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殿様の試写室

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アルバート氏の人生-1- Arbert Nobbs

アルバート氏の人生 -1-
Arbert Nobbs

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(C)Morrison Films


2013年の映画の幕開けは、本作「アルバート氏の人生」です。
なんともしみじみと心のひだにしみこんでくる作品でした。
19世紀のアイルランドを舞台にした静かな背景もまたしみました。


f0165567_516173.jpg 「ガープの世界」(‘82)でデビューし、「危険な情事」(‘87)でマイケル・ダグラス相手に超怖いストーカー女を演じ、「101」(‘97)でもダルメシアンの仔犬たちの毛皮を狙う悪女に扮したグレン・クローズ。
今回はなんと男性になってしまいました。

といっても、宝塚とも、きわもの映画とも違い、
なんとも静かでもの悲しく、なおかつクスッと笑ってしまいもする
感動的な映画でした。
19世紀のアイルランドを舞台にしたいわば時代劇ですが、
望まない性を選ばなければ生きられなかった主人公の
人としてのアイデンティティをも考えさせる非常に今日的な作品です。


おっと、新年早々ネタばれ?あいすみません。

1982年「ガープの世界」で映画デビューし、
いきなり、アカデミー助演女優賞にノミネートされたグレン・クローズですが、
1974年には舞台女優としてのキャリアをスタートさせています。
そして、オフ・ブロードウェイで舞台版「アルバート・ノッブス」を主演したのが1982年。
その演技でオビー賞を獲得しました。

オビー賞は"Off-Broadway Theater Awards"の略であり、その年にニューヨークで上演された優れた舞台に与えられる賞である。ニューヨークの新聞社The Village Voiceが主催する。アメリカにおける演劇に対する賞としては、トニー賞に次いで権威がある。トニー賞がブロードウェイを対象としているのに対し、オビー賞はそのほかをカバーしている。(Wikipedia より)

以来30年。
「死ぬ前にこの役を大スクリーンで演じたい」
と決意したグレンは今回、プロデューサー、共同脚本家、主演女優として本作に深く関わりました。
今年3月に66歳を迎える彼女にとって本作「アルバート氏の人生」はまさにライフワークだったんですね。

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原作は、アイルランド人作家ジョージ・ムーアの短編小説“The Singular Life of Albert Nobbs”(未訳)。
脚本は、グレン自身が原作をもとに草稿を書き上げ、
ハンガリー人脚本家ガブリエラ・プレコップがリライト。
アイルランド人作家ジョン・バンヴィルがアイルランドの風習や方言を取り入れて完成しました。
監督は、「彼女を見ればわかること」(‘01)「美しい人」(‘05)でグレンと組んだロドリゴ・ガルシアです。
ちなみに監督はあのノーベル文学賞作家ガルシア=マルケスの息子。
期待が高まります。

短編小説から書き起こされた脚本であり、舞台作品でもあったことから、
シンプルな構成ではありますが、訴えかけてくる力はとても強い映画でした。

さあ、彼女はなぜ男性として生きてこなければならなかったのか、
また、どのようにして自身のアイデンティティを維持し続けたか――

それについては次回のお楽しみということで。
乞うご期待でございます。



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☆2013年1月4日に更新しました。今年最初の映画です☆

アルバート氏の人生
監督/ロドリゴ・ガルシア、脚本/ガブリエラ・プレコップ、ジョン・バンヴィル、グレン・クローズ、原作/ジョージ・ムーア 短編小説「The Singular Life of Arbert Nobbs」、製作/グレン・クローズ、ボニー・カーティス、ジュリー・リン、アラン・モロニー、撮影/マイケル・マコドノー
出演
グレン・クローズ/アルバート・ノッブス、ジャネット・マクティア/ヒューバート・ペイジ、ミア・ワシコウスカ/ヘレン・ドウズ、アーロン・ジョンソン/ジョー・マキンス、ブレンダン・グリーソン/ホフロン医師、ジョナサン・リス・マイヤース/ヤレル子爵、ポーリーン・コリンズ/ベイカー夫人、ブロナー・ギャラガー/キャスリーン、ブレンダ・フリッカー/ポーリー
2013年1月18日(金)TOHOシネマズシャンテ他全国ロードショー
2011年、アイルランド、113分、配給/トランスフォーマー、後援/アイルランド大使館
http://albert-movie.com/

by Mtonosama | 2013-01-04 05:59 | 映画 | Comments(6)
Commented by すっとこ at 2013-01-04 13:33 x
うっぇぇぇぇぇええええええええええええええええええええええええええええええん!

せっかくの
せっかくの殿様の試写室なのに

うぇっぇぇぇぇーーーーーーーーーん!
写真が拙PCからなぜか見られまっしぇーーーーん!!

グレン・クローズ”危険な情事”が鬼気迫る演技
でした。そういえば彼女、男性っぽい顔かもですね。
あの映画がヒットして 愛人のいる男性の多くが
恐怖を感じて愛人と手を切った、とか?
ホントでしょうか???

明日目が覚めたら画像が見られるようになってる
ことを期待してポチッと力を込めて押して帰ります。
Commented by Mtonosama at 2013-01-04 21:01
♪すっとこさん

えぇぇぇぇぇ~~~~~?

じゃあ、グレン・クローズが男になっているところが見られないんですか?!
それは、それは、あんまりです。
明日になったら見えるようになることを日出ずる国より祈っておりまする。

「危険な情事」。愛人のいない女のとのでも、恐怖を感じました。
う~ん、愛人と手を切った殿方、いらしたかもしれませんね。

明日お目覚めの折、写真が見えますように。
そして、その時もう一回力をこめてのポチッをお願い致します。
では、また明日(^^)/~~~
Commented by ライスケーキ at 2013-01-04 23:39 x
新春一作目はアイルランドが舞台ですか。

昔はアイルランド物が好きで良く観たのですが
最近はさっぱり・・・。

ストーリーも面白そうだし                         グレン・クローズの演技も観る価値ありそうだし           映画館に行きたいです~。
Commented by Mtonosama at 2013-01-05 06:49
♪ライスケーキさん

アイルランドが舞台です。
良かったですよぉ。
もうすぐ公開です。さあ、今年は映画館へ!!
Commented by Tsugumi at 2013-01-06 06:36 x
危険な情事・・・数回見ました。

あのバスタブから起きあがるシーンが今でも脳裏に焼き付いております。

恐ろしい~~~!

その彼女が男装でしかもアイルランド。。見たいかも。

次回も期待しております。
Commented by Mtonosama at 2013-01-06 07:09
♪Tsugumiさん

あと寸胴鍋に猫だったかウサギだったかを入れて煮るシーンもありましたね(ゾーーーーッ!)
101の仔犬たちの毛皮を狙う女という設定もよくよく考えてみればメチャクチャ残酷ですし・・・・・

でも、本作はそんな先入見をぶっとばしてしまいました。
グレン・クローズ、すごい女優さんです。