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殿様の試写室

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ショート・ターム -1- SHORT TERM 12

ショート・ターム
-1-
SHORT TERM 12

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(C)2013 Short Term Holdings, LLC. All rights reserved.


こういう作品に出会うと心が昂ってしまいます。
まずは、そんな気持を落ちつかせるためにもタイトルの意味からお伝えしますね。

ここでの“ショート・ターム”というのは、
例えば親の虐待やなんらかの家庭問題によって心に傷を持つティーンエイジャーが
身を寄せる短期間のシェルターというべきグループホームのことです。

にっちもさっちもいかなくなった子どもたち。
そして、かれらのケアにあたる職員を描いた映画ですが、
単に世話をする側、される側が展開するヒューマンドラマといった説明では言葉不足です。

こういうグループホーム自体、馴染みの薄いものでありますし、
虐待されたティーンエイジャーの存在に真摯に目を向けたことがあるか、と問われれば
「いいえ」と答えるしかありません。
それなのに、ここまでのめりこめる満足感と感動・・・

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この映画の素晴らしさは、世界中で30もの映画賞を受け、
50の映画賞にノミネートされたこと、
映画情報サイト“ロッテン・トマト”で満足度99%のスコアを記録、
2013年度最高の評価を得ていることでも証明されています。

なんとも感動的なヒューマンドラマであります。

Rotten Tomatoes(ロッテン・トマト)は映画評論家による映画レビューを一か所にまとめたウェブサイト。映画ごとに肯定的なレビューが多いか否定的なレビューが多いかを集計して点数にするほか、
映画に関する情報・報道全般を扱っており、英語圏の映画レビュー集サイトとして最もよく知られたものである。
ロッテン・トマト(腐ったトマト)という名称は、拙い演技に怒った観客が腐ったトマトや野菜類を舞台へ
投げつけるという、映画や小説によくあるクリシェから名付けられた。(Wikipediaより)

ああ、賞の多寡で作品の良さを語るしかないとは――
とのは無力です。

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ここまで感動させてくれた監督そして脚本家は、本作が長編2作目となる新人デスティン・クレットン監督。
実は、本作は、問題を抱えるティーンのためのグループホームで
2年間働いた監督の実体験から生まれたもの。
道理で説得力がある筈です。


デスティン・クレットン監督
1978年ハワイ・マウイ島に生まれる。これまでに”Longbranch:A Suburban Parable”(2002年トライベッカ映画祭でプレミア上映)、”Bartholomew’s Song”(2006年学生アカデミー賞最終候補作)、”Deacon’s Mondays” (2007年学生アカデミー賞最終候補作、アンジェラス映画祭グランプリ、HBOフィルムズ最優秀映画賞)、そして”Short Term 12”という4つの短編映画(監督・脚本)で受賞経験がある。本作『ショート・ターム』は同名の短編映画に基づくもので、長編映画としては2作目。

体験にまさる学習はないということを監督も痛感したであろうし、観客も感じいりました。
さあ一体どんなお話でしょう。
次回まで乞うご期待であります。



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☆10月27日に更新しました。いつも応援していただいてありがとうございます☆

ショートターム
監督・脚本/デスティン・クレットン、撮影/ブレット・ポーラック、編集/ナット・サンダース、美術/レイチェル・マイヤーズ
出演
ブリー・ラーソン/グレイス、ジョン・ギャラガー・Jr/メイソン、ケイトリン・ディーヴァー/ジェイデン、ラミ・マレック/ネイト、キース・スタンフィールド/マーカス
11月15日(土)新宿シネマカリテ、ヒューマントラスト渋谷ほか全国順次ロードショー
2013年、アメリカ、カラー、97分、配給/ピクチャーズ・デプト、http://shortterm12.jp/

by Mtonosama | 2014-10-27 06:24 | 映画 | Comments(6)
Commented by ライスケーキ at 2014-10-28 19:59 x
外国(欧米?)の観客は役者の演技を観て、
気に入らなかったら投げるべく 
腐ったトマトや野菜を持って行くんでしょうか。
シビアですねぇ。
コンサートでも気に入らないとブーイングだそうですが、
日本ではそういう場面に出くわしたことありません。
それだけに、本物の演技、音楽が育つんでしょうね。
Commented by すっとこ at 2014-10-28 21:24 x
あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!

なんだか胸が詰まりそうな映画ですね!
アメリカこういうシェルターがあるのは知りませんでした。

虐待される子も多いけれど 救済策もあるのがアメリカなの
でせうか。日本にも児童施設があるけど確か18歳になったら
出ていかなくてはならないんじゃなかったけ?

どの子供にも悲しい歴史があるのでしょう。

実際にそこで働いた経験のある監督は どのように昇華した
ストーリーを見せてくれるのでしょうか?

目をそむけたい気もしながら 期待のポチッ!!
Commented by なえ at 2014-10-28 21:58 x
日本は福祉行政が十分行きわたってないですね。
10年以上も前、母の介護のことで区の保健所へ
相談に行きましたが要領を得ず、憮然となりました。
母が入院した先の社会福祉士の人に色々良い助言を
受けて救われました。公共の保健所にこそこういう
人がいるべきだと思いました。

今の時代のティーンは生きづらい世の中だからこそ、社会が
サポートしないと問題解決は難しいのではと思います。
ティーンは傷つきやすいし。

「ウォールフラワー」を見ても自分で消化できない問題があって大変だなあと思ってしまいました。あのパトリック役の子、
なぜか画面にいると目が吸い寄せられるのです。そっか、
殿様が言ってたように美少年だったからなのか!
Commented by Mtonosama at 2014-10-29 06:14
♪ライスケーキさん

腐ったトマトを投げたら気持良いだろうなぁ、という場面にでくわしたことはあっても決してトマトは飛びませんでした。いえ、あるコンサートのことですけどね。彼、ギターを抱えたままステージで眠ってしまったんです。30分以上眠ってましたけど、トマトはおろか怒声すら飛びませんでした。日本のファンは寛容なんだなぁ。
Commented by Mtonosama at 2014-10-29 06:17
♪すっとこさん

アメリカのシェルターも18歳で出るんですって。

なんか胸がつまって、おばさん、ひとかたならぬ感銘を受けてしまいました。
今日もポチッをありがとうございました。
Commented by Mtonosama at 2014-10-29 06:24
♪なえさん

そうですね。うちも父が入院したとき、行政より病院の医師やカウンセラーの方が適切な助言をくれました。一人でパニック状態だったのでこういうプロの助言に助けられました。

ティーンならずとも150歳でも見守ってくれる人はほしいです。
この映画ね、守られるティーン、そして、見守る職員という構図だけじゃないところがまた良いんです。
うん、ほんとに説得力あった!