アルプス 天空の交響曲(シンフォニー)-1- A SYMPHONY OF SUMMITS THE ALPS FROM ABOVE
アルプス 天空の交響曲(シンフォニー)
-1-
A SYMPHONY OF SUMMITS THE ALPS FROM ABOVE
(C)VIDICOM 2013
とのはその昔、山ガールでありました。
大昔のことでありますが。
アルプスにも憧れておりました。
壁にかかったカレンダーの美しい景色を観て、これがアルプスか、
と知ったからであります。
はい、単純な理由であります。
それから幾星霜。
いたいけない幼女も大人になり、酸いも甘いもかぎわける年頃になりました。
そして、いまや150歳。
それでもアルプスと聞くと心が躍ります。
その昔スイス・グリンデルバルトへ行った時は
♪The Hills are alive with the sound of music♪
(『サウンド・オブ・ミュージック』The Hills are alive)
と恥ずかしげもなく歌ってしまいましたし、
ボーデン湖の向こうにアルプスの頂が見えたときは胸がときめきました。
飛行機の窓から雲の上につきだしているアルプスの峰々の先端を見たときも
これは幻ではなかろうかと思いました。
アイガーやマッターホルンに登るなどという大それた望みはありません。
スイスやドイツでほんのちょっと見られただけで、いつお迎えが来ても良い心境でありますのに、
このような映画を観られるとはなんと幸せなことでありましょう。
それが本作『アルプス 天空の交響曲(シンフォニー)』です。
ドイツ、オーストリア、フランス、イタリア、スロベニア、リヒテンシュタイン、スイス
の7ヶ国にまたがるアルプス山脈を空中から撮影したドキュメンタリー映画。
アルプスは東西約1000km、南北約150km。
最高峰のモンブラン(4810m)をはじめ、マッターホルンなど4000m級の高山が連なります。
漸新世(3400万年前から2300万年前)から中新世(2300万年前から530万年前)に
アフリカ大陸とユーラシア大陸が衝突したことで地上に生まれたアルプス。
その証拠は本作の中でも見ることができます。
この雄大な山脈を、鳥の目で、いえ、神の目で俯瞰する映画であります。
これを撮影したのは神の目ならぬ特殊カメラ。
アメリカ諜報局が開発したシネフレックスカメラです。
揺れに強く、ブレの無いズーム撮影を得意としています。
このカメラ、本来は軍事偵察目的で開発されたヘリコプター用カメラで
時速320kmまで撮影が可能です。
高性能ジャイロで揺れを防ぎ、HD潤滑高解像度ズームによって
高さ数千mから地面までをブレることなくズーム撮影できるというすごい代物。
といっても門外漢にはよくわかりませんが・・・
ペーター・バーデーレ監督はこのシネフレックスカメラを
前作『Die Nordsee von oben』 (’13)で試す機会を得て、
ドイツ本国で21万5千人の動員を記録していることが本作の撮影にもつながりました。
さあ、一体どんなアルプスを楽しむことができるのでしょうか。
めったなことではお目にかかれない映像をご自分の目で確認なさってください。
続
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☆4月13日に更新しました。いつも応援してくださってありがとうございます☆
アルプス 天空の交響曲(シンフォニー)
監督/ペーター・バーデーレ&セバスチャン・リンデマン、カメラ/クラウス・シュトゥール、編集/ローランド・ポッセール、航空撮影プロデューサー/アンドレア・モコシュ、撮影パイロット/グイド・バウマン、ヴァルター・リュッシャー、地上ドライバー/モーリッツ・ミュラー・プライサー、製作総指揮/ペーター・バーデーレ
ナレーション/小林聡美
4月18日(土)シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー
2013年、ドイツ、93分、後援/ドイツ観光局、スイス政府観光局、オーストリア政府観光局、提供/ニューセレクト、配給/アルバトロス・フィルム、
http://alps-tenkuu.com/
番組やってますね。
自分が訪れたところを空から観ると、
「あぁ、あそこ歩いたわぁ」と又々感激します。
この作品はスクリーンで楽しむから、
迫力も違うでしょうね。
最近、ヨーロッパアルプスはご無沙汰してるので
スクリーンで空旅したいです。
そうですってね。テレビでもやっているそうですね。
でも、早寝早起きなので知りませんでした。
7チャンネルの日本の街を空から見るのは時々見ますが。
サウンド・オブ・ミュージックの歌を歌って浮かれていた時、
150年前の氷河を撮った写真と同じ場所から同じ氷河を見て、
その後退にびっくりしました。
なんとかしないと氷河がなくなっちゃうよぉ(-_-;)