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殿様の試写室

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最終目的地 -1- The City of Your Final Destination

最終目的地 -1-
The City of Your Final Destination

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©2008 ST.PANCRAS INC. ALL RIGHTS RESERVED

「最終目的地」。
タイトルから「ターミネーター 最後の○○」的なものを連想してしまいました。
オリジナルタイトルも“The City of Your Destination”。ほぼ、まんまです。

タイトルにひっかかりを感じつつも、
南米ウルグアイの緑濃い孤絶した邸宅に暮らす不思議な家族の話と聞いて、観てきました。

ウルグアイ、首都モンテビデオ。
パラグアイ、首都アスンシオン。
国の名前はウルとパラの違いだけなのに、首都の名前は全然違うんだなぁ、と、
小学生のとき、つまらないことに感心しながら首都を覚えました。

「ウィスキー」(‘04)というウルグアイの映画は観たことがありますが、
そういえば、パラグアイ映画はまだ観たことがありません。
2006年に「ハンモック」という映画が上映されたようですが。

ま、その位、知らない国ですし、日本から遠く離れた国でもありますから、
憧憬を感じます。

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ウルグアイの都市の様子ならなんとなくわかります。
「ウィスキー」という映画は首都モンテビデオを舞台にしていましたから。
モンテビデオは、なんていうか、太陽光線のまぶしくないハバナって感じでしょうか。
ハバナも行ったことはありませんけどね。

「最終目的地」は84歳のジェームズ・アイヴォリー監督の集大成ともいえる作品です。
「眺めのいい部屋」(‘87アカデミー賞3部門受賞)、
「モーリス」(‘87ヴェネチア国際映画祭3部門受賞)、
「ハワーズ・エンド」(‘93アカデミー賞3部門受賞)、
「日の名残り」(‘94アカデミー賞主要8部門ノミネート)、
「上海の伯爵夫人」(‘05)
など数々の名作を生みだしてきたジェームズ・アイヴォリー監督。

本作はアメリカの現代作家ピーター・キャメロンの同名小説を原作とした作品です。

南米ウルグアイを舞台に、
作家の未亡人、作家の愛人と娘、作家の兄とそのパートナー(彼らはゲイです)、
その作家の伝記を執筆するために訪れた青年と恋人――
それらの人間関係や、それぞれが抱える心の葛藤を、
退廃的で鬱々とした南米の空気感の中に描きこみました。

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脚本は「眺めのいい部屋」「ハワーズ・エンド」でアカデミー賞脚色賞を2度受賞している
ルース・プラワー・ジャブヴァーラ。
撮影はゴヤ賞6度受賞のスペインの名カメラマン「宮廷画家ゴヤは見た」のハビエル・アギーレサロベ。
音楽は「モーターサイクル・ダイアリーズ」でウルグアイ人として初めてアカデミー賞主題歌賞を
受賞したホルへ・ドレクスレル――

監督、脚本、撮影、音楽。どれもこれもかつての作品の中で強い印象を残した人物ばかり。
なかでも音楽がまた良かったんですわ。

映画の中の音楽って普段あまり気にすることはないし、
逆に、ミュージカル映画ならともかく、
音楽ばかりが立ってしまうのっていけないと思っていました。
しかし、今回は違います。最高でした!
この映画のために書き下ろしたエンディング曲”EL MUSEO DE LAS DISTANCIAS ROTAS”,
”LA BRUMA DEL AYER”も素晴らしいのですが、
作中にちりばめられたクラシックやオペラのセレクトにはうなりました。
密林の温気をここまで彷彿させますか。絶句です。
おそるべし。ホルへ・ドレクスレル。

ウルグアイの密林の濃密な空気感、ウルグアイの田舎町の高い空・・・・・
行ったことはないけれど、観客の脳につきつけてくるものは、
映像と並び、いえ、もしかしたらそれ以上に音楽の功績が大きいかもしれません。

さあ、どんなお話なのでしょう。真田広之さんの役どころも気になるところですしね。
続きは次回まで、乞うご期待でございますよ。



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☆10月2日に更新しました。いつも応援ありがとうございます☆

最終目的地
監督/ジェームズ・アイヴォリー、脚本/ルース・プラワー・ジャブヴァーラ、原作/ピーター・キャメロン、撮影/ハビエル・アギーレサロベ、音楽/ホルへ・ドレクスレル
出演
アンソニー・ホプキンス/アダム・グント、ローラ・リニー/キャロライン・グント、シャルロット・ゲンズブール/アーデン・ラングドン、オマー・メトワリー/オマー・ラザギ、真田広之/ピート、アレクサンドラ・マリア・ララ/ディアドラ
10月6日(土)よりシネマート新宿他全国順次ロードショー
2008年、アメリカ映画、117分、字幕/田中武人、提供・配給/ツイン、宣伝・配給協力/太秦、協力/パラマウントジャパン
http://www.u-picc.com/saishu/

by Mtonosama | 2012-10-02 06:50 | 映画 | Comments(8)
Commented by よっしー at 2012-10-02 10:41 x
るるる〜アイヴォリー監督だいすきです!!これは楽しみだあ@@
Commented by すっとこ at 2012-10-02 22:01 x
あ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
思い出した!”眺めのいい部屋”のロケ地、
イングランドのクロイドン地方だったんだ。
パブ・オブ・ザ・イヤーに選ばれた美味しいパブに
行く途中の曲がりくねった細い道がロケに
使われた、と地元の人が教えてくれました。

この映画、観たい。是非見たい。
南米を舞台にした映画が好きで
ウルグアイって言ったことないけど
なんだかスタッフがきら星のごとく素晴らしいもの。

真田宏之は実は好きじゃないけど
でもこんな凄い映画に出演するなんて
それこそ凄いことで 尊敬に値すると思う!

来週成田→NYなので機内映画で上映して
くれないだろうか?
期待しながらポチッと押して帰りますね。
Commented by Mtonosama at 2012-10-03 07:10
♪よっしーさん

るるる~♪
良かったですよぉ。今週の土曜日から公開されます。

ああ、南米に行きたか~♡
Commented by Mtonosama at 2012-10-03 07:17
♪すっとこさん

この映画を観て、前作すべて観たくなりました!
なんか毎回感動しているみたいですけど、良い映画でした。

真田広之さんはアイヴォリー作品2度目の出演ですが、
アンソニー・ホプキンスとのからみもなかなかでしたよ。
機内で観られるといいですね。
しかし、もう来週NYですか・・・・・

またまたポチッをありがとうございました。
Commented by ライスケーキ at 2012-10-03 11:26 x
真田さんアイヴォリー監督の作品に出てたんだ。
知らなかった。
私、結構彼好きなんです。
誕生日も同じだし・・・。
関係ないか・・・。

ウルグアイ。
あまり良く知りませんが、作品の中で訪れたいと思います。
Commented by Mtonosama at 2012-10-03 19:56
♪ライスケーキさん

真田広之と同じ誕生日なんですか?
私は吉永小百合と一緒です。
あ、それこそ関係ないか・・・

ウルグアイ、パラグアイ、アルゼンチン。
南米のディープ・サウス・・・
行きたいけど、あまりに遠すぎますね。
私も映画だけで良しとするしかないかなぁ。

Commented by Tsugumi at 2012-10-04 07:43 x
ラテンダンス大好きな私でもウルグアイどこにあるのか知りません(苦笑)
リタイヤしたら宝くじ当てていろんな国に行きたいと思っています。
夢ですけど(爆)

Commented by Mtonosama at 2012-10-04 09:20
♪Tsugumiさん

宝くじかぁ^_^;
でも、当たったら、私も南米行きたいです。
飛行機だときつそーだから船で行くのも素敵ですね。
ま、時間もお金もかかるけど。
夢だからいっか(笑)