母と暮らせば -1-
母と暮らせば
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©2015「母と暮らせば」製作委員会
「父と暮らせば」そして「母と暮らせば」
広島の原爆そして長崎の原爆
父の亡霊そして息子の亡霊
どれもみな対になっています。
でも、「父と暮らせば」は井上ひさし氏の原作ですが、
「母と暮らせば」は違います。
“「父と暮らせば」と対になる作品を
「母と暮らせば」というタイトルで長崎を舞台に作りたい・・・“
井上ひさしがそう話していたと彼の三女・麻矢さんから聞いた
山田洋次監督が
「井上ひさしさんと一緒に書くつもりで」
脚本を書き上げ、
今回上映されるのが『母と暮らせば』です。
舞台作品として書かれた「父と暮らせば」。
映画『父と暮らせば』(‘04 黒木和雄監督)も舞台劇を思わせ、
娘・宮澤りえと亡霊の父・原田芳雄の軽妙なやりとりと
やがて悲しき結末が印象的な作品でした。
http://movie.walkerplus.com/mv57343/
本作『母と暮らせば』で決まっていたのはタイトルと
長崎が舞台ということだけ。
山田洋次監督は長崎の原爆に関する資料を読み、
当時を知る方々に取材しました。
その中には当時長崎医科大学の学生だった土山秀雄元長崎大学学長もいました。
作品中の憲兵から息子を連れ戻した母親の話など
土山さんの実体験も盛り込まれています。
戦後70年
原爆という重いテーマではありますが、
監督は「母と息子の話として描こう・・・」と想いを絞り込んでいき、
原爆で死んだ長崎医科大生の息子が
亡霊となって母親の許にあらわれる
という構想をふくらませていきました。
そして、完成したのが本作です。
まさに井上ひさしや長崎で被爆なさった方や亡くなった方々と
会話を交わしながら生まれた映画なのであります。
個人的なことをいうと母親役の吉永小百合は
何を演じても優等生っぽい空気をまとわせるし、
亡霊になった息子を演じた二宮和也も
「嵐」の二宮くんが前面に出てイヤだな、
と思っていました。
ごめんなさい。
そんなことはありませんでした。
吉永さんは凛とした美しさを漂わせつつも
悲しさと優しさとおかしみを湛えた母親を
肩の力を抜いた自然体で演じていました。
二宮くんも饒舌な次男坊を
力むでなく、激するでなく演じ切りました。
『硫黄島からの手紙』で演じた貧相な一兵士にも通じる
ちょっと内弁慶でおしゃべりな息子でした。
難点?
ありますよ。歌がうますぎることです。
映画の中で寮歌を歌うシーンがありましたが、
二宮くん、「嵐」になっちゃってました。
寮歌というのはもっとバンカラ風に歌わなきゃダメです。
でも、良い俳優ですね。
櫻井くんが好きだったけど二宮くんも好きになりました。
さあ、いったいどんなお話なのでしょうか。
涙あり、笑いあり。
昔なつかしい邦画って感じで楽しめますよ。
どうぞ次回をご期待ください。
続
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☆11月30日に更新しました。いつも応援してくださってありがとうございます☆
母と暮らせば
監督・脚本/山田洋次、共同脚本/平松恵美子、企画/井上麻矢(こまつ座)、撮影/近森眞史、音楽/坂本龍一
出演
吉永小百合/福原伸子、二宮和也/福原浩二、黒木華/佐多町子、浅野忠信/黒田正圀、加藤健一/上海のおじさん、広岡由里子/富江、本田望結/風見民子、小林稔侍/復員局の職員、辻萬長/年配の男、橋爪功/川上教授
12月12日(土)全国ロードショー
2015年、日本、配給/松竹、
知らんかった~。150歳になっても世の中知らんことが多すぎ
ますわ。
しかし山田洋次監督はお年はもう80代だと思いますが、メチャ
精力的ですねえ。あ、でも私ら150歳から見ればまだ若造だから
元気で当たり前ですかにゃ。
吉永小百合さんももう70?そら若い頃から考えたら老けたと言えます
が、でもおきれいですね。つーか、女優さんてやっぱ化物です。
「嵐」のボンもよかったということですが、やはり監督の力量では?
優秀な監督は本当にその人の個性に合った役作りが上手なんだと思います。なんて殿様を前にえらそーなことゆうてからに(^_^;)。
戯曲だからお読みにならんかったとちゃいます?
私は戯曲って嫌いで、井上ひさし先生も小説しか読んどりません。
山田洋次監督を東銀座の東劇の近くで見かけたことがあります。
お嬢さんなのか秘書の方なのか、どっちかといえば年配の女性に両脇を
支えられて歩いておいででした。そういう姿はお歳だなぁ、
と思わせますが、映画に関しては違いますね。
新藤兼人監督もおじいさんだけど映画は元気いっぱいでしたもんね。
良い監督の許には良い俳優が集まるんでしょうかね。
黒木華さんなんか良いもんなぁ。
そっかボンも監督に良さをひきだしてもらったか。
だから「母と暮らせば」だなんて、どうなのよっ?とちょっと難癖つけてやりたくなる気持ちもあるのですが、、、、、、そうか、井上ひさしも考えていたんですね。
嵐の二宮くんというのがどんな顔の人なのかわからなくて、ググってしまいました。この人にかぎらず、最近の役者さんって顔が現代っ子というか、例えば時代劇をやっても和服が板に付かないというか、どんな衣装を着ても現代っ子の学芸会っぽく見えちゃうんですねぇ。そこにいくと黒木華さんは若さもあり雰囲気もあり貫禄もありで、すごく楽しみな役者さんだと思っているのです。
そうなんです。
「母と暮らせば」も作りたいなぁっておっしゃっていたんだそうです。
広島があればやはり長崎もないと。
長崎原爆の話では井上光晴の「明日」(だったかな?)がとても印象に残っています。
あ、井上つながりですね。
そうそう黒木華さんは本当に良い俳優さんですね。
二宮くんはやんちゃっぽくて(でも、幽霊なんですけど)、
例の『硫黄島~』よりよくなっているような気がしました。
「コメント欄を表示する」をクリックすると
「コメント欄を非表示にする」となり
いやいや別に非表示でなくとも、と元に戻そう
とすると コメント欄が開けない、、、
何故でしょう?
上記を2〜3回繰り返したので もうコメント書ければ 非表示でもいいや!
嵐メンバーは当地の「テレビジャパン」で
【VS嵐】という日本に居たら絶対見なかった
番組を仕方なしに毎週見ています。
テレビジャパンてチャンネルがそれしかないの。
タレ流しを見てるだけです。
なので二宮ニノが誰だか すぐにわかるのも
何やら哀しい。
次回ストーリーに期待を込めてポチッ!!
(ここまで書いて非公開コメントが下欄から
選べるのに気がつく有様。冒頭のバタバタは
何だったんだ?)
何故でしょうねぇ^_^;
わかりません。
予告編といい、コメントといい、ややこしいことが起こりますなぁ。
以前、すっとこさんが機内映画で男と女が逆転した『大奥』を観た時に
二宮くんにちょっと難ありって言ってらしたことを今回思い出してしまい
ました。そんな訳でどんなもんかなと心配しましたが、姿勢が悪いのと歌
がうま過ぎるのを別にすればまあまあだったのでホッとしました。
今回も熱いポチッをありがとうございます。
そうですね。タイトルだけ見れば二番煎じといえるかもしれません。
それだけ『父と暮らせば』の印象が強かったということでしょうね。
今回は監督さんの持ち味も違うし、
また違った良さを感じることができると思います。
良かったです♡