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殿様の試写室

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陽だまりハウスでマラソンを -1- Back on Track


陽だまりハウスでマラソンを
-1-
Back on Track

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(C)2013 Neue Schonhauser Filmproduktion, Universum Film, ARRI Film & TV


最近、当試写室では老人映画やマラソン映画のご紹介が多いです。
去年の6月には、メタボのおじさんたちがロッテルダム・マラソンを完走する
『人生はマラソンだ!』を上映しましたし、
http://mtonosama.exblog.jp/22259696/ http://mtonosama.exblog.jp/22287085/
8月には身体が不自由な息子と共にニースのアイアンマン大会に出場する父親を
描いた『グレートデイズ!―夢に挑んだ父と子―』を上映しました。
http://mtonosama.exblog.jp/22780314/ http://mtonosama.exblog.jp/22797660/
10月には『100歳の華麗なる冒険』
http://mtonosama.exblog.jp/23104053/ http://mtonosama.exblog.jp/23120692/
なんていうとんでもないおじいさんの映画も上映しました。

広い世の中にはじじ専などという高齢男子をお好きな方もいらっしゃいますから、
そのような嗜好のお方にとって本作は憧憬、垂涎、夢気分の作品といえるのではないでしょうか。

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1956年のメルボリン・オリンピック。
苦しい戦後の日々を送るドイツ国民を沸かせた快挙がありました。
西独出身のパウル・アヴァホフがソ連選手ポポルをゴール直前にかわし、優勝したのです。
金メダル!
しかし、それから半世紀近くを経た今、パウルもすっかりおじいさん。
選手人生を支えてくれた愛妻マーゴとのんびり年金生活を送っています――
という設定。

そんなパウルお爺さんがベルリン・マラソンに出場します。
老人ホームでの年寄り扱いに我慢できなかったから、というのです。

そうそう。とのの祖母もそうだったなぁ。
いえ、彼女はマラソンにこそ出ませんでしたが、
老人ホームで、名字で呼ばれるのではなくクメちゃんと呼ばれることをイヤがってました。
90歳を越した女性にちゃん付けはないです。
「おばあさんなら喜ぶでしょ」と決めつけ、お化粧教室への参加を強制されるのも嫌ってました。
もちろん好きな人はやってもらえばいいけれど、
老人だって、ぼけていたって、個性はそれぞれ違うのだから、
もっと高齢者に対する敬意を示してほしかったです。

あ~あ、思い出してしまいました。

大好きな祖母があんなふうに扱われるのは辛かったんです。
だからパウル爺さんの気持はよくわかります。
それに、とのだって150歳だし。

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映画のお話に戻ります。

この映画が生まれたのはキリアン・リートホーフ監督が
10数年前の新聞でみつけた小さな記事からでした。
それはうつ状態にあった高齢の男性が妻から「あなたが走らないなら離婚します」と
一喝され、マラソンに挑戦したという記事。

リートホーフ監督と脚本家のマーク・ブレーバウムはこれを見て
「人が人生の最終章に足を踏み入れた時、どう生きるか」をテーマにした脚本に
取り組み始めました。
日本と同じく高齢化社会のドイツでも
(あ、日本の場合は超がつきまして超高齢化社会ということですが)
高齢者問題や介護事情は関心が高いので、その辺はしっかり盛り込まれています。
そして構想なんと11年。
完成したのが本作『陽だまりハウスでマラソンを』です。

パウル爺さんを演じたドイツの国民的俳優ディーター・ハラーフォルデンは
2014年5月に行われたドイツ映画賞で史上最高齢の最優秀主演男優賞に輝きました。
撮影当時78歳だった彼は役作りのためマラソンに初挑戦。
9キロ減量し、集3回ジムに通い、毎日ランニングしたそうですよ。
映画では妻マーゴがトレーニングをサポートしていましたが、
日々の実際の相手は14歳の息子(えっ!)だったそうです。

さあ、いったいどんなお話でしょうか。
乞うご期待でございますよ。



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☆3月5日に更新しました。いつも応援して下さってありがとうございます☆

陽だまりハウスでマラソンを
監督/キリアン・リートホーフ、脚本/マーク・ブレーバウム、キリアン・リートホーフ、製作/ボリス・シェーンホルダー、撮影/ユーディット・カウフマン
出演
ディーター・ハラーホールデン/パウル・アヴァホフ、ターチャ・ザイプト/マーゴ・アヴァホフ、ハイケ・マカッシュ/ビルギット・アヴァホフ、フレデリック・ラウ/トビアス、カトリーン・ザース/リタ、カタリーナ・ローレンツ/ミュラー、オットー・メリース/ルドルフ、ハインツ・W・クリュッケベルク/フリッチェン、マリア・メグデフラウ/ラビンスキー夫人、バーバラ・モラヴィーツ/キューネムント夫人、アンネカトリン・ビュルガー/モートホルスト夫人、メーディ・ネブー/ジェローム、イェルク・ハルトマン/グレーンヴォルト医師
3月21日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
2013年、ドイツ、105分、字幕翻訳/寺尾次郎、配給/アルバトロス・フィルム
http://hidamarihausu.com/

by Mtonosama | 2015-03-05 07:10 | 映画 | Comments(6)
Commented by すっとこ at 2015-03-05 23:00 x
ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!

78歳男優息子にぃぃぃぃぃぃ14歳息子ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ~!

そこ?
ええ、そこ、反応するよね!

だから”じじ専”は止められん。

78-14=64.
64歳の時の息子だよねぇぇえぇぇ。

ストーリー紹介を待つ!
あ、ポチッはもうしてきたから!
    せっかち婆さんより。
Commented by Mtonosama at 2015-03-06 05:58
♪すっとこさん

だよね~。そこだよ。びっくりしちゃった!
でも、日本でも歌舞伎役者が60代だったか70代だったかで
若い奥さんとの間に子どもができたよね。

あ~、名前忘れてしまった。

じじ専すっとこさんにはぴったりの映画でしょ?
機内映画でやるといいですね。

せっかちポチをありがとうございます<(_ _)>
Commented by ライスケーキ at 2015-03-06 21:01 x
「人が人生の最終章に足を踏み入れたとき、どう生きるか」

身につまされるテーマですね。

私の周りも高齢者が多くなりました。
というか、私自身も高齢者か?

2025年問題 恐ろしいです~。
せめて映画の中だけでも楽しみましょう。

ボチッ!
Commented by poirier_AAA at 2015-03-07 01:04
前回の「じじ」には大きく反応してしまったのですが、今回はどちらかというと「だ、だいじょうぶなのか?」という心配が先に立ってしまいまして、あんまり気持ちが動きませんでした。すみません。

わたしも「おばさんだからこうでしょう」扱いはご免です。子どもならこれが好きなはず、お婆さんならこれが好きなはず、決めつけられるのも強制されるのもいやです。善意だとしても、やっぱり好みはあるから、受けるか受けないかは本人の自由にさせてくれればいいんですよね。年齢はあくまでも目安で、あとは本人の個性、それから気力や体力次第で、それぞれ全然違うんじゃないかな〜と思うのであります。
Commented by Mtonosama at 2015-03-07 06:59
♪poirier AAAさん

お帰りなさい(^^)/

今回のドイツ爺さんも意固地な感じが可愛かったです。
ドイツ映画だと無条件で良いと思うのは良くないと反省はしつつ。

祖母のことで老人ホームや老人病院によく行ったため、
本作では老人ホームの問題点を指摘しているなと思いました。

いや、それにしてもあのフランス人じじは良かったですね♪
Commented by Mtonosama at 2015-03-07 10:11
♪ライスケーキさん

すいません。順番が間違ってしまいました。

祖母の老人ホームへ何度も通った関係上、身につまされました。そういう映画じゃないんですけど・・・

そういう映画じゃないという意味は次回アップまでのお楽しみ(^^)/