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殿様の試写室

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イノセントガーデン -2- Stoker

イノセントガーデン -2-
Stoker

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(C) 2012 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved.


冒頭、先端が鋭く尖った単子葉類イネ科の丈高い草が生い茂り、
ザワザワと風に揺れる様子が不安をそそります。
無限地獄、尖端恐怖症・・・・・
ゾゾーッ・・・・・
静かな薄気味悪さに捉えられてしまいました。

なにかを予感させるオープニング。
ここで、はまります。ドキドキします。

とのの場合、映像でガツンといってしまった場合、
音楽はとりたててその存在を意識することはありません。
すいません。クリント・マンセルさん。
「ブラック・スワン」でも散々こわがらせてもらっていながら、なんて失礼な言い草でしょう。
ま、それは違和感なく映像と一体化しているということでしょうね。

さあ、一体どんなお話なのでしょうか。


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ストーリー
18歳の誕生日を迎えた日、
インディア・ストーカーは丘の上にある邸宅の庭で探し物をしていた。
毎年、誕生日には邸内のどこかにプレゼントの靴が隠されているのだが、
その日、庭の樹上に見つけた箱の中には1本の鍵が入っていただけだった。
そして、同じ日、父リチャードが急死した。

「リチャードは何のためにあんな遠くまで行ったの?」
「車ごと橋から落ちるなんておかしいわ」
父の死についてひそひそと交わされる会話を聞きながら、
孤独なインディアはたった一人の理解者である父を失ってしまった喪失感にうちひしがれていた。

葬儀の日、長い間、旅をしていたという叔父のチャーリーが現れ、参列者を驚かせる。
その日から彼はストーカー家に滞在することになる。

翌日、インディアは長年ストーカー家に勤めるマクガーリック夫人が
チャーリーを何やら責めているのを見かける。
だが、なぜか夫人はその日の内に姿を消した。

インディアと心を通わせない母エヴィは亡夫・リチャードとの仲も冷え切っていた。
その母がチャーリーと楽しげに買い物に出かけるのを冷めた目で見送ったインディアは
2人の留守中に彼のバッグを探ってみると、そこにインディアへのプレゼントと同じ箱があった。

おしゃれで、ガーデニングや料理もこなし、フランス語もテニスもうまい。
そんな完璧なチャーリーに「あなたは何が望みなの?」と訊ねるインディア。
「君と友だちになりたいんだ」
「わたしたちは家族だわ」

ある日、遠方から弔問に訪れた大叔母のジンがチャーリーを見て動揺する。
ディナーでエヴィになにか話したそうにするが冷たくあしらわれ、ホテルへ帰る。
そして、彼女もそのまま姿を消してしまった。

自分と同じように独特な感性を持つチャーリーに共鳴し始めるインディア。
だが、同時に彼が抱える過去にも疑問を抱き始めるのだった……


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ミステリー映画のオープニングでがっつりつかまってしまう場合、
そのラストでしゅーっとしぼんで、その竜頭蛇尾ぶりにがっかりすることがままあります。

しかし、本作は最後までひっぱられました。
日中のはずなのに薄暮のような影を予感させる暗さ。
人が群れているのに、なぜかそれは親和感のない集合体であったり。
そして、自らの心と感覚の食い違いに居心地の悪さを感じていた少女が、
叔父の登場によって真実の自分に気付かされる――

少女から大人に変わるその短い期間を、巧妙に繰りこまれた映像が象徴的に描いていきます。

〈少女から大人へ〉から、
♪大人の階段のぼる 君はまだシンデレラさ♪(「想い出がいっぱい」)
なんて歌詞を連想した方もおいででしょうが(あ、自分だけか?)、はっきり言って、違います。

イノセントな少女がこんな大人に変わっていくとは、ブルル、怖いです。
内側から浸み出てくるような変貌の様を見せてくれたミア・ワシコウスカ、すごいです。





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☆5月20日に更新しました。いつも応援ありがとうございます☆

イノセントガーデン
監督/パク・チャヌク、脚本/ウェントワース・ミラー、製作/リドリー・スコット、トニー・スコット、マイケル・コスティガン、製作総指揮/スティーヴン・レイルズ、マーク・ロイバル、撮影監督/チョン・ジョンフン、プロダクション・デザイナー/テレーズ・デプレス、音楽/クリント・マンセル
出演
ミア・ワシコウスカ/インディア・ストーカー、マシュー・グード/チャールズ・ストーカー(チャーリー)、ダーモット・マローニー/リチャード・ストーカー、ジャッキー・ウィーヴァー/グウェンドリン・ストーカー(ジン大叔母)、ニコール・キッドマン/イヴリン・ストーカー(エヴィ)、フィリス・サマーヴィル/マクガーリック夫人、オールでん・エアエンライク/ホイップ、ルーカス・ティル/ピッツ、ラルフ・ブラウン/保安官、ジュディット・ゴドレーシュ/ジャクィン医師
5月31日(金)TOHOシネマズシャンテ他全国ロードショー
2012年、アメリカ映画、99分、配給/20世紀フォックス映画
http://www.foxmovies.jp/innocent-garden/

by Mtonosama | 2013-05-20 06:55 | 映画 | Comments(6)
Commented by すっとこ at 2013-05-20 19:57 x
予告編の冒頭、”INDIAN PAINTBRUSH”と
出てくるこの名前はスタジオ名?オレンジ色でひと刷毛さっと
掃いたのがロゴマークなのですね。
インディアン・ペイントブラシといえばテキサスでは嫌われ者
のオレンジの花でした。なぜ嫌われるかといえば本来の州花で
あるブルーボンネットという真っ青な花を凌駕して増え続ける
外来種(?)だったから。

テキサスの春の原野を青く染めるブルーボンネット。その中に
点々と出現するオレンジのインディアン・ペイントブラシ。
この禍々しいオレンジが出てくると青一色は次の年はかなり
オレンジ混じりになってしまうのでした。

あるいはこのスタジオ名には強い外来種であれ、という願いが
込められたりして?この映画でもチャーリーは外来種?

ヒューストンを思い出してポチッと。
Commented by ライスケーキ at 2013-05-20 22:14 x
予告編見ただけで「ゾクゾク」してきました。
こういう映画は1人で見たいな。

すっとさんのインディアン・ペイントブラシ
の話も面白かった。そんな花があるんですね。

ますます映画に興味がわいてきました。
Commented by Mtonosama at 2013-05-21 07:06
♪すっとこさん

さすが在米期間の長いすっとこさん。
インディアン・ペイントブラシとは、言ってみればセイダカアワダチソウみたいな存在なのですね。
ブルーの花々の中に黄色の花が咲いているととてもきれいなんですが、それは禍々しいオレンジ色なのですか・・・・・

アメリカって行ったことがなくて、映画の中のシーンで知るだけなんですけど、印象的な光景が多いですよね。
広大な畑の中にポツンと十字路があったり、
砂漠の中の給水塔だったり、
本作にも草原と呼ぶには不吉な印象を宿す草むらがあったり。

アメリカは遠いので、映画の中のシーンでアメリカを感じさせてもらっています。

今日もポチッとありがとう。
ヒューストンか、随分前ですね。
Commented by Mtonosama at 2013-05-21 07:26
♪ライスケーキさん

この予告編の最初の写真、怖くないですか?
なんか楳図かずおの「蛇女」を思い出しました。

怖い映画はビクッとしたり、ハッと息を飲んだり、反応が
激しくなりがちなので一人で観た方がいいですよね。
Commented by Tsugumi at 2013-05-22 16:46 x
一人で見るのは恐そうなのでだんな様と一緒にみたいと思います。製作/リドリー・スコット、トニー・スコットって英国出身の親子監督どんなひねり加えているのでしょうね。

最近本当に映画観れてなくて・・・あぁとの様がうらやましい。
Commented by Mtonosama at 2013-05-22 19:38
♪Tsugumiさん

ぜひぜひだんな様と一緒にご覧になってください♪
映画を観られないほど商売繁盛ということですね。
そっちの方がうらやましいですぅ。

腰痛2週間目に突入し、実は映画を観るのがつらいとのです^_^;