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殿様の試写室

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殿が観た最新映画をいち早くお知らせ!

凶悪 -1-

凶悪 -1-

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©「凶悪」製作委員会

いやぁ、怖い映画を観てしまいました。

ホラーではないのに怖かった映画としてコーエン兄弟監督の『ノーカントリー』(‘07)があります。
ハビエル・バルデムが演じるアントン・シダーの殺人シーンが
「もー、やめてください!」と叫びたくなるほど怖かったのですが、
本作でも「もー、充分です。わかりました。わかったから、やめてぇー!」と
心中で絶叫していました。
握りしめていたハンカチが恐怖と興奮で揉みしだかれ、グシャグシャ。

これが実話だというのですから、絶望的な気持になります。

あ、いけない。
最初っからネタばれしてしまいましたね。

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もうお読みになった方もいらっしゃるかとも存じますが、
本作はベストセラー・ノンフィクション『凶悪 ―ある死刑囚の告発―』(新潮45編集部編、新潮文庫刊)
の映画化作品であります。

監督は白石和彌。未だ30代ながら、故・若松孝二監督に師事した社会派監督。
本作では一見平和な社会や家庭に内包される借金地獄、老人問題を鋭く抉りだしています。
「長引く不況の中で起こるべくして起こった事件」と語る監督です。


白石和彌監督
1974年12月17日生まれ。北海道出身。1995年、中村幻二監督主催の映像塾に参加。
以後、若松孝二監督に師事し、活動。若松監督『明日なき街角』(‘97)、『完全なる飼育 赤い殺意』(‘04)、『17歳の風景 少年は何を観たのか』(‘05)などの作品に助監督として参加し、行定勲監督、犬童一心監督などの作品にも参加。初の監督・脚本作品『ロストパラダイス・イン・トーキョー』(‘10)を経て、本作を監督する。師である故・若松孝二監督は「映画を武器にして闘う」と語っていたが、白石監督も師の意志を受け継ぎ、自分の思いを映画にして訴え、闘っていきたいと言う。

さて、この実話がどのような経緯を経て、表面化したかと申しますと、

2005年3月 
「新潮45」の雑誌記者に東京拘置所に収監中の死刑囚から手紙が届き、
記者による接見、調査が始まる
同年10月 
その調査結果レポートを茨城県警察本部・組織犯罪対策課に提出。
同年10月17日
死刑囚である暴力団組長が弁護士を通して茨城県警へ上申書を提出し、受理される。
同日7時、NHKのニュースで報道。
同年10月18日
「新潮45」11月号発売。
『誰も知らない「3つの殺人」― 首謀者は塀の外にいる!「凶悪殺人犯」の驚愕告発』。
テレビ、新聞各紙でも報道。同日中に「首謀者は不動産ブローカー」と続報。
同年11月1日
茨城県警が、東京拘置所で最初の事情聴取を行う。
同年11月18日
「新潮45」12月号発売。
『続・誰も知らない「3つの殺人」―まだあった!「第4、第5の殺人計画」』
同年12月9日
茨城県警が首謀者の不動産ブローカーを強要容疑で逮捕。
2010年
首謀者の不動産ブローカーの無期懲役が確定。

とまぁ、こんな流れがあったわけです。

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そして、本作の魅力はキャスティングにもあります。
正義の御旗のもとに取材を続けながら、次第に常軌を逸していく雑誌記者には山田孝之。
悪を追い詰める正義のジャーナリストという役どころですが、次第に狂気を帯びていく様子を好演しています。
この人、最近こういう鬼気迫る役がはまってきましたね。

その記者に手紙を送った死刑囚はピエール瀧。「あまちゃん」に登場する寿司屋の大将です。
大将、怖かったです。
その死刑囚が「本当に悪い奴は塀の外にいる」と訴えたその悪党である不動産ブローカー
を演じたのがリリー・フランキー。
人の好い顔をしてここまでやるか、と彼の怪演もすごかったです。

さあ、いったいどんなお話なのでしょうね。続きは次回まで乞うご期待でございますよ。



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☆9月12日に更新しました。いつも応援ありがとうございます☆

凶悪
監督/白石和彌、脚本/高橋泉、白石和彌、原作/新潮45編集部編『凶悪―ある死刑囚の告発―』(新潮文庫刊)、製作/鳥羽乾二郎、十二村幹男、撮影/今井孝博
出演
山田孝之/藤井修一、ピエール瀧/須藤純次、リリー・フランキー/木村孝雄、池脇千鶴/藤井洋子
9月21日(土)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
2013年、日本、128分、http://www.kyouaku.com/

by Mtonosama | 2013-09-12 08:10 | 映画 | Comments(6)
Commented by びなちゃん at 2013-09-12 23:48 x
この静かな、お三人様を見ただけで、怖いよ~~
観に行きませんよ~
とは言え、続きのお話を期待して…
Commented by Mtonosama at 2013-09-13 07:16
♪びなちゃんさん

無頼寿司の梅さんことピエール瀧も
「そして父になる」で気の良い電気屋のオヤジをやった
リリー・フランキーもここまで怖くなれるかぁ。
山田孝之くんなんて沖縄を舞台にしたNHK朝ドラで、
すーちゃんの息子やった可愛い男の子だったのになぁ。

役者さんってすごいです。

しかし、よくテレビ見てるなぁ。あたし^_^;
Commented by すっとこ at 2013-09-13 11:31 x
いやーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーぁぁぁあああああああ!

山田孝之くん“その夜の侍”で怖かったんだよーーーーーーーー!

リリーフランキーが一番悪い奴をやるのかーーーーーーーーーーーー!

ピエール瀧は薬師丸ひろ子に寿司握ってるんじゃなかったのかーーーー!!

怖い。
怖くて 観たい。

あと2日で機上の人。
機内で上映してくれないかなーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!

絶叫しつつポチッ。

Commented by Mtonosama at 2013-09-13 14:48
♪すっとこさん

「その夜の侍」も怖かったですね。
「ちゅらさん」で可愛かった山田くんも「~侍」以来、
すっかり怖い役が似合うようになっちゃって。

ピエール瀧は今日は寿司握ってなかったです。
小林薫か小林稔侍似のその筋系のおっさんに変身して、
黒い革ジャン着こんで北三陸鉄道の駅に現れてたよ^_^;

「凶悪」、機内でやるかなぁ。ちょっと怖すぎるから、どうかなぁ。
後2日ですか!?Gute Reise! ですぅ(^^)/

あ、今日もポチッをありがとうございました。
Commented by アイスケーキ at 2013-09-14 11:24 x
今日も蒸し暑い まだまだ「アイスケーキ」です。

でもでも試写会の方は 怖さにゾッとします。
タイトルからして もうダメ。

映画は観たくないけど、
怖い物見たさで ストーリーだけ拝見します。
Commented by Mtonosama at 2013-09-14 15:37
♪アイスケーキさん

ホントにいつまでも蒸し暑いですね。
先日涼しくなったときに人並みに咽喉がイガイガして、
こりゃいよいよ秋だなぁと喜んでいたら、
イガイガはそのままで暑さがぶり返してしまったから、
体調最悪(-_-;)

もう一度「凶悪」を観にいってゾーッとしてきた方がいいでしょうか。

ああ、暑い。