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殿様の試写室

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100歳の華麗なる冒険 -1-  THE 100 YEAR OLD MAN

100歳の華麗なる冒険
 -1-

THE 100 YEAR OLD MAN


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(C)NICE FLX PICTURES 2013. All Rights Reserved


150歳のとのよりは年下だけど、
なかなか波乱万丈な人生を送っている100歳のおじいさんのお話です。

ノーベル賞の授与式が行われた国スウェーデンの映画。
あ、赤崎勇先生、中村修二先生、天野浩先生。
ノーベル物理学賞受賞おめでとうございます。
村上春樹氏と憲法9条、残念でした。次回に向けてまた応援します。

そのスウェーデンの大ベストセラー「窓から逃げた100歳老人」を原作とした映画が本作。
なんと人口960万人のスウェーデンで117万部を売りあげたという驚異のベストセラーです。

著者はヨナス・ヨナソン。1961年生まれのメディア会社の元経営者。
それがまあ人生いろいろありまして、
一時は抗うつ剤のお世話になる日々もあったというヨナソン氏。
そんな中で生まれたのが「窓から逃げた100歳老人」でした。
名もない新人作家のデビュー作が、
スウェーデンのみならず全世界で800万部も売れたというのですから、
いやいや人生というのはわかりません。

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広告も出さず、新聞に書評が載ることもなく、
読者間に、そして、世界中に拡がっていったのはそれだけ中身が面白かったからでしょう。

著者のヨナソン氏は
「人はみな多かれ少なかれ地味な生活を送っていて、
心の底ではそこから逃げ出したいと思っているんじゃないかな」
とベストセラーになった理由を推測しています。
ご自身も成功している会社を辞めて、作家になったというのですから、
逃げ出したひとりですよね。

さて、この大ベストセラーを監督するという重責を負ったのはフェリックス・ハーングレン。
1967年生まれの47歳で、25年間にわたって、俳優、コメディアン、脚本家として、
映画界に携わっていた人物。
本作は3作目の長編映画になりますが、実は、自分自身で監督した最初の作品なんだそうですよ。

作家も監督もほぼ新人。
それなのに、スウェーデンでは社会現象ともいえる大ヒットになったというのですから、
ほんとに世の中わからないものです。

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100歳の老人を演ずるのは49歳のロバート・グスタフソン。
25歳の若きアランから100歳になったアランまでなんと75年間を演じました。
撮影中は5時間から7時間半かけてマスクを装着していたんですって。
老け顔マスクとでもいうのでしょうかね。

ところで、老人がなにかをしでかす映画って、なんか痛快。
当試写室でも『人生に乾杯!』(‘07)というハンガリー映画を上映したことがありますが、
http://mtonosama.exblog.jp/11241472/
これは老夫婦が銀行強盗をするお話でした。

ヨーロッパでは、定年退職後は夫婦でのんびり外国旅行でもしながら、
優雅な日々を過ごすのかな、などと思っていました。
もちろん、そういうラッキーで豊かな方々もおいででしょうが、
現実としては歳をとったら老人ホームに入り、そこで大人しく暮らすということに。

皆、自分のそんな将来をうっすらと感じているがゆえに、
100歳のアランが老人ホームの窓から抜け出し、
ガウン姿のまま、足の向くまま歩き始めたことに大喝采を送ったのでしょうね。
その自由さときたら、空間のみならず時間までも飛び越えて
歴史上の有名人と出会うのですから、そりゃもう人気も出るでしょう。

さあ、このおじいさん、いったいどんな大冒険を見せてくれるのでしょう。
続きは次回まで乞うご期待でございます。



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☆10月12日に更新しました。いつも応援ありがとうございます☆

100歳の華麗なる冒険
監督/フェリックス・ハーングレン、脚本/フェリックス・ハーングレン、ハンス・イングマンソン、原作/ヨナス・ヨナソン(「窓から逃げた老人」西村書店刊)、製作/マルテ・フォルセル、フェリックス・・ハーングレン、ヘンリック・ヤンソン=シュヴァイツァー、パトリック・ネボウト、撮影/ゴラン・ハルベルグ
出演
ロバート・グスタフソン/アラン・カールソン、イヴァル・ヴィクランデル/ユーリウス・ヨンソン、ダヴィド・ヴィバーグ/ベニー、ミア・シュリンゲル/グニラ、イエンス・フルテン/イエッダン、アラン・フォード/ピム、ラルフ・カールソン/ア―ロンソン警部主任、ビアンカ・クルセイロ/カラカス、スヴェン・ローン/ヒンケン、グスタフ・デニオフ/リッキー、ヴィクトール・フリーベルグ/警察本部長、ダヴィド・シャックルトン/ヘルベルト・アインシュタイン、コルド・ロサダ/フランコ将軍、アルギラダス・ロムアルドス/ヨシフ・スターリン、ケリー・シェール/ハリー・S・トルーマン、シギタス・ラッキーズ/ミハイル・ゴルバチョフ、キース・チャンター/ロナルド・レーガン、フィリップ・ロッシュ/ロバート・オッペンハイマー
11月8日(土)新宿ピカデリーほか、全国ロードショー
2013年、スウェーデン、115分、カラー、スウェーデン語・英語・露語ほか、後援/スウェーデン大使館、配給/ロングライド
http://www.100sai-movie.jp/

by Mtonosama | 2014-10-12 07:18 | 映画 | Comments(10)
Commented by なえ at 2014-10-12 13:39 x
百歳のじいさんの冒険なんて、長寿国北欧ならではの
映画でせうか。「窓から逃げた~」なんて落ちてひっくり返って
腰の骨を折って入院するだけちゃうの?なんて・・・いやあの
話の腰を折ってすんまへん。

父は99歳と3カ月で亡くなりましたが、入院直前まで、朝ご飯は
自分でトーストを焼いて牛乳をチンして飲み、新聞を読み
(ちゃんと理解してたかは?ですが)、テレビを見、午後は
姉に散歩代わりのドライブに連れて行ってもらってました。
風邪を引いて肺炎になって入院1月で亡くなりました。
でもこのスエーデンのじいさんは100歳で冒険てすごいです!
ヨナス・ヨナソンて吉田吉雄みたいなもんでしょうか?

「まほろ~」見ました。とのさまがおっしゃるように、ダルかった
です(^_^;)。小説は色々笑い所があってメリッハリッと読めたん
ですけど。一般の人生コースからはずれ毒気を抜かれたような
若者の感じを表そうとしてたのか?行天のキモイ感じはよく
でてました(笑)。若い子ってあんな棒読みみたいな話し方
するんですかね?
「小さいおうち」「ウォールフラワー」はレンタル中でした。
Commented by Mtonosama at 2014-10-12 15:54
♪なえさん

なえさんのお父上は99歳と3ヶ月でお亡くなりになったんですか。
でも、最期までしっかりしていらしたんですね。
うちの父は約3ヶ月の入院だったかなぁ。
ずっとうちに帰りたい、うちに帰りたいと言い続けてました。

100歳になっても冒険するじいさんっていうのは、スウェーデンでも
羨ましい存在なんでしょうね。

『小さいおうち』、次回までのお楽しみですね。

行天って小説の方が元気な感じしません?
でも、龍平行天は好きです。
150歳になっても若い男好きなとのです^_^;
Commented by ライスケーキ at 2014-10-12 21:53 x
この本 日本でも話題になっていましたね。
読みたいと 思っていました。

スェーデンと言うと
福祉国家で幸せな老後をイメージしますが、
やはり 老人ホームには自由がないんでしょうかねぇ。

年輩の方に老人ホームの話をすると、
「あんな老人ばかりの所 行きたくない。」と
おっしゃいますが、分かる気がします。

それにしても殿様、話題の映画を いち早く見られて 羨ましい。

ま、おかげで私達も いち早く映画情報
楽しませて もらっています。
Commented by すっとこ at 2014-10-12 22:48 x
うっわわわわわわわわわわわぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああ!

長きに渡る御無沙汰でした!
なかなか体も心も通常営業に戻りにくくなっておる
殿様と同じ150歳のすっとこです!

そーですか、
世間では
<なんと人口960万人のスウェーデンで117万部を売りあげたという驚異のベストセラー>
があり、またそれが映画化されたのでしたか!

眠りこけている間にいろいろあったんだなぁ。

またコメントに復帰しますので どうぞよろしゅうに!
コメント書けなくてもポチッは続けておりましたですよ!
Commented by amore_spacey at 2014-10-13 01:57
初めまして。
これ、イタリア語版を読みました。とっても面白かったです。どこにでもいる100歳のおじいさんと思いきや、若い頃はカッ飛んでいたんですよね。奇想天外なストーリーなので、好きな人と苦手な人がはっきりわかれるような気がします。
Commented by Mtonosama at 2014-10-13 05:26
♪ライスケーキさん

「あんな年寄りばかりのところへ行きたくない」ですか。
お年寄りの言葉だけに説得力ありますね。
あ、とのも150歳の大年寄りだった。

この映画を観て、老人と世界史の勉強をしよー!!
って、それほどでもないかナ^_^;
Commented by Mtonosama at 2014-10-13 05:28
♪すっとこさん

おかえりなさいまし(^^)/~~~

もう心も身体もすっかり元にお戻りで?
100歳のおじいさんの活躍からすっとこさんも元気をもらってくださいね。

休業中もポチッをしてくださり、ありがとうございました。
Commented by Mtonosama at 2014-10-13 05:35
♪amore spaceyさん

初めまして。コメントをありがとうございます。

おお、イタリア語版でお読みになったということはイタリア在住で
いらっしゃいますか!?

アランおじいさんの大活躍、すごいですね。
わたしも今から足腰鍛えていつでも冒険できるよう、準備を整えておかねば。

お立ち寄りくださり、ありがとうございました。
どうぞまたいらしてくださいませ。


Commented by びなちゃん at 2014-10-13 16:13 x
この本も予約かけてます。いつ読めるのか…映画の方が先かな?

北欧の福祉は先を行ってるから、我が国よりいいのじゃないかと思っていましたが、どうなんだろか。

先月、ホームに入所した認知症の義母、毎週面会に行ってますが、すっかりなじんじゃって、お仲間と、お互い一方通行の会話をして楽しんでます。シュールな世界…
認知症で、頭以外は元気な義母と、パーキンソンで、頭ははっきりしてるのに、寝たきりになって入院した義父。どっちが幸せやら?
100歳になっても、体を動かせる主人公、痛快さに。ぽちっ
Commented by Mtonosama at 2014-10-13 19:23
♪びなちゃんさん

本の方もおもしろそうですね。

↑でライスケーキさんがおっしゃっていたけど、お年寄りは「年寄り
しかいないところには行きたくないわ」ということなので、どんなに
福祉が進んでいる北欧でも老人ホームでおとなしくしているという
のはつらいのかしらん。

シュールな世界にお住まいのお義母さま。
10年ホームにいた祖母はいろいろ話してくれるんだけれど、言葉
が文字化けしてて何を話しているのか全然わからなかったです。
でも、いてくれてよかった。
母は心筋梗塞であっという間に逝ってしまいました。
文字化けしてても長生きしてくれた方がいいのか、あっという間に
逝ってしまうのがいいのか。
やっぱわかりまへんなぁ。

映画は来月8日から、本の方は1ヶ月くらい待たされるのか?
まずは映画を先に観た方がいいかもしれませんね。

ぽちっをありがとうございました。