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殿様の試写室

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台湾アイデンティティー -1-

台湾アイデンティティー -1-

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(C)2013マクザム/太秦

父方の祖母は旅行好きで、あちこち出歩いている人でしたが、
そのおばあちゃんが話してくれた台湾のエピソードです。
「台湾では鼻をかんだチリ紙(注:ティッシュペーパーのこと)を捨てても、『落としましたよ』と届けてくれるんだよ」
(うん、まず鼻をかんだ紙を路上に捨てちゃダメだよね)

東日本大震災のときにもいちはやく200億円を超える義捐金を送ってくれたのも台湾です。

とのが台湾に行ったときも道ですれ違うとニコッと笑って先を譲ってくれたなぁ。
そんな体験、大陸の方では一度もしたことがないのでビックリしました。
そうそう、中国・青海省のトイレで、行列していた台湾からの旅行客に
日本語で声をかけられたこともありました。
「台湾のトイレはどうですか?」と訊くとのに
「こんな(汚い)トイレは台湾にはありません」と怒りながら教えてくれたっけ。
(中国奥地のトイレではそのすさまじさに怒り声になる人が多いのです)

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とのが持つ台湾への印象は親切で穏やか――というものです。
日本は、台湾を半世紀近くも占領統治していたのに、
日本人に対してなぜこんなに親切なのだろうかと思っていました。

3年前の台湾旅行で早朝散歩をしていた時、偶然二二八記念公園を訪れました。
それをきっかけにして、台湾の人々の国民党への激しい怒りを知り、
日本人への親切さがなんとなくわかったような気がしました。
それだけ大陸への怒りが大きかったという単に比較の問題なのかもしれませんが。


二二八事件
1947年2月27日、台北市内で外省人(中国大陸籍)官吏がたばこ売りの台湾人女性を銃床で殴打したことをきっかけに、翌28日から国民党統治に対する抗議行動が台湾全島に拡大。国民党軍は武力による鎮圧に踏みきった。殺害・処刑された被害者はその後の政治弾圧を含めて18,000~28,000人とされる。
(2007年3月1日付「産経新聞」)

1945年敗戦した日本が台湾から去るのと入れ替わるように、
台湾へやってきたのが大陸の中華民国。
外省人というのは彼らのことをいいます。それに対して前から台湾に住んでいた人々は本省人。
外省人は本省人を差別的に扱い、本省人たちは次第に不安を高めていきました。
そんな中、起こったのが二二八事件でした。
http://mtonosama.exblog.jp/13833137/

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本作は、日本統治時代に日本語で教育を受けた「日本語世代」と言われる老人たち5人と
戦争に翻弄された人生を送った残留日本兵の6人を取材した映画です。
彼らは第二次大戦、二二八事件、白色テロという歴史の荒波を
いかに泳ぎ抜いてきたかを語ります。

自分たちの祖父母と同じ顔をして、同じ言葉を話し、同じ教育を受けながら、
彼らの過ごした人生は台湾の戦後史そのものでした。

さあ、いったいどんな映画なのでしょうか。
次回まで乞うご期待でございます。



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☆6月30日に更新しました。今日で2013年上半期も終わり。時間というのはまぁなんて足が早いのでしょう。
いつも応援ありがとうございます☆

台湾アイデンティティー
監督/酒井充子、製作総指揮/菊池笛人、小林三四郎、企画/片倉佳史、プロデューサー/植草信和、小関智和、ナレーター/東地宏樹、撮影/松根広隆、音楽/廣木光一、編集/糟谷富美夫、協力/シネマ・サウンド・ワークス、大沢事務所、製作/マグザム、太秦、助成/文化芸術振興費補助金、配給/太秦
7月6日(土)よりポレポレ東中野ほか全国ロードショー
2013年、日本、カラー、102分
http://www.u-picc.com/taiwanidentity/

by Mtonosama | 2013-06-30 06:03 | 映画 | Comments(10)
Commented by すっとこ at 2013-06-30 12:16 x
はーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!

台湾だーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!

日本で毎年展覧会をしていた頃、もう日本にある額は
使い果たしたようになってしもうて
いままでに見たことない額を作りに 台湾まで買い出し
に行ったことがありました。
その額屋さんで出されたお茶の美味しかったこと!
そして大型注文額20ケを中一日というスピードで
作りあげてくださってとっても助かったし嬉しかったです。
自分も台湾には好印象を持っています。

当地NYで台湾の方は「チャイニーズ」と呼ばれると
「いいえ!タイワニーズです!」と色をなして怒ります。

親日家が多く中国人を嫌うのは 悲しい歴史があった
からなのですね。
次のストーリーアップを待っております。

ひかちゃんアップも待つよ、ポチッ!
Commented by Mtonosama at 2013-06-30 19:54
♪すっとこさん

台湾の額縁は結構評判高いですよね。
亡くなった父もよく額縁のことで台湾に行っていました。

台湾の方はNYではタイワニーズというのですか!?
なるほど・・・・・

今日もポチッをありがとうございました。
ひかちゃんアップはもうちょっとお待ちくださいませね。
Commented by ライスケーキ at 2013-06-30 22:16 x
台湾の歴史はあまり知らないけれど、
台湾の人は親日的と言うのは聞いたことあります。
台湾にも辛い歴史があったのですね。

台湾の人が「チャイニーズ」と呼ばれて怒るのは
スコットランド人が「イングリッシュ」と呼ばれて怒るのと同じかな。
歴史を知らないと 理解できないこと沢山ありますね。
映画を見て 歴史を知るのも楽しみの一つです。
Commented by びなちゃん at 2013-06-30 23:03 x
そうですね~タイワニーズ、優しくて情が深い方が多かった。アメリカにいた時は、入院、手術など、お医者さんに随分かかり心細い思いをしましたが、台湾のドクターが良かったです。そして今でも台湾では日本語で短歌をたしなむ方もいらっしゃって、細やかな表現をされますよ。

殿様のご実家は額縁屋さんだったのですか。で、すっとこさんは額の為に台湾へ!私はお皿を額に入れて飾りたい為に丸い額を日本で探しまくり苦労しました。結局ネットでアメリカにいた時の額屋さんに注文、皿より高くつきました…
こちらの映画と、アンコールは、近々観に行きますね。

すっとこさんと同じく、ひかちゃん待ってま~す(プレッシャー、どど~~~~ん)
Commented by 薄荷グリーン at 2013-07-01 01:35 x
こんばんは!
わたしは台湾の人に京都駅で声をかけられたことがありますよ。それも流暢な日本語で、わたしは台湾から旅行できたんだって。
その頃は台湾の人が親日だと知らなくて適当に受け答えしたんですけど、もうちょっと親身にしておけばよかったってあとで思いました。
台湾は中国との兼ね合いで日本では不当としか言いようがない扱いになってるけど、そういうところをきちんと描いてくれる映画があると凄くいいと思います。台湾のことをよく知らない日本人も絶対に台湾が好きになるから。
日本人が戦後こういう場所でどういう係わり合いを持とうとしたのかもイデオロギーの色付けをしないで描いてほしいなぁ。

ところで中国のトイレって本当に想像を絶するらしいですね。戸がないって言うだけでわたしはありえないって思うほうですけど。
Commented by Mtonosama at 2013-07-01 05:34
♪ライスケーキさん

台湾って、日本人にとって懐かしい風景とか雰囲気があるんですよね。
芥川龍之介「トロッコ」を映画化した、その名も「トロッコ」という映画は台湾が舞台でした。
映画としては原作とは舞台が違いすぎて芥川ファンとしても
受け入れるしかありませんでしたが、台湾の風景、和みました。

29800円の旅行で出会ったタイワニーズもまた優しい人が多
かったです。
Commented by Mtonosama at 2013-07-01 05:42
♪びなちゃんさん

そーなんです。うちの実家は額縁屋でした。
丸い額縁を捜していらっしゃったときにお声をかけていただければお役に立てたかも・・・
もう遅いか^_^;

ところで、ひかちゃん、間もなく登場します。
しばしお待ちくださいませ。
エ~ン、びなちゃんさんやすっとこさんから、プレッシャー
があるわ、ひかちゃんは「早くあたしを出して」と引っ掻く
わで大変だよ~(;O;)
Commented by Mtonosama at 2013-07-01 06:12
♪薄荷グリーンさん

お早うございます。
京都だと外国の方から声をかけられることって多いでしょうね。
台湾の方は日本語で話しかけてくださるから、ホッとします。

以前、阿蘇に行ったとき、韓国語で話しかけられて困りました。
九州と韓国は近いから、韓国の方は国内旅行している気分になるのでしょうね。顔も似ているし。

台湾の方が流暢な日本語を話したり、日本の名前を名乗らされたりすることに、日本化の強制だっ、と問題視する視点も必要かもしれませんが、80代のおじいさんやおばあさんが淡々と語る自分史が台湾の戦後史と重なることそのものがすごいなぁ、と思いました。

さて、中国のトイレ。
この話になると、つい熱くなってしまいますが、すごいですよぉ。
駅の有料トイレにお金払って入ったにもかかわらず、扉なし!中国人同士なら、一方は用を足しながら、もう一方は順番を待ちながら厠の内と外で会話を楽しんだりしています。これを二ーハオ・トイレと称します^_^;
扉がない、壁がない、というのは旅を続けるうちに慣れてきますが、やはり、猛烈に汚い厠には閉口します。

Commented by poirier_AAA at 2013-07-01 18:42
そういえば台湾出身の人とはこれまで結構縁がありました。友達付き合いする感覚はほとんど日本人同士と同じで、でも日本人同士よりもこだわりなくいろいろな事が話せたりして、気持ちの良い距離感を保てる人達ばかりでした。なんだか懐かしくなってしまいました〜。

そう、お隣の国ですもんね。台湾の歴史、もう一度ちゃんと眺めておきたいです。
Commented by Mtonosama at 2013-07-02 06:51
♪poirier AAAさん

近くて親しいのに、台湾のことってあまり知らないですよね。
台湾の映画にもとても良いものがありました。

台湾に行くと、漢字も略字体じゃないからわかりやすいし、
ほんの少し前の日本にいる感じで安らぎます。
もう一度行きたいなぁ。