのしあわせ」。こういうタイトル良いですねぇ。
ショーウィンドウにふとみつけた好みの品にふらふらっと吸い寄せられていく感じ。
オリジナルタイトルは“桃姐”とそっけないけれど、これまた悪くないです。
いいなぁ――
というわけで、題名に魅かれて観てきました。

香港の雑踏がなんとも懐かしげ。
八百屋のおにいさんとの店先での会話や、桃(たお)さんのつくるおいしそうな家庭料理。
老人がたくさん出てくる映画です。
香港人も日本人も同じアジア人。
日本の下町のどこかにもこんな風景はあるのだろうな、と感じながら、
ゆったり楽しんできました。

年老いて一人で生きていくのは難しいし、死ぬことだって一人では難しいんですけど、
桃(たお)さんのような老い支度と死に支度ができればいいし、
ロジャーのように優しく手をひいてくれる人がいたら最高かも。
150歳にもなるとそんなことをしみじみ感じます。

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「桃(たお)さんのしあわせ」は、本作のプロデューサー、ロジャー・リーさんと
60年間リーさん家族に仕えてきたメイドの桃(たお)さんとの実体験を元にしたお話。

本作は今年、中国、香港、台湾で公開され、非アクション映画としては異例の大ヒットとなりました。
ヴェネチア国際映画祭では、桃(たお)さんを演じたディニー・イップさんが主演女優賞を受賞しています。

ロジャー・リー
本作の原作者でもあり、製作も担当したロジャー・リーは1950年生まれの香港の映画プロデューサー。高校卒業後、家族でアメリカに移住。オレゴン大学で国際市場学を学び、香港に帰国後、RTHK(香港電台)に入り、映画制作に携わる。アン・ホイ監督の「女人、四十。」(‘95)の製作に参加。本作「桃さんのしあわせ」は彼の実体験を元にアン・ホイ監督が映画化。2012年3月には自伝本「桃姐與我」も出版された。

アン・ホイ監督
アジアを代表する女性監督。1947年、中国・遼寧省で中国人の父と日本人の母との間に生まれた。5歳の時に香港に移住。香港大学で英語と比較文学の修士を取得した後、ロンドンの映画学校で2年学ぶ。香港に戻り、テレビ局でテレビドラマやドキュメンタリー作品を手がける。79年に初の長編映画「瘋劫」発表。香港ニューウェーブの旗手として注目される。ベトナム3部作の2作目「望郷/ボートピープル」(‘81)が有名。ベトナムものの他、家族間の問題や老人問題を描いた作品も多く、「女人、四十。」(‘95)ではベルリン国際映画祭主演女優賞、香港金像奨・主要5部門を獲得。

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本作といい、最近観たフランス映画「みんなで一緒に暮らしたら」といい、
老いや死をテーマにした作品が続きました。
東でも西でも団塊の世代が歳をとり、老いや死に直面する時を迎えています。
「関係ないもんね」とまだソッポを向いていることのできる年代の方も、
「今その真っ最中だよ」という方も、どうぞおつきあいくださいませ。

さて、さて、一体どんなお話なのでしょうか。
続きは次号で。乞うご期待でございますよ。



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☆9月26日に更新しました。いつも応援ありがとうございます☆

桃(タオ)さんのしあわせ
監督・製作/アン・ホイ、製作・原作/ロジャー・リー、脚本/スーザン・チャン、製作/チャン・プイワー、製作総指揮/ドン・ユードン、アンディ・ラウ、ソン・ダイ、撮影/ユー・リクウァイ
出演
ディニー・イップ/桃、アンディ・ラウ/ロジャー、チン・ハイルー/チョイ主任(老人ホーム)、ワン・フーリー/ロジャーの母、イーマン・ラム/カルメン(ロジャーの助手)、アンソニー・ウォン/”バッタ“、ボボ・ホイ/ガム(老人ホーム)、チョン・ブイ/キン(老人ホーム)、ホイ・ソーイン/ムイ(老人ホーム)、エレーナ・コン/ガムの娘、ジェイソン・チャン/ジェーソン、サモ・ハン/映画監督、ツイ・ハーク/映画監督、ニン・ハオ/本人役、レイモンド・チョウ/本人役、ジョン・シャム/本人役、ロー・ラン/本人役、和田裕美/歌手
10月13日(土)Bunkamuraル・シネマほか全国順次公開
2011年、中国・香港、広東語、119分、字幕/遠藤壽美子、後援/香港特別行政区政府駐東京経済貿易代表部、提供・配給/ツイン
http://taosan.net/

by Mtonosama | 2012-09-26 06:29 | 映画 | Comments(4)
Commented by すっとこ at 2012-09-28 06:47 x
居場所をNYから長州に変えた
一時帰国中のすっとこです。
旅の空ゆえ ちょっとご無沙汰でした。

桃さん・・・メイドさんなのですね。
どうやら生涯をメイド先で迎えられそうな
ストーリーですね。

英国に居たころ、ご近所に妻を早く亡くした老教授が
いらして、長く勤めたメイドさんを結局は養女という形
で自分亡き後の彼女の居場所を確保してあげてました。
果たして老教授はそれからほどなくして亡くなったのですが
大きな屋敷に元メイドさんがひとりで暮らしていて、訪ねて
くる教授の子供家族と親しく接していました。

あまりに長く居るとメイドさんも家族なのですね。
もちろん雇い主も素晴らしい人達なのだと思います。

桃さん、どういうストーリーなのでしょうか?
次号への期待を込めてポチッと押して帰ります。
Commented by Mtonosama at 2012-09-28 09:13
♪すっとこさん

お久しぶりです。

へぇ、すっとこさんのそのお話もすごいですね。
まさに桃さんと同じなんだ。

世界中を見ていらしたすっとこさん。
映画よりも、小説よりも、すごい事実を見ていらしたんですね。
すごい!

あ、ポチッもありがとうございます。

長州は涼しいですか?
Commented by ライスケーキ at 2012-09-28 10:47 x
「老い支度、死に支度」。
私も、そろそろ考えねば、と思っています。

60年間 家族に仕えるメイドさんがいるなんて
リーさんリッチな家庭の出身なんですね。

桃さんも こうして映画の主人公になれたなんて、
幸せだったんでしょうね。

「良き死を考えることは、より良く生きること」に
つながると思います。

次回、楽しみにしてます。
Commented by Mtonosama at 2012-09-28 11:37
♪ライスケーキさん

リーさん、お金持ちなんですね。
メイドさんというと上田敏子作「フイチンさん」を
思い出してしまいます。

今では香港には中国人のメイドさんを雇う人はいないということです。

でも、すっとこさんのコメントにもありましたが、
長い間、生活を共にするとメイドさんとは家族以上の
つながりになるんですね。