ブログトップ | ログイン

殿様の試写室

mtonosama.exblog.jp

殿が観た最新映画をいち早くお知らせ!

グッド・ライ ~いちばん優しい嘘~ -1- THE GOOD LIE

グッド・ライ
~いちばん優しい嘘~
-1-
THE GOOD LIE

f0165567_5271413.jpg


(C)2014 Black Label Media, LLC. All Rights Reserved.


あるところで聞いた話ですが、アメリカのアブラハム・マズローという心理学者が
人間の欲求は5段階から成るピラミッドのようなものだといったそうです。

マズローの5段階欲求説
第1段階は「生理的欲求」。生きていくための基本的・本能的な欲求(食べたい、寝たい)。
人はこの欲求を充たすことができれば、次の階層「安全欲求」を求めます。
「安全欲求」は危機を回避したい、安全・安心な暮らしがしたい(雨風をしのぐ家・健康)という欲求。
「安全欲求」を充たすと「社会的欲求」(集団に属したり、仲間が欲しくなったり)を求めます。
この欲求が満たされない時、人は孤独感や社会的不安を感じやすくなります。
ここまでの欲求は、外的に充たされたいという思いから出てくる欲求です。
そして次に「尊厳欲求(承認欲求)」(他者から認められたい、尊敬されたい)という欲求が芽生えます。
ここからは外的なモノではなく、内的な心を充たしたいという欲求に変わり、
最後に「自己実現欲求」(自分の能力を引き出し創造的活動がしたいなど)の欲求が生まれます。http://www.motivation-up.com/motivation/maslow.html

なぜ、唐突にマズロー先生のお説を持ちだしたかといいますと、
本作『グッド・ライ』を観て、ああなるほど、と膝を打ち、感動したからであります。

f0165567_5303334.jpg

今から約30年前、1983年。アフリカのスーダンで内戦が始まりました。
数万人の子どもたちが両親も家庭も家も失いました。
彼らは1600kmもの道のりを子どもたちだけで歩き、ケニアの難民キャンプに到着します。

そして、そこで成長しました。

2000年。
アメリカとスーダンが協力し、
“ロストボーイズ”と名づけられた3600人の青年たちを
全米各地に移住させる計画をアメリカ最大の規模で展開しました。

砂漠と難民キャンプしか知らない青年たちが、
いきなり文化も風習も風土も違う国へ送り出されたのです。
送り出された彼らも、受け入れるアメリカ人もびっくりすることばかりだったことでしょう。

ロストボーイズ
ロストボーイズとはケニアやエチオピアの難民キャンプで働いていた人道機関の職員が、
第2次スーダン内戦(1983年~2005年)で家を追われ、
親を失った約2万人の子どもたちのことを呼んだ名前。
ボーイズといってはいるが、もちろんガールズもいる。
スーダン内戦は2005年にスーダン北部と南部で包括和平合意が締結されるまで20年以上続いた。
約200万人の一般市民が命を落とし、約400万人がスーダン国内で避難民となり、
約50万人が近隣諸国に難民として逃れた。

f0165567_5324761.jpg


本作はアメリカ映画です。
アメリカ映画でこういう作品だと、
「おれっち、こんな良い人なんだぜぇ」って感じで、
スーダンの若者たちのことも何も知らない田舎者みたいに必要以上におとしめて描かれがち。
なので、ちょっと警戒して観ました。

ところが、それは杞憂でありました。
ほっこりした気持になれるとても良い映画でした。

それもその筈、監督はフィリップ・ファラルドー。
あの『ぼくたちのムッシュ・ラザール』(‘10)
http://mtonosama.exblog.jp/17762227/  http://mtonosama.exblog.jp/17772823/
の監督さんです。
アルジェリア移民で悲惨な過去を持つラザール先生が
おなじくそれぞれの問題を抱えるカナダの小学生と向かい合う素晴らしい映画でした。
今、思い返してもあの静かな感動がよみがえってきます。

と、なぜか想いが『ぼくたちのムッシュ・ラザール』に向ってしまいましたので、
続きは次回に。
本当に乞うご期待でございますよ。



今日もポチッとお願いできればうれしゅうございます♪
↓↓↓↓↓
にほんブログ村 映画ブログ 新作映画・試写会へ
にほんブログ村
☆4月1日に更新しました。祝入学、入社、進級!新しい年度が始まりました☆
グッド・ライ ~いちばん優しい嘘~
監督/フィリップ・ファラルドー、脚本/マーガレット・ネイグル、製作/ロン・ハワード、ブライアン・グレイザー、カレン・ケーラ・シャーウッド、モリー・スミス、サッド・ラッキンビル、トレント・ラッキンビル
製作総指揮/アンドリュー・A・コソーヴ、ブロデリック・ジョンソン、キム・ロス、エレン・H・シュワルツ、ディーパック・ナヤール、ボビー&デボラ・ニューマイヤー、撮影/ロナルド・プラント
出演
リース・ウィザースプーン/キャリー、コリー・ストール/ジャック、アーノルド・オーチェン/マメール、ゲール・ドゥエイニー/ジェレマイア、エマニュエル・ジャル/ポール、クース・ウィール/アビタル、サラ・ベイカー/パメラ
4月17日(金)TOHOシネマズシャンテ他全国ロードショー
アメリカ、110分、字幕翻訳/稲田嵯裕里、後援/国際移住機関(IOM)国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)、配給/キノフィルムズ、http://www.goodlie.jp/

by Mtonosama | 2015-04-01 05:42 | 映画 | Comments(6)
Commented by ヨモギ at 2015-04-01 22:44 x
こんばんは~♪
キャリー役のリーズ・ウィザースプーンといえば、10年ぐらい前に『キューティー・ブロンド』に主演した、可愛い女優さんですネ! DVDで見ましたが、可愛いだけじゃなくすごく演技力のある女優さんだなと思いました^^。
あれから、彼女の出た作品、2本見てます。
『グッド・ライ』は、きのうの新聞のシネマおすすめ欄に載ってました♪  もし近くの映画館で上映されたら、ぜひ観に行きたいです(^0^)/

ひかちゃん、ほんとに大きくなりましたね~^^。
お雛様のえぼしを落としちゃうなんて、キャワイイ。。。じゃなかった、イケナイひかちゃんですね~(というべきかしら*^^*)。
殿様、気候不順な時期ですからどうぞお体お大事になさってくださいね。
Commented by Mtonosama at 2015-04-02 06:50
♪ヨモギさん

おはようございま~す。
彼女も良かったです。スーダンの若者たちとの関わりの中で
次第に変わっていく姿がとても自然で。

良い映画でした。是非是非いらしてくださいね。

そうなんです。ひかちゃんはいけない子です。
昨日クリーニング屋さんで1歳の黒猫さんがお留守番してましたが、かわいいカンバン息子でした。
クリーニング屋さんで黒猫というのもなんかおかしいんですけど。
ひかちゃんには絶対お留守番やカンバン娘はできないなぁ。
Commented by ライスケーキ at 2015-04-02 20:10 x
ロストボーイズ?
アメリカが内戦で
親を失った子ども達を受け入れたんですか?

アメリカってそんな面もあるんですね。
アメリカに渡った子ども達を待っていたのは 
どんな環境?  どんな生活?  どんな人生?

次回ストーリー待ってます。
Commented by なえ at 2015-04-02 22:55 x
ええっ?この人、リーズ・ウィザースプーン?
太って貫禄ついていいオバチャンになりましたねえ。
「キューティ・ブロンド」見ました。きゃしゃなカワユイ
お嬢ちゃんでした。ったく歳月というヤツは、あ、これ言うと
ヤブヘビやった(^_^;)

「ウォークザライン」で歌手役やってたけど、あれ吹き替え
でないと聞いてびっくり!メチャ上手でした。多才なんですね。それからもう10余年~、そんな経ったのかと
ウメボシ世代は感慨を覚えまする。

ロスト・ボーイズ達はアメリカで家族に迎え入れられた
ということですか?
Commented by Mtonosama at 2015-04-03 05:52
♪ライスケーキさん

warm@heartな良い映画でした。

アメリカっていろんな側面を持っていますよね。
なんたって『ぼくたちのムッシュ・ラザール』の監督が
本作の監督だってところが良いです♡
Commented by Mtonosama at 2015-04-03 06:04
♪なえさん

リース・ウィザースプーン、この映画で初めて意識しましたが、
「あ~、いる、いる。こんな人」って感じのアラフォーを好演してました。
彼女、以前はそんなにスレンダーだったんですか?
ま、ひとのことはいえませんけど。

ロスト・ボーイズ&ガールズはウィザースプーンが演じるキャリーに住む家と職場を紹介され、アメリカでの自立の道を探るのですが・・・