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殿様の試写室

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黒いスーツを着た男 -1- Trois Mondes

黒いスーツを着た男 -1-
Trois Mondes

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© 2012 - Pyramide Productions - France 3 Cinéma


非常に古典的な問題を描いた映画です。
古典的ではありますが、いえ、古典的であるがゆえに、
解決の難しい問題を描いた作品です。
いえ、解決が難しいからこそ、時代を問わず問いかけられる問題なのでしょうけれど。

最初からいきなり何ワケのわからないこと言ってるんでしょうねぇ。すいません。

でも、おいおい判明するはずですから、おつきあいくださいませ。

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邦題「黒いスーツを着た男」、原題は“Trois Mondes”。<3つの世界>です。
AOKIのCMじゃあるまいし、
「黒いスーツを着た男」というタイトルはちょっとねぇ・・・・・
<3つの世界>の方がうんと真相をついていると思います。
ま、邦題をつけるというのもなかなか難しい作業でありますから、ここではこの位に。

監督と共同脚本を担当したのはカトリーヌ・コルシニ。
これまで女性を主人公にした作品を数多くつくってきた彼女ですが、
本作で初めて男性を主人公にしました。

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その主人公がラファエル・ペルソナーズ。
最優秀男優に与えられるパトリック・ドベール賞も受賞し、
「アラン・ドロンの再来」ともいわれるフランス映画界のニュースターです。
「ELLE」や「VOGUE」で特集を組まれ、人気沸騰中の俳優。
1981年生まれの32歳です。う~ん、お年頃ですよね。
本作ではアランという逆玉の輿に乗る自動車ディーラー会社のセールスマンを演じています。
人生順風満帆のこの男、実は、結婚式前に羽目を外し、交通事故を起こしてしまうのですね。
それもまた酔っ払った挙句、友人たちに言われるまま、
はねた男をそのまま置き去りにして、逃げてしまったのです。
それをめぐるお話というのが本作であります。
ただ、特記すべきはその俳優たちのすばらしさ。

「あの俳優は渋いね」とか「いぶし銀のような演技だね」などとは
よく年配の俳優に対して言う誉め言葉ですが、
本作に関しては30代の若い俳優にもこの言葉があてはまります。

アランのひき逃げを目撃した女性ジュリエット、
ひき逃げされたモルドヴァ不法移民の妻ヴェラ、
そして、アランに逃亡を煽る友人フランクとマルタン。

みんな際立っています。ひとりひとりの個性が光っているんですねぇ。

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アランが属している企業倫理最優先の世界。
ジュリエットが属している市民としての良識が生きる世界。
そして、ヴェラが生きる不法移民という陰の世界。

3つの世界が期せずして出会ったとき、何が起きるか。
そして、それはどのように展開していくのか。
社会の光と影。それをとりもつ筈の良識や言語というものの脆弱さ。

新しいようでいて、古くから存在するテーマを、
若きいぶし銀たちの渾身の演技が鋭くえぐりだします。

さあ、いったいどんなお話なのでしょうか。
続きは次回までお待ちくださいませ。



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☆8月24日に更新しました。いつも応援して下さってありがとうございます☆

黒いスーツを着た男
監督/カトリーヌ・コルシニ、脚本/カトリーヌ・コルシニ、ブノワ・グラファン、音楽/グレゴワール・エツェル、撮影/クレール・マトン、製作/ファビエンヌ・ヴォニエ
出演
ラファエル・ペルソナーズ/アル、クロチルド・エム/ジュリエット、アルタ・ドブロシ/ヴェラ、レダ・カテブ/フランク、アルバン・オマール/マルタン、アデル・ハネル/マリオン、ジャン=ピエール・マロ/テスタール、ローラン・カペリュート/フレデリック、ラシャ・ブコヴィッチ/アドリアン
ヒューマントラスト渋谷他にて全国順次公開中
2012年、フランス、フランス語、90分、http://www.cetera.co.jp/kurosuits/

by Mtonosama | 2013-08-24 06:32 | 映画 | Comments(4)
Commented by すっとこ at 2013-08-24 21:48 x
おーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!

一枚目の写真では男女3人が皆黒い服を
着ていますね。

そして最後の写真の男たち、誰もが無彩色っぽい。
誰もハリウッド映画のようなビタミンカラーを着ていません。

これがフランス流の 粋 なのでせうか?

監督の心意気、こだわりなのでせうか?

いったいどんなストーリー展開なのか
次回を楽しみにポチッ。
Commented by Mtonosama at 2013-08-25 05:42
♪すっとこさん

すっとこさんは絶対着ない色ですよね。
すっとこさんをタイトルにするなら「赤いワンピを着た女」でしょうか^_^;

あの~、私見を言って恐縮ですが、
写真2枚目の向って右の女優さんと最後の”無彩色っぽい”服
を着た中央の俳優、大好きです♡

今日もポチッをありがとうございます。
Commented by アイスケーキ at 2013-08-25 16:28 x
ラファエル・ペルソナーズ。
「アラン・ドロンの再来」?
ク~ルですねぇ。

最近 フレンチ・イケメンにお会いしてなかったので、
何か うれしいで~す。

ストーリーは如何に。
彼の演技も楽しみです~。
Commented by Mtonosama at 2013-08-25 21:24
♪アイスケーキさん

今日は少し過ごしやすく、ライスケーキさんに戻ってもいいような一日でしたね。

ラファエル・ペルソナーズ。
ハンサムではありますが、ちょっと線が細いかなぁ。
私は最後の写真の真ん中レダ・カテブが好きです。
「愛について、ある土曜日の面会室」に出た彼がとても印象的でしたから。

ラファエル君、少しくらい線が細くても
この役ではそれが味だから、良かったです。
お話の方もご期待くださいね(^^)/