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殿様の試写室

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ローマの教室で ~我らの佳き日々~ -1- IL ROSSO E IL BLU

ローマの教室で
 ~我らの佳き日々~ -1-

IL ROSSO E IL BLU

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(C)COPYRIGHT 2011 BiancaFilm

どういうわけだかわかりませんが、学校ものにそそられます。
やはり学園青春ものに夢中になった頃の名残りでしょうか?
(「いつの話やねん!」ではありますが)

『ローマの教室で』。
イタリアはローマの学校が舞台です。
オリジナルタイトルの”Il rosso e il blu”。意味は“赤と青”。
“赤と青”ではなんのことかわかりませんね。
ここは直截的に学校ものとわからせてくれる邦題が成功でありましょう。
「我らの佳き日々」ってのはちょっとなぁ、でありますが。

原題の”Il rosso e il blu”がどこから来たかといいますと、
これ、赤青鉛筆のことなのです。
ほら、真ん中で青と赤に分かれているヤツ。
昔、使ったことありますよね。

イタリアの学校では教師はこの赤青鉛筆を使って採点するのだそうです。
赤は落第。青は進級。
教師が青鉛筆をひっくり返したら、生徒は地獄へまっさかさま。
でも、先生だってできることなら生徒を地獄へ突き落としたくはないでしょう。

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原作は、ローマの学校で30年以上教師をしてきた作家マルコ・ロドリのエッセイ「赤と青」。
ジュゼッペ・ピッチョーニ監督はこの本を読み、
作家で詩人のマルコ・ロドリの教育方針や登場する生徒たちの描写に感動しました。
これを原案として、脚本を完成させたのが本作『ローマの教室で』です。


ジュゼッペ・ピッチョーニ監督
1953年イタリア生まれ。1980年から3年間ゴーモン映画学校に在籍。
1987年に発表した『青春の形見』でナストロ・ダルジェント賞、ビットリオ・デ・シーカ賞を受賞。1998年には第35回シカゴ国際映画祭でシルバー・ヒューゴ賞、第23回モントリオール世界映画祭審査員特別グランプリを受賞。アカデミー賞外国語映画賞イタリア代表作品に選出された。2001年『ぼくの瞳の光』で第58回ヴェネチア国際映画祭において男優賞と女優賞を揃って受賞。

先ごろ来日したピッチョーニ監督は朝日新聞の取材に応えて
「学校は人が他者や社会と関わっていく場。
先生も閉じこもることなく学校の外と関わって学ぶ」
と語っています。

日本では、他者との関わりを学んできたはずの高校生が級友を殺すという事件が
起きてしまいました。
本作を観たからといって、その事件の解決策を発見することはできませんが、
教師も生徒も共に教え、教えられる関係にあるのだなぁ、ということは感じられるのかも。

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ここに登場する先生は3人。
教師は学校内の問題を外に持ち出すべきでない、という合理主義的な女性校長。
金八先生みたいな熱血漢の国語補助教師。
教育への情熱を過去に置いてきてしまった美術史を担当する皮肉な老教師。

そして、生徒や卒業生たち。

ここに登場するローマの高校生たちは
アメリカの学園ものや日本の高校生たちほどおふざけだったり、
無気力だったりはしないけど、そこはまあ現代のヤングですからね。
彼らと教師たちとの相互的な関わりは結構シヴィアなもの。
そう、学校は社会なんだ、と今さらながら実感させられます。

一体どんなお話でしょうか。
続きは次回までお待ちくださいませね。



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☆8月9日に更新しました。いつも応援してくださってありがとうございます☆

ローマの教室で ~我らの佳き日々~
監督/ジュゼッペ・ピッチョーニ、脚本/ジュゼッペ・ピッチョーニ、フランチェスカ・マニエーリ、原案/「赤と青」マルコ・ロドリ著(晶文社刊)、撮影/ロベルト・チマッティ、編集/エズメラルダ・カラブリア、プロデューサー/ドナテッラ・ボッティ
出演
マルゲリータ・ブイ/ジュリアーナ(校長)、リッカルド・スカマルチョ/ジョヴァンニ(国語補助教員)、ロベルト・エルリツカ/フィオリート(美術史教師)、シルヴィア・ダミーコ/アンジェラ・モルディーニ、ダヴィデ・ジョルダーノ/エンリコ・ブルニョーリ、ニーナ・トッレージ/メラニア、ヨヌッツ・ポーン/アダム、ルチア・マシーノ/エレナ・トガーニ(フィオリートの生徒)、ドミツィアーナ・カルディナーリ/シルヴァーナ、ジェーネ・ニョッキ/ジュリアーナのパートナー
8月23日(土)より岩波ホール他全国順次ロードショー
2012年、イタリア、イタリア語、101分、カラー、日本語字幕/岡本太郎、提供/朝日新聞社、NHKエンタープライズ、クレストインターナショナル、配給/クレストインターナショナル、文部科学省選定(青年、成人、家庭向き)
http://www.roma-kyoshitsu.com/

by Mtonosama | 2014-08-09 06:21 | 映画 | Comments(2)
Commented by アイスケーキ at 2014-08-10 20:19 x
もう、何年も前 ローマの小学校を
見学する機会がありました。
夏休みだったので、子ども達はいませんでしたが,


女性教師が超グラマーだったのだけ覚えています

ドレスから谷間が見えるんですもの。
「これじゃあ男の子は勉強できないな。」なんて思いました。

さてさて、ローマの高校生は如何に。
次回ストーリー待っています。
Commented by Mtonosama at 2014-08-11 06:31
♪アイスケーキさん

へえ!小学校の見学ですか!?
夏休みというのは残念でしたね。

超グラマーといえば、子どもの頃に観た『にがい米』を思い出します。
シルバーナ・マンガ―ノのボンッ、キュッ、ドカーンの強烈なバディ
にびっくりしました。
外国の女の人は日本人とは違う生きものなのかなぁと思いましたもんねぇ。

この映画、ボンッ、キュッ、ドカンはありませんが、良い映画です。
次回にご期待下さいね♪