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殿様の試写室

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みんなで一緒に暮らしたら -1- Et si on vivait tous ensemble?

みんなで一緒に暮らしたら -1-
Et si on vivait tous ensemble?

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(c)LES PRODUCTIONS CINEMATOGRAPHIQUES DE LA BUTTE MONTMARTRE/ROMMEL FILM /MANNY FILMS /STUDIO 37/HOME RUN PICTURES

先月、当試写室で上映した「桃(たお)さんのしあわせ」。
http://mtonosama.exblog.jp/18004827/ http://mtonosama.exblog.jp/18014554/
60年の間、リーさんという香港に暮らす家族に仕えたメードさんのエンディングノートともいえる映画でした。 

「みんなで一緒に暮らしたら」もフランス版エンディングノートでしょうか。
ジェーン・フォンダやジェラルディン・チャップリンといったゴージャスな女優や
若手ではダニエル・ブリュールが出演。

笑ったり、しんみりしたり、いわば、お固くない老い支度、死に支度の映画です。
75歳とは思えないナイスバディのジェーン・フォンダがアメリカ訛のフランス語で
(アメリカからフランスに永住した元哲学教授という設定なので)
合理的に、きっぱりと、そして、明るく、死に支度をする女性を演じています。

病気や、老いや、死は、一般的にはあまり楽しい話題とはいえないのだけれど、いずれ行く道。
どうせ、いつか向かい合わなくてはならないのならば、
笑いながら、今後向かうであろう未知の領域を覗いてみるのも悪くありません。

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登場するのは、人生の終わりをどのように過ごすべきか、を考え始めた5人の男女。
彼らが1軒の家で一緒に暮らし始めたら、というお話なのですが――

これって日本でも雑誌などでよく紹介されてますよね。
コーポラティブハウスとかいうんですか?
例えば、シングルの女性たちが退職後、土地や建物を共同購入して暮らす、みたいな。

この映画でも、2組の夫婦と1人暮らしの男性が一緒に暮らそうか、となるんですが、
そこはなんといってもフランス。一筋縄ではいきません。

映画の中でもジェラルディン・チャップリンが演じるアニーが言います。
「ヒッピーじゃあるまいし、共同生活なんて絶対イヤ!」

うん、そりゃそうだ。
いくら40年来の友人同士とはいえ、個人主義の権化(?)であるフランス人が5人、
ひとつ屋根の下で暮らすなんて!
絶対、大変そう。

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今や、人生の終わりをどう過ごすかは、世界中の高齢世代の関心事――
本作も2011年ロカルノ国際映画祭でお披露目されたときは万雷の拍手喝采を浴びたとか。
5年越しの企画を実現させたのは、フランス映画界が期待する1970年生まれの監督、
ステファン・ロブランです。
彼はまた、2度のアカデミー賞を受賞したジェーン・フォンダを
40年ぶりにフランス映画に出演させました。

皆さまよくご存知の通り、ジェーン・フォンダは名優ヘンリー・フォンダを父に持ち、
弟はピーター・フォンダ、姪はブリジット・フォンダという映画一家の一員。
ですが、彼女、父ヘンリー・フォンダとの間には大変な確執がありました。


1950年12歳のとき、夫ヘンリーの浮気を苦に神経を病んでいた母が4月に自殺。
それなのに、同じ年の12月に彼はもう再婚。これを期に父娘の間の溝は深まっていきます。
その後、ジェーンはロジェ・バディム監督と結婚(‘65)、離婚(‘73)、
離婚後3日後に政治活動家のトム・ヘイドンと結婚。
反戦、反体制、ウーマンリブの闘士として活躍した時期も。

ジェーン自身、人生の荒波を泳ぎ抜いてきました。
そうするうちに父との間にも少しずつ変化が――
あの「チャイナ・シンドローム」(‘79)で5度目のアカデミー賞主演賞候補にあがった頃、
父ヘンリーとの歩み寄りを見せ、
名優といわれながらアカデミー賞を取ったことのない父のために「黄昏」(‘81)の映画化権を獲得。
見事ヘンリー・フォンダに人生初のアカデミー賞主演男優賞をもたらしたのです。

と、まあ、彼女の人生だけでも1本の映画ができそうですが、
本作は後期高齢者5人の老い支度のお話。
(まだまだ、とのの半分の年齢ですけどね)

さあ、一体どんな内容なのでしょうか。
続きは次回までのお楽しみ。乞うご期待でございますよ。



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☆10月25日に更新しました。いつも応援ありがとうございます☆

みんなで一緒に暮らしたら
監督・脚本/ステファン・ロブラン、撮影/ドミニク・コラン、音楽/ジャン=フィリップ・ヴェルダン、美術/ダヴィッド・ベルサネッティ
出演
ジェーン・フォンダ/ジャンヌ、ジェラルディン・チャップリン/アニー、ダニエル・ブリュール/ディルク、ピエール・リシャール/アルベール、クロード・リッシュ/クロード、ギイ・ブドス/ジャン、ベルナール・マラカ/ベルナール、カミノ・テシェイラ/マリア、グウェンドリーヌ・アモン/サヴィーヌ、ブリアール犬/アルベールの愛犬オスカル
11月3日(土)よりシネスイッチ銀座、梅田ガーデンシネマ他にて順次ロードショー
2011年、フランス/ドイツ、フランス語、96分、字幕/古田由紀子、配給/セテラ・インターナショナル、スターサンズ、http://www.cetera.co.jp/minna/

by Mtonosama | 2012-10-25 06:37 | 映画 | Comments(6)
Commented by Tsugumi at 2012-10-25 16:32 x
身につまされそうな映画ですね。。
いつか我身。。

そう言えば昔ヘンリー・フォンダ好きだったような記憶が・・・
ピーター・フォンダはイージーライダーうちのだんな様あこがれのR66です。
ジェーン・フォンダどんな演技をしてるのか見てみたい。
Commented by との at 2012-10-25 20:44 x
♪Tsugumiさん

ヘンリー・フォンダがお好きでしたか。
私はバイクには乗りませんが、「イージーライダー」のピー
ター・フォンダが忘れられません。

ジェーン・フォンダは75歳だとは絶対信じられませんよ。
ホントにシャープな身体です。
Commented by すっとこ at 2012-10-26 21:30 x
きゃぁぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーあああ!

そうだった、ジェーン・フォンダだったんだわ!
最初写真見た時「ん?誰だっけ?どこかで見た女優」
なんて思ってしまいました。
映画出演、久しぶりではないでしょうか?
いいですね、最近このような熟年世代の映画が
いろいろあって。

ジェラルディンもジェーンも
驚くほど父上に似てきましたね!!

ジェーンフォンダは”Work Out”というエクササイズの
ビデオ(の時代だった)売り出し、大ヒット。
ご本人も「美容整形なんかしちゃ駄目。
100メートル先からでもわかっちゃうんだから。
それよりこうやって自分でワークアウトしなさいね」
と言っておきながら
その実自分はバストお直ししていることを
ばらされてしまいました。
ウエスト細くするために肋骨の一番下を切っている、
とも言われましたっけ。

あらやだ。ミーハーはこれですから。

豪華出演陣のそれぞれの老い支度、見て
みたいです。
自分は・・・老前整理しなくちゃ・・・物の山が・・・。

気を取り直してポチッと押して帰ります!
Commented by ライスケーキ at 2012-10-26 22:43 x
「人生の終わりをどう過ごすか」
そろそろ私にとっても  大きな問題になってきました。

映画の皆様はどんな選択をしたのでしょう。

いろいろ考えても仕方ないから
「今を楽しく生きれば良いや」と
私は最近考えるようにしています。
「ケ・セラ・セラ」ですね。







Commented by Mtonosama at 2012-10-27 09:21
♪すっとこさん

そうよ、そうよ。ジェーン・フォンダなのよ。
ジェラルディン・チャップリンの方がジェーンより若いのに
シワがすごいの。お父さん似かしらね。

でも、歳をとったらシワが増えるのは当たり前って、
開き直ってる感じで素敵♡

それにしても、ジェーン・フォンダの細さはwork outの成果
だとばっかり思っていたら、肋骨を切除したんですか!?
ウェスト細かったもんなぁ。
Commented by Mtonosama at 2012-10-27 09:23
♪ライスケーキさん

私もケセラセラです。
どうしようもないことを悩んでいても、それこそシワが増えるだけ。

なるようになりますよね。きっと。