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殿様の試写室

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殿が観た最新映画をいち早くお知らせ!

FOUJITA -1-


FOUJITA
-1-

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(C)2015「FOUJITA」製作委員会/ユーロワイド・フィルム・プロダクション


タイトルも有名人なら、監督も名匠。主役はオダギリジョー。
もう美味しい要素が揃い踏みの映画でございますよ。

タイトルにOが余分なんじゃないかって?
フジタをフランス語で表記するとこうなるのだそうです。
フゥジタですか・・・

フゥジタとは皆さまよくご存知の藤田嗣治、
洗礼名レオナール・ツグハル・フジタです。

おかっぱ頭に磯野波平さん風丸メガネ。
おなじみの画家です。

そのフジタを『泥の河』『眠る男』『死の棘』などで
海外でも評価の高い小栗康平監督が映画にしました。

日仏合作映画であります。

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フジタを演じたオダギリジョーはフランス語を猛特訓し、
フジタ風の線描も画家に習った上で本作に臨んだということです。
あ、教えてくれた絵描きさんから「なかなか筋がいい」と褒められたそうですよ。

藤田嗣治
1886年11月27日東京生まれ。父・嗣章はのちの陸軍軍医総監。
1891年、母・政死去。
1909年東京美術学校西洋画科本科卒業。
1912年鴇田登美子と最初の結婚。
1913年単身で渡仏。モディリアーニ、スーチン、パスキン、キスリングらと交流。
1916年登美子と離婚。
1917年画家フェルナンド・バレーと結婚。6月パリのシェロン画廊で初の個展を開催。
1919年画家の登竜門サロン・ドートンヌに6点初出品し、全て入選。
キキをモデルに裸婦像を描き始める。
1920年サロン・ドートンヌに「裸婦」出品。乳白色の肌を絶賛される。
1921年サロン・ドートンヌの審査員に推挙される。
1924年フェルナンドと離婚。ユキと同居。
1925年フランスからシュバリエ・ド・ラ・レジオン・ドヌール勲章、
ベルギーからシュバリエ・ドゥ・レオポルド1世勲章を受勲。
1929年ユキと結婚。17年ぶりに帰国。日本で個展開催。
1930年パリに戻る。
1931年ユキと離婚。マドレーヌ・ルクーと結婚。
1933年日本へ一時帰国。
1936年マドレーヌが急死。堀内君代と結婚。

1938年海軍省嘱託画家として中国に派遣される。
1939年パリに戻る。9月第2次世界大戦勃発。
1940年陥落直前のパリを脱出。陸軍省嘱託画家として満州国新京へ。
1941年父・嗣章死去。7月帝国芸術院会員になる。
1942年陸軍・海軍省から南方に派遣される。「シンガポール最後の日」制作。
1943年国民総力決戦美術展に「アッツ島玉砕」出品。朝日文化賞受賞。
1944年神奈川県津久井郡小渕村藤野に疎開。
1945年「サイパン島同胞臣節を全うす」制作。
第2次世界大戦終結。GHQの戦争画収集に協力。
1947年GHQが戦犯名簿公表、フジタを始め、画家の名前はなかった。
1949年羽田からアメリカへ。
1950年アメリカからフランスへ。
1955年フランス国籍を獲得し日本国籍を抹消。日本芸術院会員を辞任。
1959年カトリックの洗礼を受け、レオナール・フジタと改名。
1966年8月ランスのノートル=ダム・ド・ラ・ぺ礼拝堂のフレスコ画完成。
12月パリの病院に入院。
1968年1月29日スイス・チューリッヒ州立病院で死去。
4月日本から勲一等瑞宝章。ノートル=ダム・ド・ラ・ぺ礼拝堂に妻・君代と共に眠る。

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いやはやなんともすごい人生です。
結婚だって5回もしています。
最初の奥さんなんて結婚後すぐ日本に置き去りにされ4年で離婚ですもんね。
もう年譜を見ていたら、いったい彼の人生のどこに焦点を当てればいいのか・・・

お父さんが陸軍軍医総監だったからでしょうか。
軍の嘱託画家として戦地に赴き戦争画を描いたあたりから
大きな変化があるようです。
戦後は戦争責任を問われて、怒ってパリに帰ってしまい、
日本国籍を抹消してしまったなんていうところも興味深いですよね。

いろいろ知りたいフゥジタですが、本作はパリでブイブイ言わせていた頃と
津久井郡藤野での日々にしぼって描かれています。

さあ、いったいどんな人生が描かれているのでしょう。
続きは次回まで乞うご期待でございます。



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☆11月6日に更新しました。いつも応援ありがとうございます☆
FOUJITA
監督・脚本/小栗康平、撮影/町田博、美術/小川富美夫、カルロス・コンティ、製作/井上和子、小栗康平、クローディ・オサール、「FOUJITA」製作委員会、K&K企画、小栗康平事務所、ユーロワイド・フィルム・プロダクション
出演
オダギリ・ジョー/藤田嗣治、中谷美紀/君代、アナ・ジラルド/ユキ、アンジェル・ユモー/キキ、マリー・クレメール/フェルナンド、加瀬亮/寛治郎、リリイ/おばあ、岸辺一徳/清六、青木崇高/日本人画学生、福士誠治/小柳
11月14日(土)角川シネマ有楽町、新宿武蔵野館、ユーロスペース他ロードショー
2015年、日本・フランス、日本語・フランス語、126分、配給/KADOKAWA
http://foujita.info/


by Mtonosama | 2015-11-06 05:38 | 映画 | Comments(10)
Commented by びなちゃん at 2015-11-06 12:14 x
いやっほ~い!
藤田の追っかけをやっています!
かなり厳しい奥様が亡くなったからか(藤田を守るため…)版権やら色々もろもろの問題が大分クリアされてきたようで、ここ何年かでかなり催しもプライベートな所まで出るようになりました。

変人奇人なのはアーティストの常(書籍も面白い)。
彼の小さい作品の数々、自身が手がけた家の内装、日本の画壇への失望、フランスへ行ってから一度も帰国しなかった、そして愛猫家などなど、とても濃密な人生。
先日NHKで、少し紹介されていました。
どこまで表現されているのか、次を期待してます。
Commented by Mtonosama at 2015-11-06 15:46
♪びなちゃんさん

なるほどね。こんな面白い人生がなんで今まで映画化されなかったかと
思ったら、そういう事情があったんですね。
厳しい奥様か。映画では中谷美紀が演じてましたよ。

日曜美術館でも藤田嗣治やっていましたよね。

おっかけならば是非本作をご覧くださいね。
本作はフランス篇より日本篇の方がびっくりぽんかもしれません。
Commented by すuっとこ at 2015-11-06 23:07 x
にゃにゃにゃにゃにゃにゃニャーーーーーン!

猫好き藤田ですよね!
猫の乱舞群像画なんで素晴らしいですよね!

そんな自分は
お恥ずかしいのですが
藤田にゃんこをロンドンのアンティーク
マーケットで発見しましてね。

自宅で掛けてつらつら眺めていましてね、
「あれ?」と思い始めたのでした。

猫の目が・・・死んでる。
しっほもおかしい。

はあ〜〜、ニセモノを掴まされのでしたトホホ。
自戒を込めて横浜の家に飾ってあります。
いつか見てやって下さいね。

そんなわけで
この映画、是非観たいです!
にせものニャンコ肉球でポチッ!!
Commented by Mtonosama at 2015-11-07 06:29
♪すっとこさん

猫好き&女好き?
彼の描く猫は良いですね。

偽物でもいいから横浜の猫見せてください♪
話は違いますが、谷崎潤一郎の「猫と庄造と二人のおんな」の猫リリーは
なかなかの猫でした。谷崎も案外猫好き?

ニャンコ肉球ポンッをありがとうございます。
Commented by びなちゃん at 2015-11-07 21:59 x
くまさん、日本篇がびっくりぽんなんですね!しかしオダギリジョー、合ってますね。

すっとこさんちに死んだ目をしている嘘もんを見物しに押しかけましょう!

<横ですが、すっとこさんの言ってらした、猫が乱舞してる猫だらけの絵、何年か前に、上野の森美術館の藤田展に出展していました。あの大きな絵は一枚きりで一つのコーナーに展示されていましたのです。その時私の他には誰も観てる人がいなくて、しばし、貸し切り状態。至高のひと時でした。
Commented by Mtonosama at 2015-11-08 04:54
♪びなちゃんさん

上野の森美術館で至福のときを過ごされたびなちゃんさん。
良い思いをなさいましたね。お羨ましうございます。

びなちゃんの藤田追っかけとは違って、年甲斐もなく恥ずかしいのですが
わたしはオダギリジョーを暫く追っかけていました。
彼が主演する映画の折に開かれる会見には彼見たさに必ず出席。
いっつもド派手な洋服やヘアスタイルでびっくりぽんでした^_^;
Commented by ライスケーキ at 2015-11-08 11:14 x
オダギリ・ジョーの藤田嗣治 ですか。
あのオカッパ頭のオダギリ・ジョー見てみたい。
彼のフランス語も聴いてみたい。
もっとも聴いても分かりませんが。

晩年は藤野で暮らしていたのですか。
結構身近にいらしたんですね。

映画館にも足を運びたいと思います。
Commented by Mtonosama at 2015-11-08 17:25
♪ライスケーキさん

藤野をご存知ですか?
津久井郡だから近いのかな。ちょっと行ってみたいです。

フジタさんは津久井暮らしの後、いろいろあってフランスに戻り、
日本国籍を抹消したりしているわけだから、まだまだ人生真っ盛りだったんでしょう。

人生波乱万丈。いくつになっても何が起こるかわからないから面白いですね。
Commented by なえ at 2015-11-08 19:07 x
俳優とかろくに知らんのんでっけど、オダギリジョーは新島襄役で知って
いい俳優だなあと思いましたわ。追っかけをするほどにはなりまへんでしたけど^_^;

で、この度はおかっぱ頭に丸メガネ?この雰囲気って何かお笑い芸人っぽいなんて言ったら、FOUJITAファンのびなちゃんさんに違う意味で
追っかけされそう(*_*)

作家も猫好きて多いような。室生犀星のとこの猫が火鉢に手をかけて暖を取ってる写真とか、大仏次郎の7-8匹の猫が1列になっていっせいにお皿のご飯を食べてる写真とか見たことあります。
Commented by Mtonosama at 2015-11-09 05:41
♪なえさん

ジョーつながりで新島襄、オダギリジョーですね。
私はNHK大河ドラマ「新選組」の齋藤一役でいいなぁって思いました^_^;

もっと早くから気になってた人たちは仮面ライダー時代の彼なんでしょうか。

作家は猫好き多いんでしょうね。
仔猫時代の荒ぶる時期、作家たちは彼らの乱暴にどう対処したのでしょう。
原稿用紙をひっかきまわしたり、悪さをしないわけないもんなぁ。
室生犀星や谷崎など、どうやって仔猫と対応したのか、8mmとかが残ってたら面白そう。