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殿様の試写室

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フタバから遠く離れて Nuclear Nation -1-

フタバから遠く離れて 
Nuclear Nation -1-

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(C)2012 Documentary Japan, Big River Films

フタバ
福島県双葉町。福島第一原発の5号機と6号機がある町です。
昨年3月のあの事故の後、町全体が警戒区域となり、
1423人の町民が250km離れた埼玉県の旧騎西高校へ避難しました。
町全体で移住、という考えられないような事態です。

あれから1年7ヶ月が過ぎようとしています。
国会前では毎週金曜日になると反原発デモが行われています。
でも、メディアでは民主党や自民党の総裁選び一色。
忘れるには早すぎるのではないですか?

テレビや新聞は新しいことだけを追っかけるのが仕事だとしたら、
(それにしても毎週金曜日のデモのこと、もう少し知らせてくれてもいいと思うんですけどね)
テレビや新聞が忘れたように見えた頃、おもむろに、
あのことが今も終わるどころか、継続中であることを知らせるメディアがありました。
何だと思います?
そう、映画です。

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「フタバから遠く離れて」は、町ぐるみの移住という稀有の体験を
現在も続けている福島県双葉町の避難生活を描いたドキュメンタリーです。
あの日、
故郷と共に、
家も、
慣れ親しんだ暮らしも、
仕事も、
祭りも、
想い出を確かめるよすがも、
すべてを失った町民たちの日常を9ヶ月間にわたって記録した映画です。

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さて、冒頭で、双葉町のことを福島第一原発5号機、6号機がある町とご紹介しました。
5号機、6号機?
そうなんです。福島第一原発には6基の原発があるんですね。
1号機から4号機については比較的報道されることが多いのですが、
この5、6号機はあまり意識にのぼりませんでした。

ニコニコニュースにこんなレポートがありました。 http://news.nicovideo.jp/watch/nw104783

福島第一原発には6基の原発があるが、連日のように報道される1~4号機に比べると、
5、6号機の動静はほとんど伝えられない。
 地震発生時に5、6号機は定期検査中。しかも、午後3時35分に到達した高さ15mの津波によって、
1~4号機の全交流電源が喪失したのに対し、5、6号機は1台の非常用ディーゼル発電機が運転を継続、10日後には外部電源に切り替えられ、以降、原子炉内の温度が100度以下になる「冷温停止」が続いている。
 衛星写真で見ればよくわかるが、5、6号機は双葉町にあり、南にある大熊町の1~4号機とは少し離れている。この若干の距離感に「冷温停止」の安心感が、5、6号機の存在を忘れさせる。
by伊藤俊博氏

双葉町は原発の町であり、かつ、町全体が警戒区域となり全町避難を余儀なくされた町です。

以前より目に触れることが少なくなった原発事故。
だからといって、決して終わってはいません。
はたして終息宣言を出せる状態だったかどうかもわかりません。
まだまだ現在進行中なのだと思います。




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☆10月8日に更新しました。いつも応援ありがとうございます☆

フタバから遠く離れて
監督/ 舩橋淳、プロデューサー/橋本佳子、撮影/舩橋淳、山崎裕、音楽/鈴木治行、エンディングテーマ「for futaba 」作曲・演奏/坂本龍一
出演
双葉町のみなさま、双葉郡のみなさま
10月13日(土)よりオーディトリウム渋谷ほか全国順次ロードショー
2012年、日本、96分、製作・配給/ドキュメンタリージャパン、ビッグリバーフィルムズ
http://nuclearnation.jp/jp/

by Mtonosama | 2012-10-08 06:35 | 映画 | Comments(6)
Commented by ライスケーキ at 2012-10-09 20:22 x
夏に福島へ行ったら
「がんばろう 福島」のポスターがあちこちに貼ってあった。
観光客も まだ半分も戻ってこないそうだ。

各地域の「セシウム値」のお知らせも 
いつの間にか放送されなくなった。

でもでも、原発問題まだ何も解決してないんですよね。
又、「原発反対デモ」に参加しなくてはと思ってますが、
こう言う映画                                 映画館だけじゃなくてTVでも放映して欲しい。

この映画は「映画は映画館で」じゃなくても良いですよね。
私も観たいけど                              沢山の人に観て欲しいです。
Commented by すっとこ at 2012-10-09 22:28 x
うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーむ!

原発の問題、その実際の被害者は
このようにある日突然 ごく普通の生活を
送っていた人たちですね。

根を引き抜かれた植物のように 
むりやり他の場所での生活を
余儀なくされて。

自分だったらどうだったろう?
これは「あなた」の問題ではなく「わたし」の問題です。

映画と言うメディアがどのように語りかけるのか、
声高でないことを願います。

うつむきながらポチッと押して帰ります。

Commented by 薄荷グリーン at 2012-10-09 22:45 x
こんばんは!

これは結構難しい問題ですよね。心情的にはこういう事故を起こした原発は無いほうが良いという意見も分かるんだけど、代替エネルギーのことを考慮しないと、日本そのものが機能不全起こしそうだから。
反原発デモもどうも背後に政治的な動きがくっついてそうであまり信用する気にはならないし。
わたしは早急にやって欲しいのは今回の惨事の責任の所在を早く明確にして欲しいということ。どうしてあんな事態に陥ってしまったのか責任がどこにあったのか明確にして該当する人間に責任を取らせなければ、いつまで経っても東電の態度、これから先のビジョンも何も変わらずに進んでいくと思うから。

でも住んでいた人のことは本当に何とかしてあげたいです。もう二度と元にはもどれない可能性だって十分にあるからいつかもとの生活に戻れるなんていう甘い認識に立ち至らずに、避難を続けている人が一番幸せになるにはどうしたらいいんだろうって。でもこんなこと考えても答えが出るとも思えないですよね。
写真みて、これは自衛隊の楽隊の人?自衛隊の人が被災した人たちと協力しているような様子なのがなんだかちょっとほっとした気分になりました。
Commented by Mtonosama at 2012-10-10 06:15
♪ライスケーキさん

そうですね。私も福島へ行ったとき、周囲のきれいな山を
見て
「ああ、こんなにきれいなところなのに・・・」
と思ってしまいました。福島のFMでは普通に放射線量を
放送しています。女性アナウンサーの優しい声で、です。
福島ではこれが日常になっているのだなぁ、と感慨に耽り
ました。

この現実をいつもいつも認識していないといけませんね。
Commented by Mtonosama at 2012-10-10 06:22
♪すっとこさん

普通のおじさんや普通のおばさんが避難生活をしています。
町長さんが「難民の意味がよくわかった」と映画の中で
言っていました。
普通のおじさんやおばさん、老人や子どもが
シリアやアフリカの難民と同じ体験をしているのですよね。

洗濯ものや貼り薬などに囲まれた原発避難民です。

すっとこさんのおっしゃる通り、「あなた」の問題ではなく、
「わたし」の問題ですよね。
Commented by Mtonosama at 2012-10-10 06:34
♪薄荷グリーンさん

この映画は舩橋淳監督が避難民たちを9ヶ月にわたって撮り続けたもので、彼はこれからも定点観測を続けていくそうです。
定点観測を続けていく内に、監督の眼は双葉町民と同じものを見続けることになるのだろうな、と思います。

町民に対しては「気の毒でしたね」では絶対にすみません。
責任の所在を明らかにして、彼らが展望と希望を持って生きていけるようにならないければなりませんよね。

自衛隊や天皇皇后の来訪という非日常が日常になる生活・・・

忘れてはならない問題が多すぎます。