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殿様の試写室

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裸足の季節 -1- MUSTANG


裸足の季節
-1-
MUSTANG

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© 2015 CG CINEMA – VISTAMAR Filmproduktion – UHLANDFILM- Bam Film – KINOLOGY


いまさらではありますが、
「人は女に生まれるのではない。女になるのだ」
という言葉をイヤというほど実感させられた映画であります。
ボーヴォワール先生も本作をご覧になれば
「わたしってすごかったのね!」とお思いになったことでありましょう。

『裸足の季節』
トルコの5人姉妹の物語です。

監督は本作がデビュー作となる
トルコ出身のデニゼ・ガムゼ・エルギュヴェン。

デニゼ・ガムゼ・エルギュヴェン監督
1978年トルコ・アンカラ出身。フランス、トルコ、アメリカで都会的に育った。
ヨハネスブルグ大学で文学、同大学修士課程でアフリカの歴史を専攻。
その後、フランス国立映画学校の監督専攻を修める。
卒業制作の「Bir Damla Su(Une goutte d’ eau)」はカンヌ国際映画祭の
オフィシャル・セレクションで上映され、
ロカルノ映画祭のレオパーズ・オブ・トゥモロー賞を受賞。

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自身の体験も織り込んだ本作『裸足の季節』は2015年のカンヌ国際映画祭で
ヨーロッパ・シネマ・レーベル賞を受賞。
その後、世界中の映画祭で観客賞、主演女優賞を中心に様々な賞を獲得しました。

トルコ出身女性監督によるトルコ語作品でありながら、
アカデミー賞フランス映画代表に選ばれ、同外国語映画賞にノミネート。
フランス語以外の作品がフランス代表になったのは
『黒いオルフェ』(‘59)以来なんと56年ぶり2度目の快挙です。

米バラエティ誌が選ぶ「注目すべき映画監督10人」に選ばれた
38歳の美しい女性監督です。

彼女の卒業制作は解放をテーマにした作品でしたが、
本作もトルコの片田舎に生きる思春期の少女たちの
自己解放を描いた鮮烈な印象の作品です。

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もともと現代トルコの女性問題に関心を持っていた監督。
トルコでは最近、女性の地位が社会的な問題にもなっており、
普段はフランス在住の監督、帰国の度に閉塞感を感じていたといいます。

例えば、
男女生徒が同じ階段を使うのを禁じる学校があったり、
女性は家事に専従し、子どもを生んでいればいい、
というような風潮が出てきたり。

トルコは既に1930年代という早い時期に
女性が参政権を獲得した国だったというのに、です。

主人公はイスタンブールから1000kmも離れた小さな村に住む5人姉妹。
10年前に事故で両親を亡くし、
現在は祖母、叔父夫婦と暮らしています。
とはいえ、親はいなくても姉妹5人、
学校生活を楽しみ、日々生き生きと暮らしていたのですが――

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この5人姉妹、オーディションやスカウトによって見出された新人。
三女エジェを演じたエリット・イシジャン以外はすべて演技初体験です。
でも、この子たちの輝かしさといったらありません。

原題の”Mustang”は車の名前ではなく
「野生の馬」という意味。
彼女達の躍動感はまさに野を駆ける野生の馬そのもの。
駆け回る駿馬を、狭い小屋に閉じ込めることなどできませんよねえ。

そんな彼女達の演技に対し、
第21回リュミエール新人女優賞、
第21回サラエヴォ映画祭主演女優賞、
第5回サハリン国際映画祭審査員特別賞(主演女優)
第46回インド国際映画祭主演女優賞が
5人全員に贈られています。

さあ、いったいどんなお話でしょうか。
続きは次回で。
乞うご期待でございますよ。



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裸足の季節
監督/デニゼ・ガムゼ・エルギュヴェン、脚本/デニゼ・ガムゼ・エルギュヴェン、アリス・ウィノクール、撮影/ダーヴィッド・シザレ、エルシン・ギョク、音楽/ウォーレン・エリス、製作/シャルル・ジリベール、共同製作/フランク・ヘンチキ、アンニャ・ウーラント、ミネ・ヴァルグ
出演
ギュネシ・シェンソイ/ラーレ、ドア・ドゥウシル/ヌル、トゥーバ・スングルオウル/セルマ、エリット・イシジャン/エジェ、イライダ・アクドアン/ソナイ、ニハル・コルダシュ/祖母、アイベルク・ペキジャン/エロル
6月11日(土)より、シネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMA他全国順次ロードショー!
2015年、フランス=トルコ=ドイツ、94分、提供/ビターズ・エンド、サードストリート、配給/ビターズ・エンド、日本語字幕/大西公子、字幕監修/野中恵子
http://www.bitters.co.jp/hadashi/

by Mtonosama | 2016-06-04 05:44 | 映画 | Comments(8)
Commented by すっとこ at 2016-06-05 10:50 x
えええええええええええええええええええ!

5人姉妹の役、たった1人を除いて
どシロートさん

なんですかぁぁぁぁあああ!

冒険だなぁ。
でも その冒険を敢えてさせる魅力が
この女の子達にあったのか!

トルコって 世界三大料理のうちのひとつの
国ですね。
美味しい料理は美女を生むのかしら。

トルコって美女多いですね、と思いつつ
いったいどんなストーリーが?

力強くポチッと!!
Commented by なえ at 2016-06-05 12:06 x
若アユのようなフレッシュで溌剌とした少女たち、150歳にはまぶしおす~。
でも2枚目の写真なぞ、オヤジが見たらイヒヒとそれだけで
映画館に行くかも(^_^;)
♪ピッチピッチ、ムッチムッチ(そのうち)、ランランラ~ンなんてね。

仕事に追われてまして、て今も追われてますが。
先日きじ志郎の再検査に行ったのですが、肝臓に障害があるのは確実と。今の数値はそれほど高くないが、蓄積した数年後に
疾患が現れるだろうと。そのために薬あるいは食事で備える必要があるそう。それで先ずは食事でやっていくことにしました。でもきじ志郎がそれを気に入ってくれるか分かりません。
少しずつ今食べているウェットに混ぜて慣らしていきます。
完全にその食事に切り替えてから1カ月後に検査と。でも
完全に切り替えられるのがいつになるのか、また切り替えられるのか(きじ志郎が拒否したら終わりだし)分かりません。
ほおーーーんとに息の長い先の見えない試みでおます。
Commented by びなちゃん at 2016-06-05 16:21 x
うちは五姉妹ならぬ、四姉妹でした。
ほーんとうに、同じ親からでも違う人生、面白い。
この頃全く映画館に行けてません。悲しいけど、くまさんので行った気に。続きをお待ちしてます。
生まれ変わるなら男か女か。環境次第なんだけどまた女がいいな。面白いもん!
Commented by Mtonosama at 2016-06-06 05:43
♪すっとこさん

美味しい料理は美女をうむ。
フムフム、美味しい料理は文化ですものね。
美味も美女も不倫も文化なり^_^;

トルコもレバノンもハッとするほど美しい人がいますよね。
あ、NYにもハッとするほど美しいプッチー王子がいらっしゃいました♪

今日も力強いポチッをありがとうございます。
Commented by Mtonosama at 2016-06-06 05:52
♪なえさん

そっか、おじさんのいやらしい眼がありましたね。
女子高生視線で見ればなんでもない風景でも
おじさんはやらしい眼でみるからいろいろ問題が起こる訳だ。
主人公達のばあちゃんやおじさんは大人になりかけてる少女達をそういう眼でしかみてないんだ。

きじ志郎くんの病気、ご飯で対応できるんですね。
慣れてくれるといいのに。ひかと一緒に祈ってます。
なえさん、宿題もきじ志郎くんもコンを詰め過ぎないように。

追伸 とめさんのところで話したけど、「クローズアップ現代」観ました。つらかったよ~。
Commented by Mtonosama at 2016-06-06 05:56
♪びなちゃんさん

へえ、四姉妹ですか!
うちは二姉妹ですが、まあタイプの違うことといったら・・・

生まれ変わるなら?
少し前なら絶対男!と思ってたけど、今はわからなくなりました。
人生に疲れて、もう生まれ変わらなくてもいいって思ってるからかも^_^;
Commented by びなちゃん at 2016-06-06 12:37 x
くまさん、人生に疲れてなんて、言わないで➰
充分楽しんでるように見えますぞ?
でもワタシも今ナニかあっても、もういいかと思ってます。

実はあの猫の番組録画してあるんですが、くまさんと同じ、最初の子猫が鳴いてるところでダメ、ストップしたまま。心の強い時に覚悟して観ます。
Commented by Mtonosama at 2016-06-06 15:26
♪びなちゃんさん

楽しんでいるように見えます?
ま、そうでしょうな^m^
ひかちゃんのせいで睡眠不足になっていて、
つい心が折れてしまいましてん。

そう、あの番組は睡眠不足や心が弱いときには観ちゃいけません。