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殿様の試写室

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トラッシュ!この街が輝く日まで -2- TRASH

トラッシュ!この街が輝く日まで
-2-
TRASH

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(C)Universal Pictures

「リオデジャネイロのゴミ山で生活する少年たちが主人公ね」
位の前知識でスクリーンに臨むと「あれあれ?このシーンは何なん?」的展開が。
一筋縄じゃいかないぞと姿勢を正させる緊張感に包まれます。
これぞ映画の醍醐味であります。

といっても通好みのこむつかしい映画ではありません。
緊迫感を煽り、はらはらさせ、キャッ!と小さな悲鳴まで上げさせ、
さらに、「なるほど、こういう伏線だったか」と膝をたたかせ、
トラッシュ・ワンダーランドとダルドリー・ワールドを満喫させてもらいました。


ストーリー
リオデジャネイロ郊外。
巨大なゴミ山が拡がり、大きなトラックが次々とゴミを運びこんでくる。
そのゴミ山でゴミを拾って生活する3人の少年――ラファエル、ガルド、ラット。
ある日ラファエルはゴミの中から財布を拾い上げた。
そこに入っていたのはお金、ID、少女の写真、アニマル・ロトのカードとコインロッカーの鍵。

なぜか、すぐに警察がやってきて財布を見つけたら謝礼を出すという。
なにか、ある――

以前、駅で生活していたラットの記憶を頼りに
財布の中に入っていた鍵に合うコインロッカーを探し当てた。
そこにあったのは1通の手紙と数字を書いたメモ。
手紙は刑務所に収監されている男・クレメンチに宛てたものだった。

その夜、少年たちの言動に疑問を抱いた警察はラファエルを連れ去り、暴行を加える。
少年たちの保護者であるジュリアード神父が警察署へ乗り込んでいくが、
何も知らされず悲しげな顔で虚しく戻ってきた。
今まで行方不明になった子どもたちの悲しい末路を見てきたからだ――

翌日、ゴミ山のはずれで大けがを負ったラファエルが発見された。
その哀れな姿にショックを受けたラットは財布の謎を追うのはやめようと訴える。
首を振るラファエル。

少年たちは次の日からそれぞれが持つ手がかりをもとに行動開始。
ラットは財布の持主であるジョゼ・アンジェロの行方を追い、
ガルドはジュリアード神父と働くオリヴィアの助けを借りて、
コインロッカー内にあった手紙の宛名であるクレメンチに会うため刑務所へ。

その夜、警察はゴミ山で生計を立てる貧しい人々が暮らすスラムを焼き払った。
また少年たちを助けるオリヴィアも逮捕してしまう。
警察の手が迫る中、少年たちは突き止めたヒントを組合せて着実に真実へ近づいてゆく。

彼らがつきとめた真実。
そして、彼らのとった行動とは……

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あ~、ドキドキした。ハラハラした。

灼けたトタン屋根の上を猫のごとく、
あるいは、ましらのごとく跳躍する少年たちの細い足が宙に舞います。
鈍化した動体視力では追い切れないほどの躍動感、素早さ。
勇気と賢さと優しさで思いがけない成果と結果を出していく3人。
少年たちの輝きが網膜に焼きつきました。

スラムの汚い水たまりで楽しげに泳ぐ少年たちと
白いビーチと真っ青な海で笑いさざめく少年たち。
ポルトガル語とガルドの話すゆっくりした英語(ガルドは物知りの上、英語も話せるんです)。
緊張するシーンの合間に流れるサンバやボサノバのまったり感。
メリハリがきいてます。

少年たちの冒険をぜひ劇場でお楽しみください。





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☆12月19日に更新しました。いつも応援してくださってありがとうございます☆

トラッシュ!この街が輝く日まで
監督/スティーヴン・ダルドリー、脚本/リチャード・カーティス、原作/アンディ・ムリガン「トラッシュ」(株式会社KADOKAWAメディアファクトリー刊)、製作/クリス・サイキエル、撮影/アドリアーノ・ゴールドマン、音楽/アントニオ・ピント
出演
マーティン・シーン/ジュリアード神父、ルーニー・マーラー/オリヴィア、ワグネル・モウラ/ジョゼ・アンジェロ、セルトン・メロ/フェデリコ、リックソン・テベス/ラファエル、エデュアルド・ルイス/ガルド、ガブリエル・ウェインスタイン/ラット
2015年1月9日(金)ロードショー
114分、字幕翻訳/松岡葉子、ユニバーサル映画、配給/東宝東和
http://trashmovie.jp/

by Mtonosama | 2014-12-19 06:27 | 映画 | Comments(10)
Commented by poirier_AAA at 2014-12-19 19:16
「スラムでゴミを拾って生活する子どもの話」と聞いたら、そこで腰が引けてしまいました。どんなに監督がすごくても、どんなに話が面白くても、子どもがそういう環境で生きるしかないなんて、できればそんな現実は見たくないなぁ、と。

それに加えて警察に乱暴されたり生活の場を焼き払われたりするんですか!?あんまり酷すぎる。。。弱い者虐めじゃないか。でも、少年たちはそれに負けないで何かをしようとするんですね。なんだかこの2回目の記事を読んで、俄然興味がわいてきました。少年たち、がんばれ!

こちらでは11月半ばの公開でした。くうぅ、また見逃してるし。どこかで見つけてみてみます。
Commented by すっとこ at 2014-12-19 22:37 x
うっわーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!

予告編が怖いんですけど!
少年の額にピストルが突きつけられてるんですけど!

チャーリー・シーンやエミリオ・エステベスのお父ちゃんの
マーチン・シーンが出ているんですね。
息子達より頑張ってますよね。

ラストで舞っているのはお札の嵐ですか?
どこに行ったら拾えますか?笑。

明るいラストへ力強くポチッ!
Commented by Mtonosama at 2014-12-20 07:11
♪poirier AAAさん

この少年たちも『スラムドッグ$ミリオネア』の子どもたちのように映画出演によって新しい生き方や明るい未来が拓けたのかもしれません。素人なのに、おばさん泣かせてどうしてくれる(笑)、な映画でした。

スモーキーマウンテンで暮らす子どもたちのドキュメンタリーはつらかったけど、これは元気になれる映画です♪
Commented by Mtonosama at 2014-12-20 07:16
♪すっとこさん

そうなの、そうなの。予告編のこのシーン、口をおさえてキャーッて言ってしまいました。

お札はリオデジャネイロのゴミの山へ拾いにいってください。
わたしも欲しいな。

エミリオ・エステベスはすっかり中年太りになったけど、頑張ってるみたいですよ。それにしても息子たち、すっかり貫禄ついて、下手するとパパの方が若々しいかも^m^

ポチッをありがとうございます。
Commented by ライスケーキ at 2014-12-20 21:46 x
子どもに乱暴する警察。
スラム街を焼き払う警察。

う~ん。許せん。

なのに 最後には「この街は輝く」のですか。
「突き止めた真実」とは何でしょう。

う~ん。 観たい。

でも、近所では上映しないだろうな。
Commented by びなちゃん at 2014-12-20 21:59 x
観に行きましょうぞ。
監督と、素人の子供たちの演技、そして希望に、期待して!

Commented by Mtonosama at 2014-12-21 06:02
♪ライスケーキさん

リオデジャネイロの活気が伝わってきます。
それにしても警察悪いゾ。

面白いです!近場の映画館でもやるといいなぁ。
Commented by Mtonosama at 2014-12-21 06:07
♪びなちゃんさん

ぜひぜひ足を伸ばしてくださいませ。
お正月9日、そろそろ街に繰り出そうか、って時期ですよね。

いや、もうとっくに繰り出しちゃってますか。

最高のお正月映画ですよ~(^^)/
Commented by kogarinta at 2015-03-03 12:45
こんにちは。
この作品は、単純な少年の冒険譚ではなく、きちんと社会正義のことを描いていた所がとても良かったと思います。
TBさせていただきます。
Commented by Mtonosama at 2015-03-03 20:06
♪kogarintaさん

いつもありがとうございます。

あの男の子が殺されると思って膝まづいている姿。
この映画の公開からいろんなことが起こった今、
あの姿には本当に沁みいるものがあります。

映画ってそれを観る時期によって、
感じ方の違いって大きいですよね。