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殿様の試写室

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殿が観た最新映画をいち早くお知らせ!

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ルーム
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ROOM

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(C)Element Pictures/Room Productions Inc/Channel Four Television Corporation 2015


本作のオリジナルタイトルを見て
いわゆるデザイナーズ物件を連想したわたしはバカです。

トロント国際映画祭で観客賞(最高賞)に輝き、
アカデミー賞でも主要4部門へのノミネートを果たし、
「ママ」を演じたブリー・ラーマンはなんと初ノミネートにして
主演女優賞を勝ち取ったのであります。

原作はアイルランドの作家エマ・ドナヒューの大ベストセラー「部屋」。
彼女がこの小説の着想を得たのはオーストリアで実際にあった事件からだそうで、
子どもたちと一緒に24年間も地下室に閉じ込められていた女性が実在しました。

子どもたちと一緒といっても24年前から子どもはいたわけではありません。
24年の間に生まれた子どもたちと閉じ込められていた訳です・・・

日本でもこんな事件がありましたね。
子どもこそ生まれてはいませんでしたが。

ひどい話です。
女をなんだと思っているんだっ!

と、いきりたつわたし。
ドウドウ。
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エマ・ドナヒュー
1969年、アイルランド・ダブリン生まれ。カナダ在住。
現代小説、歴史小説を執筆。ラジオや舞台、映画の脚本も手がけている。
2010年「部屋」出版。ブッカー賞とオレンジ賞の最終候補作となり、
ニューヨーク・タイムズ紙「2010年のフィクション・ベスト5」にも選ばれる。
自ら手掛けた本作の脚本でゴールデン・グローブ賞とアカデミー賞にノミネート。

誘拐。
人権無視。
幽閉中に何度も強姦されるおぞましさ。
そして、妊娠し、たったひとりでの出産。
・・・
ぞっとします。

が、しかし、
エマ・ドナヒューが惹かれたのは
極限状態での母性や
人間の立ち直る力でした。

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このベストセラーには当然多くの映画化オファーが押し寄せました。
その中にあったレニー・アブラハムソン監督からの熱烈な言葉。

「映画作家、親、かつて子どもだった者として
とても強い直感で映像が目に浮かび、心の中で既に映画を作り始めていた」

そんな言葉と共にどんな映画にしたいかも
具体的に書かれていました。

実はエマ・ドナヒューさん
小説を書き上げた時点で
未だ出版もされていない段階で脚本に着手していました。

なんかすごい・・・

さて、エマさんに熱いラブコールを送ったアブラハムソン監督ですが、

レニー・アブラハムソン監督
1966年、アイルランド・ダブリンに生まれる。
トリニティ・カレッジで物理と哲学を学び、
卒業後カリフォルニアのスタンフォード大学に入学。
1991年、初短編映画『3Joes』で評価される。
2004年、『アダムとポール』で長編映画監督デビューし、
アイルランド・アカデミー賞8部門にノミネートされ、監督賞を受賞。
2007年、『ジョジーの修理工場』でカンヌ国際映画祭C・I・C・A・E賞受賞、
アイルランド・アカデミー賞で11部門にノミネートされ、
作品賞・監督賞を含む4部門で受賞。
2012年、『What Richard Did』がトロント国際映画祭でプレミア上映、
アイルランド・アカデミー賞10部門ノミネート、作品賞・監督賞を含む5部門で受賞。
2014年『FRANK-フランク』がサンダンス映画祭でプレミア上映、
アイルランド・アカデミー賞9部門ノミネート、監督賞を含む3部門で受賞。
アイルランドでは大きな評価を獲得した監督だが、
本作『ルーム』でゴールデン・グローブ賞作品賞、
アカデミー賞作品賞と監督賞にノミネートされ、世界の注目を浴びている。

さあ、いったいどんなお話でしょうか。
続きは次回までお待ちくださいませ。



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☆3月23日に更新しました。いつも応援して下さってありがとうございます☆

ルーム
監督/レニー・アブラハムソン、脚本・原作/エマ・ドナヒュー、製作/エド・ギニー、デヴィッド・グロス、撮影/ダニー・コーエン
出演
ブリー・ラーマン/ママ(ジョイ)、ジェイコブ・トレンブレイ/ジャック、ジョアン・アレン/ばあば(ナンシー)、ショーン・ブリジャーズ/オールド・ニック、トム・マッカナス/レオ、ウィリアム・H・メイシー/じいじ(ロバート)
4月8日(金)公開
2015年、アイルランド・カナダ、118分、カラー、字幕翻訳/稲田嵯裕里、提供/カルチュア・パブリッシャーズ、ギャガ、配給/ギャガ、http://gaga.ne.jp/room/

by Mtonosama | 2016-03-23 03:46 | Comments(2)
Commented by なえ at 2016-03-25 17:16 x
最初の「デザイナーズ物件」に笑ってしまいましたが、
読んで行くうちに凍りつきました。24年間も監禁!?
その間に妊娠させられ、一人で出産!?その恐怖と絶望は
どんなものだったでしょう。

昔昔「コレクター」という怖い映画がありましたが、それとは
また違いますね。この映画は実話に基づいているというのも
ゾッとするしあまりに暴力的。見たくないと思わせまする。

みるくんは出来たらウチの子にしたいんです。でも彼は「大きなお世話」と思ってるかも。暴力的に監禁はしたくないどす
(ーー;)
Commented by Mtonosama at 2016-03-26 07:27
♪なえさん

お!出ました!!「コレクター」
面白かったですね。若干怪奇っぽかったからはまりました。
でも、本作はまさに事実は小説より奇なり、そのもの。

怪奇という枠をはめて見るなら怒りながらもこれはお話と
思えますが、実際にあったことだというと怒りを超え、社会的な憤怒に駆られます。

みるくんにぞっこんななえさん。想いが通じて養子にできればいいですね。切ない子だから、思いっきり猫可愛がりしたいです。でも、そういうことを受け付けない子なんだろうなあ。