ブログトップ | ログイン

殿様の試写室

mtonosama.exblog.jp

殿が観た最新映画をいち早くお知らせ!

海と大陸 -1- TERRAFERMA

海と大陸 -1-
TERRAFERMA

f0165567_6403450.jpg

(C)2011 CATTLEYA SRL・BABE FILMS SAS・FRANCE 2 CINEMA

試写状が送られてきて、さて、どの映画を観ようか、と考えるひとときは至福のときであります。

どれを観るかの決め手にするものにはいろいろあります。

お気に入りの監督の作品であること、あまり知らない国を舞台にした映画であること、
好きな俳優が出ていること、良いタイトルであること、そして、試写状の写真が良いこと――

f0165567_6412298.jpg

「海と大陸」はまさにその写真が決め手になりました。
青い海に向って小さな船から多くの男女が飛び込んでいきます。
それはまるで船の底から人が溢れ出すようであり、次から次へと人が盛り上がり
まるで仕掛け花火のようにダイブしていく写真です。

内容はどうあれ、このシーンをスクリーンで観られるだけで満足、
と試写室に向いました。

f0165567_6442422.jpg

本作は、シチリア島とアフリカ大陸の中間地点にあるリノーサ島が舞台の映画です。
この島は漁民が大半を占める小さな島ですが、今や漁業も衰退し、夏場だけの観光地になっています。

監督はエマヌエ―レ・クリアレーゼ。

エマヌエ―レ・クリアレーゼ
1965年ローマに生まれ、祖父はシチリア出身。1991年ニューヨーク大学で映画演出を学び、短編映画を何本か撮った後、1997年”Once We were Strangers”をニューヨークで撮影、長編映画監督デビューを果たす。その後、イタリアに戻り、シチリアのランぺドゥーサ島で撮った初めてのイタリア作品「グラツィアの島」(‘02)でカンヌ国際映画祭批評家週間グランプリを獲得。2006年シャルロット・ゲンズブールを起用し、20世紀初頭のアメリカへの移民問題を描いた「新世界」を監督。第63回ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を獲得。この作品はマーティン・スコセッシによって公開され、第79回アカデミー賞外国語映画賞イタリア代表に選ばれた。本作「海と大陸」では第68回ヴェネチア国際映画祭で審査員特別賞を受賞、さらに第84回アカデミー賞外国語映画賞イタリア代表に選ばれた。

小さな島の素朴な風景と美しい海を背景にしたお話なのですが、
実は、この島の地図上の位置に映画のキーポイントがありました。
本作の舞台であるリノーサ島は、べラージェ諸島に属し、
シチリア島の南方、チュニジア東方のシチリア海峡上に位置しています。

つまり、アフリカからヨーロッパへの玄関口なんですね。
シチリアと北アフリカの中間地点にあるため、
北アフリカからヨーロッパに渡る人々を乗せた船が漂着するケースが多いということです。

その昔ベトナムからやってくるボートピープルと呼ばれた人々もそうでしたが、
充分な装備を持たない小さな漁船に多くの人々が乗ってくるので、病気や遭難によって
途中で大勢亡くなるそうです。

もうおわかりでしょうが、この映画にはアフリカからの難民が登場します。
難民と、ヨーロッパへの玄関口にあたる小さな島の住民との関わりを描いた映画です。

あのダイビングシーンも気になりますが、いったいどんなお話なのでしょう。
続きは次回で。乞うご期待でございますよ。



今日もポチッとお願いできれば嬉しゅーございます。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
にほんブログ村 映画ブログ 新作映画・試写会へ
にほんブログ村
☆3月29日に更新しました。いつも応援してくださってありがとうございます☆

海と大陸
監督・原案/エマヌエーレ・クリアレーゼ、脚本/エマヌエーレ・クリアレーゼ、ヴィットリオ・モロー二、キャスティング/キアーラ・アニェッロ、助監督/エミリアーノ・トッレス、カメラ・オペレーター/ルイジ・アンドレイ、ライン・プロデューサー/フェデリコ・フォーティ、美術/パオロ・ボンフィーニ、撮影監督/ファビオ・チャンケッティ、製作総指揮/ジーナ・カルディー二、プロデューサー/リッカルド・トッツィ、ジョバンニ・スタビリーニ、マルコ・キーメンツ
出演
フィリッポ・チッロ/フィリッポ、ドナテッラ・フィノッキアーロ/ジュリエッタ、ミンモ・クティッキオ/エルネスト、ジュゼッペ・フィオレッロ/ニーノ、ティムニット・T/サラ、マルティーナ・コデカーザ/マウラ、フィリッポ・スカラフィア/マルコ、ピエルパオrp・スポッロン、ティツィアーナ・ロダート/マリア、ルベル・ツェガエ・アブラハ/サラの息子、クラウディオ・サンタマリア/財務警察官
4月6日(土)より岩波ホールほか全国順次ロードショー
2011年、93分、イタリア、フランス/イタリア語、日本語字幕/岡本太郎、提供/クレスト・インターナショナル、朝日新聞社、提供/イタリア大使館、http://www.umitotairiku.jp/

by Mtonosama | 2013-03-29 06:55 | 映画 | Comments(4)
Commented by ライスケーキ at 2013-03-29 22:23 x
海へダイブする人たちの写真を見て
リゾート地の若者達の青春映画 かと思ったけど
難民の方達が登場するんですね。

さてさて、どんなストーリーでしょう。
Commented by すっとこ at 2013-03-29 22:26 x
ひゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!

ほんまに船から人の湧いて出てるようなショット
ですね!

不法航行摘発から逃げる瞬間?
   ・・・逃げても仕方ないか・・・。

航行か大学のサークルのボート遊び?
   ・・・みんな楽しそうな水着だもん・・・。

いったいどういう話なのでしょうか。

それにしても世の中のこと、知らないことばかり
だと思わされます、殿様の試写室で。
感謝のポチッを押して帰りますね。
Commented by Mtonosama at 2013-03-30 07:15
♪ライスケーキさん

お、鋭い♪

次回ストーリーをご期待くださいませ。

片やこんな楽しい人々もあり、片や必死で逃げてくる人もあり、またまた楽しみにきた人々のおかげで生活できてる人もあり・・・・・
世の中一筋縄ではいきませんね。
Commented by Mtonosama at 2013-03-30 07:22
♪すっとこさん

3枚目のダイビングの写真で船の正面真ん中あたりで飛び込んでいるおにいさん、
この一瞬にシェー!のイヤミ氏スタイルしてるというその根性がすごいでしょ^m^

世の中知らないことばかりだけど、こんな風に飛び込んで遊びたいです。

今日もポチッとありがとう。
道中の無事をお祈り申し上げま~す(^^)/