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殿様の試写室

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サンドラの週末 -1- DEUX JOURS,UNE NUIT


サンドラの週末
-1-
DEUX JOURS,UNE NUIT

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(C)Les Films du Fleuve - Archipel 35 - Bim Distribuzione - Eyeworks - RTBF(Televisions, belge) - France 2 Cinema


やってきました!
ダルデンヌ兄弟監督最新作『サンドラの週末』です。

彼らの映画にどうしてこんなに夢中になってしまうのか、
よくわからないのですが、
『息子のまなざし』以来、ダルデンヌ監督と聞くと心が騒ぎ、
観ないではいられなくなります。
150歳になっても未だこのような気持になれるのはある意味幸せなことではあります。

思い起こせば2002年。
あらま、もう13年も前になりますか!?
『息子のまなざし』のプロモーションのため、来日なさったお二人を拝見して以来、
乙女のように思い詰めている150歳であります。

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ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督はベルギー・リエージュ近郊の生まれ。
兄は1951年、弟は3つ下の1954年生まれです。
リエージュは工業地帯で、兄弟がものごころついた頃から労働闘争の日常的な地方でした。

その後、映画を志す二人は原発で働いて得た資金で機材を購入し、
労働者階級の団地に住みこみ、
土地整備や都市計画の問題を描くドキュメンタリーを製作し始めました。
74年のことです。

二人の映画製作の原点は戦後のリエージュという労働者の多い街に生まれ育ったことと
このドキュメンタリー製作にあると思います。

サッチャー時代のイギリスがそうであったように、
戦後のリエージュも兄弟監督にとって映画製作のお宝の山だったのかもしれません。

ダルデンヌ兄弟監督は
外国人違法労働者、首切りにあった人、少年犯罪、父に棄てられた子ども・・・
社会の底辺に暮らす人々を描き出しながら
ヒステリックにならず、淡々と、彼らに寄り添うように映画を撮ってきました。
社会派という言葉は手垢にまみれていますが、
ダルデンヌ兄弟監督は巨匠とよばれるようになった今も
彼らの視点と姿勢は、生活者のそれであり、
手法の根底にはドキュメンタリーがあります。

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あ、恋するあまり緊張して調子が固くなってしまいました。
13年前に見た彼らの謙虚で優しげな様子に今も夢中なものでして――

あれから13年、新作の『サンドラの週末』はどんな映画でしょうか。
主人公を演ずるのは『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』(‘07)で
アカデミー賞主演女優賞を受賞したマリオン・コティヤールです。

季節は夏。
主人公はソーラーパネル工場をしばらく休職していた後
ようやく復職できるようになったサンドラ。
マイホームも手に入れ、さあ働くぞという矢先、突然上司から電話を受けました・・・

ピアフのあの細い眉毛はこの際、忘れてください。
スッピンで、黒ゴムで無造作に結わえた髪に夏の日差しを受けて、
歩きまわる工場労働者サンドラの週末に
あなたもきっとドキドキしながらつきあってしまうことになるはず。

さあ、どんな週末なのでしょうか。
続きは次回まで乞うご期待でございます。



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☆5月4日に更新しました。GW真っただ中、楽しいお休みをお過ごしください☆

サンドラの週末
監督・脚本/ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ、助監督/カロリーヌ・タンブール、撮影/アラン・マルコアン(s.b.c)、制作/ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ、ドニ・フロイド、エグゼクティヴ・プロデューサー/デルフィーヌ・トムソン、共同製作/ヴァレリオ・デ・パロリス、ピーター・ブッケルト、製作協力/アルレッテ・ジルベルベルク
出演
マリオン・コティヤール/サンドラ、ファブリツィオ・ロンジャーネ/マニュ、ピリ・グロワーヌ/エステル、シモン・コードリ/マクシム
5月23日(土)よりBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー
2014年、ベルギー=フランス=イタリア、95分、日本語字幕/寺尾次郎、後援/ベルギー大使館、ユニフランス・フィルムズ、提供/GAGA、共同提供/ビターズ・エンド、サード・ストリート、KADOKAWA、WOWOW、配給/ビターズ・エンド
http://www.bitters.co.jp/sandra/

by Mtonosama | 2015-05-04 06:13 | 映画 | Comments(8)
Commented by ライスケーキ at 2015-05-05 17:03 x
監督に惚れ込んで、
彼(等)の作品を待っているって、
素敵ですね。

今回も期待通りの作品だったようですね。

私も次回ストーリー
期待してまっています。
Commented by poirier_AAA at 2015-05-05 18:06
ダルデンヌ兄弟、ほんの数本しか観ていないですがわたしも好きです。切なくなるような境遇の人が出て来るので、いつでも観たいというわけではないのですけれど。‥‥で、この作品もあまりにも現実味が強すぎて、公開時に見に行く気持ちになれなくて見逃してしまいました。いやぁ、こういう話って本当に他人事とは思えない感じで。

マリオン・コティヤール、taxiの頃からはちょっと想像できないくらい演技の幅を広げて、楽しみな役者さんになりましたよね。
Commented by Mtonosama at 2015-05-05 18:54
♪ライスケーキさん

本当にすばらしい作品ばかりです。
『息子のまなざし』の頃とは作風もだいぶん変わってきたように思いますが、
おふたりの基本線は一本ピーンと通ってるところが素敵です。
Commented by Mtonosama at 2015-05-05 18:58
♪poirier AAAさん

梨の木さんもお好きですか?
私はなんでこんなに夢中になってしまうのか、
自分でもよくわからないのですが、本当に好きです。

確かに他人事とは思えない痛い映画ですよね。
ハラハラしながら観てしまいました。

エディット・ピアフのあの細い眉毛とはまったく違う自然体のマリオン・コティヤ―ルでした。
Commented by すっとこ at 2015-05-06 23:29 x
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!

女優さんて すごごごごごごーーーーーーーーーーーーーーーーい!

このワーキングクラスのような女性がピアフを
演じられたのですか?

ストーリーが切なさそうですけど、わたしも次回の
ストーリー紹介が楽しみです。ネタばれはイカンの
でしょうが、

ぎりぎりのすれすれちゃんまでたっぷり紹介してくだされ。
期待込めて力強くポチッ!
Commented by Mtonosama at 2015-05-07 06:22
♪すっとこさん

ギリギリのスレスレかどうか・・・
いま、サンドラさんの続編をアップした帰りです。

ベルギーって行ったことはなく、ベルギーワッフルしか知らないけど、
ダルデンヌ兄弟監督の映画の中のベルギーは観光地的な魅力はないんですよねぇ。

本作の季節は夏なのでまだ明るい感じですが、
それでも観光してみたいとは思わせない。
でも、良いのです!素晴らしいのです!
あばたもえくぼ状態に陥っているとのです^_^;

いつも力強いポチッをありがとうございます。
感謝<(_ _)>


Commented by kogarinta at 2015-08-04 13:39
こんにちは。
私もダルデンヌ兄弟に心酔しております。
が、今回は、彼らにしては、ちょっとぬるめの展開だったのかな…?という気もしました。
けれど、一本芯が通ったサンドラの最後の選択は、胸に熱く響きました。
Commented by Mtonosama at 2015-08-04 20:24
♪kogarintaさん

そうですね。前作の少年ものから以前のとんがった感じ、ピリピリする感じがなくなってきたかもしれませんね。

でも、やはりダルデンヌ監督は大好きです。