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殿様の試写室

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チョコレートドーナツ -1-

チョコレートドーナツ -1-
ANY DAY NOW

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©2012 FAMLEEFILM,LLC


いやはや、ゲイの人々も少し時代が違うとかなり住みにくいことになります。
時代だけではなく国が違っても大変。
その存在すら許されなかったりしますからね。

「チョコレートドーナツ」はアメリカのお話。
アメリカだったらゲイもかなり市民権を得ているように思いますが、
この映画の舞台となった1979年はまだまだ大変でした。
だって、この前の年には、
アメリカで初めてゲイであることをカミングアウトして市会議員になったハーヴェイ・ミルクが
暗殺されたりしています。

とってもエキセントリックですよね。
ふつう殺すか?
ゲイである位のことで。
このハーヴェイ・ミルクも自分が殺されるかもしれないということを覚悟しつつ
活動していた時代です。
あ、これは映画「ミルク」(‘08 ガス・ヴァン・サント監督)からの受け売りですが。

冒頭からゲイの話になってしまいましたが、
本作はゲイがメインテーマのお話というわけではありません。
麻薬中毒の母親と暮らし、ネグレクトされているダウン症の少年が登場しますが、
ダウン症の映画でもありません。

ゲイのカップルとネグレクトされているダウン症の少年。
かなり今日的な組み合わせです。

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でも、時代は35年前。
150歳のとのにとってはそんな大昔のこととは思えないのですが、
やはりまだまだ差別の多い時代でありました。

そんな時代に、シンガーになることを夢に見ながらショーダンサーとして生活するルディ、
そして、ゲイであることを隠して生きる弁護士のポールがおりました。
この二人が出会い、愛が芽生え、共に暮らし始め、
麻薬中毒の母が逮捕され、ひとりぼっちになったダウン症のマルコと家族のように暮らし始める――

そう、こんな形の家族だってあります、という話。

ちょっと考えつかないような設定のお話です。
が、驚くことにこれは実話!

モデルになった男性ルディとNYブルックリンの同じアパートに住んでいた
脚本家のジョージ・アーサー・ブルーム。

彼によって脚本が書かれました。

ジョージが暮らすブルックリン・アトランティック大通りにあるアパートに
ひどい障害をもった子どもがいて、その母親は薬物依存症でした。
ジョージはこの子どもと過ごすルディを何度も目にすることがあり、
養子縁組についてのフィクションを書きました。
それは何度も映画化の動きがあったにもかかわらず、なぜか実現には至らず20年経過。

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20年経ったある日、ジョージの息子PJブルームが本作の監督トラヴィス・ファインの許へやってきました。
彼はトラヴィス・ファイン監督の音楽監修をしていたのです。
「親父がこのシナリオを書いたんだけど」と見せてくれた脚本。
「チョコレートドーナツ」誕生のきっかけです。

撮影裏話すらドラマティックです。
ドラマティックな設定ですが、
やりようによってはゲイカップルと母の愛を知らない少年とのお涙ちょうだい映画になってしまいます。

さあ、そこは監督の腕のみせどころでしょうね。

いったいどんなお話なのでしょうか。
続きは次回までお待ちくださいませ。



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☆4月14日に更新しました。いつも応援して下さって、ほんとうにありがとうございます☆

チョコレートドーナツ
監督・脚本・製作/トラヴィス・ファイン、脚本・アソシエートプロデューサー/ジョージ・アーサー・ブルーム、プロデューサー/クリスティーン・ホスステッター・ファイン、チップ・ホーリハン、リーアム・フィン、撮影監督/レイチェル・モリソン、編集/トム・クロス、オリジナル音楽/ジョーイ・ニューマン、音楽監修/PJブルーム
出演
アラン・カミング/ルディ・ドナテロ、ギャレット・ディラハント/ポール・フラガー、アイザック・レイヴァ/マルコ・ディレオン、フランシス・フィッシャー/マイヤーソン判事、グレッグ・ヘンリー/ランバート、クリス・マルケイ/州検察官ウィルソン、ドン・フランクリン/ロニー・ワシントン、ジェイミー・アン・オールマン/マルコの母、ケリー・ウィリアムズ/ミス・フレミング、アラン・レイチンス/レズニック判事、ミンディ・スターリング/ミス・ミルズ、ダグ・スピアマン/ジョニー・ボーイ、ランディ・ロバーツ/PJ、ミラクル・ローリー/モニカ、マイケル・ヌーリ/マイルズ・デュブロー、ジェフリー・ピアース/プリット警察官
4月19日(土)シネスイッチ銀座他全国順次ロードショー
2012年、アメリカ、97分、カラー、日本語字幕/大西公子、配給/ビターズ・エンド
http://bitters.co.jp/choco/

by Mtonosama | 2014-04-14 06:03 | 映画 | Comments(9)
Commented by びなちゃん at 2014-04-14 11:14 x
本当のダウン症の方の出演なんでしょうか?
続きをお待ちしています。
Commented by Mtonosama at 2014-04-14 14:38
♪びなちゃんさん

監督はマルコ役をキャスティングするため、全米のダウン症協会を通じて、13歳以上の少年を捜しているという広告を出したのだそうです。
たくさんのオーディションをしましたが、大部分は素人で障碍の程度も様々だった中にオーディションテープを送ってきていたアイザック・レイヴァ君がいました。彼は中学の頃から俳優志望。監督はアイザック君に惹きつけられたそうですよ。

確かに彼の演技は素晴らしかったです♪
Commented by すっとこ at 2014-04-14 18:20 x
おっおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!

かつてディカプリオが”ギルバート・グレイプ”で
可愛らしい障害を持った男の子を演じましたね、
お兄ちゃんがジョニー・デップだったなぁ・・・しみじみ。

それはさておき、
この映画ではダウン症で役者志望の子が
演技をするのですね。

素晴らしい!願わくば彼にこの先も 演技チャンスが
ありますように!

実話に基づいたストーリー、奇跡のような映画化実現
の話も・・・人生まだまだ捨てたもんじゃない、ですね!

よっしゃー、と力強くポチッ。
Commented by びなちゃん at 2014-04-14 18:39 x
そうなんですか!さすがアメリカですね。

かつて”ギルバート・グレイプ”で、知的障害(障碍者)者を演じた、ディカプリオに愕いたのを思い出しました…
そして、私事です。(いつもか…)13歳で亡くなった、ハンディキャップのあった妹(ダウン症ではなく、高熱で脳炎を起こして寝たきりに…)で慣れてはいましたが、25年前に向こうで妊娠した時は、今、日本で騒がれている、出産前の胎児の検査が普通にあり、ドキドキものでした。
その検査の結果で、どうすべきなのか医者に聞きました。堕胎なんて認められてませんから。そうしましたら、そういう子を持って親として生きて行く気持ちを、強く持つためだと言われました。
でも、そういう子を出産したら、日本に帰らずアメリカに暮らそうと思いましたよ。彼の地との違い。今では両国共に変化してきているのでしょうが。
映画の内容とは違うことになりましたか?スミマセン。ダウン症の子は天使の子とも言うそうですね。観に行く予定ですが、またまた、続きを期待しております。
Commented by びなちゃん at 2014-04-14 18:41 x
コメント送信したら、すっとこさんもほぼ同時に!!!
ですよね~ディカプリオ~
Commented by Mtonosama at 2014-04-14 21:18
♪すっとこさん

”ギルバート・グレイブ”のディカプリオ可愛かったですよねぇ。今じゃ、あんなおっさんになってしまったけど。

ところで、監督によればダウン症の人は暴力や怒り、気を動転させるようなことは好まないないのだそうです。アイザックにそういう台詞を言わせようとしたとき、震えだしてしまったんですって。だからシナリオを書きなおして渡したそうですよ。びなちゃんさんが「ダウン症の子を天使の子という」って書いてくださったけど、暴力や怒りを嫌いというのはきっと天使の子だからなんですね。

力強いポチッをありがとうございます。

Commented by Mtonosama at 2014-04-14 21:32
♪びなちゃんさん

ほんとだ!すっとこさんと2分違うだけだ!!
すっごいですね。

ディカプリオは知的障碍児童の役で、ほんとに天使みたいに可愛かったですよね。
おばさんはなんでも覚えているから、天下のディカプリオも台無しさ^m^

妹さんは13歳で亡くなられたのですか・・・
神々に愛されるものは夭折する、ですね。

びなちゃんさんのご経験。
150歳とはいえ世間知らずの私には考えさせられることばかりです。

さてGWを控え、良い映画も続々登場します。乞うご期待でございますよ。
Commented by ライスケーキ at 2014-04-14 22:40 x
日本ではダウン症の子ども達の
ミュージカル劇団がありますね。

仕事でダウン症の子ども達と接したことがあります。
本当に笑顔が可愛らしい。
特別の才能を持った子ども達もいます。
でも、将来の生活・自立など考えると、
やはり、いろいろ大変なようでした。
Commented by Mtonosama at 2014-04-15 09:30
♪ライスケーキさん

ミュージカルですか!?

彼らは特別ではないんですよね。
演技が得意な人もいれば、歌のうまい人もいる。
それはいわゆる障碍のない私たちと同じなんだと思います。妙に遠慮したり、敬遠したりせず、普通に接していければいいのに・・・

その昔、近くにいたダウン症の男の子、今どうしているかなぁ。