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殿様の試写室

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ブランカニエベス -1-  Blancanieves

ブランカニエベス -1-
Blancanieves

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(C)2011 Arcadia Motion Pictures SL, Nix Films AIE, Sisifo Films AIE, The Kraken Films AIE, Noodles Production, Arte France Cinema

ブランカニエべス。
またまた覚えにくい名前です。

100回くらい繰り返してやっとなんとか言えるようになりました。
スペイン語で『白雪姫』という意味だとか。
カサブランカ(白い家)のブランカですね。
となるとニエべスが雪?
Nieveが雪でNievesは複数形みたいです。

いえ、スペイン語の意味を追求する必要はありませんでした。すいません。

頂いた試写状を見ると、強烈な眼力のゴージャスな女性が目に飛び込んできたので、
恋に生きる激しい女性の映画かなぁ、と思っていました。

ところが、さにあらず、意味がわかってみれば”白雪姫”、
映画を観てみればモノクロ、無声映画!
モノクロ無声映画といえば『アーティスト』(‘12)もありましたけど。
本作はなんといっても光と影の国スペインの映画でありますから、
スペインの強い陽光がみなぎり、コントラストが鮮明であります。

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な~るほど、台詞がなくても映像はこんなに多くのことを語るのか――
と目からうろこが落ち、視力が改善するという稀有な体験をさせていただきました。

しかし、ここで愚痴を言わせていただけば、
試写室に入る時間が遅れ(ま、自分が悪いんですけど…)、
最前席の中央というお気に入りの席に座れず、不本意ながら後方座席になってしまいました。
前席には座高の高いおにいさんが座り、スクリーンの下部真ん中がマッチの頭状に欠落。
ああ、イライラ。
椅子に座る時は多少姿勢やお行儀が悪くなってもいいから、
椅子の背から上には頭を出さないようにしてほしいものです。

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「ブランカニエベス」
第37回トロント国際映画祭でのプレミア上映に始まり、いくつもの国際映画祭に出品。
ゴヤ賞といえば、スペイン版アカデミー賞ともいうべき大変な賞でありますが、
その第27回ゴヤ賞で最優秀作品賞をはじめとして18部門にノミネートされ、
なんと最多10部門を制覇したのが本作「ブランカニエベス」。
第60回サン・セバスチャン国際映画祭では審査員特別賞・最優秀女優賞を果たし、
第85回アカデミー賞では外国語映画賞のスペイン代表作に選ばれました。
世界の主要な映画賞を50部門以上受賞という大変な映画なのであります。
それがモノクロ無声映画なのです。

活弁士を祖父に持つとのとしては、
スクリーンの横で名調子を聴かせる祖父を想像するという望外の喜びも味わうことができました。
(祖父は“センチメンタル夢郷”と呼ばれた洋画専門の弁士でした)

モノクローム、白雪姫。
最近目につく手法とテーマではありますが、
いかにもスペインらしい鮮烈な陰影と、
グリム童話の持つダークな側面が一体となった美しくて懐かしくてすこ~し怖い作品です。
メメントモリ(死を想え)という言葉を想い起こさせます。
陰影の深さは、強い陽光であり、同時に、カタコンベ(地下墓所)の暗闇と土の匂いです。

小人、意地悪な継母――
白雪姫という大人も子どもも知るシンプルな物語だからこそ実現できた無声映画。
台詞はなくても、これほどの作品ができるとは驚異であります。

さあ、いったいどんなお話なのでしょう。
あ、お話は皆さんもよくご存知の「白雪姫」ではありますけれどね。

続きは次回に。
乞うご期待でございます。



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☆11月25日に更新いたしました。いつも応援をありがとうございます☆

ブランカニエベス
監督・脚本・原案/パブロ・ベルヘル、製作/アイボン・コーメンザナ、ジェローム・ヴィダル、撮影/キコ・デ・ラ・リカ、音楽/アルフォンゾ・デ・ヴィラロンガ、美術/アラン・ペイネ、編集/フェルナンド・フランコ、衣装デザイン/パコ・デルガド
出演
マリベル・ベルドゥ/エンカルナ(継母)、ダニエル・ヒメネス・カチョ/アントニオ・ビヤルタ(父親)、アンヘラ・モリーナ/ドナ・コンチャ(祖母)、マカレナ・ガルシア/カルメン(白雪姫)、ソフィア・オリア/カルメンシータ(白雪姫 子供時代)、インマ・クェスタ/カルメン・デ・トリアーナ(母親)、ホセ・マリア・ポー/ドン・カルロス(興行主)
12月7日(土)新宿武蔵野館他全国ロードショー
2012年、スペイン、フランス、104分、モノクロ
提供/新日本映画社、配給・宣伝/エスパース・サロウ、後援/スペイン大使館、協力/セルバンテス文化センター、http://blancanieves-espacesarou.com/

by Mtonosama | 2013-11-25 04:54 | 映画 | Comments(8)
Commented by すっとこ at 2013-11-25 08:33 x
ぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああ!

もう駄目だわ!

これ
きっと
好きだわ!

”パンズ・ラビリンス”はあれはメキシコ映画でしたか?
スペイン映画でしたか?

あの映画と同じ匂いがぷんぷんするんです!

ああいうのが駄目なんです、
絶望的に大好物なんです!

次回へのストーリー紹介が待ち切れずにポチッ!
Commented by Mtonosama at 2013-11-25 10:41
すっとこさん

「パンズ・ラビリンス」は2006年のメキシコ・スペイン・アメリカ合作映画です。
わたしもああいうのがすきなんですけど、これはもっとすごいかも。

きょうもポチッをありがとうございます。

P.S.かんじにへんかんできません。
Commented by ライスケーキ at 2013-11-25 20:55 x
「ゴヤ賞」って言うと 絵画に与えられる賞かと思いましたが、
映画作品に与えられる賞なんですね。
知らなかった。

「白雪姫」って言うことは
写真の方達は小人さん達ですか?
六人しかいらっしゃいませんが。

「白雪姫」がどんな風に料理されるか・・・。
楽しみです~。
Commented by びなちゃん at 2013-11-25 21:41 x
えっえっ~

言いにくい題名もそうですが、何だか、フッシギ~な、映画ですね。
おじい様、活弁士であらせられて!?
先月、みなとみらいホールで、パイプオルガンをバックに、日本の、鞍馬天狗と、アメリカの作品、メトロポリスの両無声映画を観てきましたよ。女活弁士の方で下が、大変なお仕事ですよね。!一人で何役ものセリフ、そして、ナレーターもし…殿様の血脈は、やっぱり~と、納得だあ。
で、モノクロって怖いです。観る人の想像もかなり大ですね。続きを期待します。
Commented by Mtonosama at 2013-11-26 11:58
♪ライスケーキさん

写真の方たちは小人さんですよ。
ホントに映像が印象的で不思議面白い映画でした。

この作品ばっかりは観ないと始まらないかなぁ。

あ~、つくづく未熟さを感じます。
Commented by Mtonosama at 2013-11-26 12:07
♪びなちゃんさん

弁士つき無声映画ご覧になったんですか?
ドイツ映画の無声版を観たことがありますが、あちらは楽器
伴奏で観るんですね。
パイプオルガンがバックとはすごいなぁ。

鶯谷に弁士つきで無声映画を見せてくれるところがあると聞
きましたが、まだ行ったことがありません。

うちのおじいちゃんは洋画専門の弁士だったんですって。
わたしが生まれた頃はもうやめていたので、
おじいちゃんの雄姿は見たことがありません。
でも、145年位前にはおもしろいお話をたっくさんしてもらいました。
例えば蛇鍋の作り方とか(^_-)
Commented by びなちゃん at 2013-11-29 13:32 x
へ・蛇鍋~~どじょうのように割いて、沢山並んでる鍋ですか、それとも、そのまま徐々に熱くなり、一緒に入れたお豆腐に突き刺さっていくとか?精力つきそうですなあ。
納得、おじい様は、魔法使いでもあったんですね?

そういえば、むか~し、上野か御徒町かに蛇屋さんがあったなあ。うじゃうじゃいて、見飽きませんでしたぞ。
ひかちゃん、たち向かえるかな?こちらは猫の蛇踊り、必見ですね。

鶯谷の無声映画社、松田映画さんでした。日本の無声映画だけのようです。いずれ行けたら良いですね。
Commented by Mtonosama at 2013-11-29 15:12
♪びなちゃんさん

蛇鍋はね、お鍋にお水を入れ、そこに蛇を生きたまま入れます。
そして、真ん中に穴の開いた蓋をします。
お湯が段々熱くなってくると、蛇はアッチッチとその穴から頭を出します。
そこを菜箸でつかみ、身をしごくと、見事、頭と骨だけを取り出すことができるのだそうです。
ギャーッ!

思い出すと怖がった幼児の頃に戻ってしまいますわ。

鶯谷の無声映画、前はレストランで食事をしながら活弁士つきの映画を楽しめたと聞きました。
いつか行きたいです。