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殿様の試写室

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ワレサ 連帯の男 -1- WALESA. MAN OF HOPE

ワレサ 連帯の男 -1-
WALESA. MAN OF HOPE

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(C)2013 AKSON STUDIO SP. Z O.O., CANAL+CYFROWY SP. Z O.O., NARODOWE CENTRUM KULTURY, TELEKOMUNIKACJA POLSKA S.A., TELEWIZJA POLSKA S.A. ALL RIGHTS RESERVED


ベルリンの壁が倒れ、ソ連邦が崩壊する少し前、
東欧の人々が続々と脱出する様子を海外ニュースで見て異様な高揚感を覚えました。
あの時ほど世界が、歴史がいま目の前で動いていると実感したことはなかったような気がします。

東欧の民主化から25年。
レフ・ワレサはその口火となったポーランドのグダンスクで独立自主労組「連帯」を率いた初代委員長です。

当時、中学生や高校生だった方ならあの立派な口髭のおじさんを覚えておいでではないでしょうか。

レフ・ワレサ Lech Wałęsa
あちらの読み方だとレフ・ヴァウェンサと表記した方が正しいのだそうです。
そう言われても、ワレサの方がなじみ深いですからねえ。

レフ・ヴァウェンサ、いや、やっぱりワレサでいきます。


レフ・ワレサ
1943年9月29日生まれ。職業訓練学校を卒業後、
1967年グダンスクのレーニン造船所の電気工となる。
1969年、ダヌタ夫人と結婚。
1970年に食糧暴動の悲劇を目撃し、1976年以降、スト委員会の一員として活動。
1980年には物価値上げに端を発した造船所の争議を指導。
バルト海沿岸工場間ストライキ委員会に就任。グダンスク合意を勝ち取り、「連帯」の委員長となる。
1981年10月、全国大会で再選されるが、
12月ポーランド政府が戒厳令を発令し、
翌年11月まで身柄を拘束される。
1983年10月、ノーベル平和賞受賞。
1988年~89年の政府・「連帯」・カトリック教会との円卓会議実現に尽力。
1989年、「連帯」合法化後ポーランド初の部分的自由選挙で「連帯」を勝利に導く。
非共産主義政権発足。
1990年大統領に就任。1995年まで務める。

最近はあまり姿をお見受けしないという点でもまさに生きながらにしてレジェンドと化したワレサ氏であります。

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その生きた伝説レフ・ワレサを映画化したのが、
これまたポーランド映画界のアンジェイ・ワイダ監督。
今年米寿を迎えながら次々と話題作を送り続ける巨匠です。

アンジェイ・ワイダ監督。
その作品を初めて観たのは近所の名画座だったような。
「灰とダイヤモンド」(‘58)。
ズビグニエフ・チブルスキー演ずる主人公が干したシーツにしがみつきながら倒れるシーンが
思春期の少女(わたしのことです)の心をぶちぬきました。
この作品でアンジェイ・ワイダの名前を覚えました(遠い目)。

そのワイダ監督はグダンスク・レーニン造船所の労働者をテーマに
「大理石の男」(‘76)[鉄の男](‘81)と戦後ポーランドの変わりつつある時代を撮ってきました。

本作「ワレサ 連帯の男」は「男」シリーズから約30年を経て
三度同じテーマで描いた作品です。

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1970年から1980年代の東欧の国々はソ連の下、社会的に束縛され、経済的にも苦しく、
非常に困難な状況にありました。
1968年チェコ・プラハの春をソ連の戦車が踏みにじった光景もショッキングなものでした。
本作の舞台ポーランドでも同様に、人々は食糧を、そして、自由を、連帯を求め、闘っていました。
そのことを映画に記録し、後世に伝えるのは、同時代を生きた自分しかいない――
間もなく90歳になろうとするアンジェイ・ワイダ監督がまさにライフワークとして
メガホンをとったのが「ワレサ 連帯の男」です。

さあ、いったいワイダ監督は何を残そうとしたのでしょうか。
続きは次回までお待ちくださいませ。
乞うご期待でございます。



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ワレサ 連帯の男
監督/アンジェイ・ワイダ、脚本/ヤヌシュ・グウォヴァツキ、撮影/パヴェウ・エデルマン、美術/マグダレナ・デュポン、音楽/パヴェク・ムィキェティン、製作/ミハウ・クフィェチンスキ
出演
ロベルト・ヴィェンツキェヴィチ/レフ・ワレサ、アグニェシュカ・グロホフスカ/ダヌタ・ワレサ、マリア・ロザリア・オマジオ/オリアナ・ファラチ、ミロスワフ・バカ/造船所所長、マチェイ・シュトゥル/神父、ズビグニェフ・ザマホフスキ/公安職員、ツェザルイ・コシンスキ/公安職員
4月5日(土)より岩波ホールにてほか全国順次ロードショー
2013年、ポーランド映画、ポーランド語・イタリア語、127分、字幕翻訳/久山宏一、吉川美奈子、提供/ニューセレクト、NHKエンタープライズ、配給/アルバトロス・フィルム
http://walesa-movie.com/

by Mtonosama | 2014-03-24 05:58 | 映画 | Comments(4)
Commented by すっとこ at 2014-03-24 19:36 x
うっわーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!

一時帰国のあれよあれよ日程でご無沙汰しておりました。

そしたらば
えっえーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!

久しぶりなので絶叫2連発!

アンジェイ・ワイダさんて まだ御存命だったのーーーーー!
びっつらしますた。

そしてワレサさんて実はなんて発音しにくいお名前だったんざんしょ!

びっくりしながらも強くポチッ!!!!!!!!!!
Commented by poirier_aaa at 2014-03-25 01:02
この間ポーランド映画を観たばかりなので、ドンぴしゃなタイミングでこの映画の話が出て来て嬉しいです。

↑のすっとこさんと同じで、えーっ、アンジェイ・ワイダ監督ってまだご存命だったの〜!?(それにワレサ員長も!?)と思ってしまいました。でも100歳を越えて新作を発表し続けるオリヴェイラ監督の例もありますから、これからもずっとお元気で、まだまだたくさんのことを教えていただきたいですね。
Commented by Mtonosama at 2014-03-25 09:24
♪すっとこさん

久々の日本を楽しんでおいででしょうか?
そちらは桜もかなり咲いているんでしょうね。

またまた体調を崩した蒲柳の質のわたくしめが伏せっており
ます間に世の中はすっかり春になってしまったようです。

ワイダ監督もワレサさんもご存命であらせられます。
しかし、監督は御歳90歳になんなんとしておいでですのに
実に精力的に作品を作り続けておいでで、わたくしめも焼酎
の飲み過ぎなどで伏せってはおられません。

今日もポチッをありがとうございました。
すっとこさんもお疲れをためないように♡
Commented by Mtonosama at 2014-03-25 09:38
♪poirier aaaさん

そうでしたね。ポーランド映画をご覧になったのでした。

アンジェイ・ワイダ監督、活躍しています。
2007年に「カティンの森」という大作を発表した2年後
「菖蒲」という抒情的な作品を発表し、そして、今回の作品。
硬軟とりまぜ、大活躍です。彼もまた生けるレジェンドなのでありましょう。
毎回毎回感動できる作品を創ってくれる稀有な映画監督ですね。

ワレサ委員長、あるいは元大統領もタバコを控え、まだまだ
活躍していただきたいです。
(ハンナ・アーレントといい、ワレサ氏といい、ちょっとタバコを吸い過ぎです・・・)