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殿様の試写室

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シング・ストリート ~未来へのうた~ -1- Sing Street


シング・ストリート 
~未来へのうた~
-1-
Sing Street

シング・ストリート ~未来へのうた~ -1- Sing Street_f0165567_5351753.jpg

(C)2015 Cosmo Films Limited. All Rights Reserved


『ONCE ダブリンの街角で』『はじまりの歌』の
ジョン・カーニー監督最新作。
舞台はアイルランドの首都ダブリン。
時は1985年。
主人公は14歳の男の子。
そして、80‘sのヒット曲。
世の中は不景気でも
夢と希望と野望でいっぱいの少年達。
バンドを結成し、ミュージック・ビデオだって自分で撮影し、
ちょっと年上の女の子に恋もする――

もう、これだけで観たくなってしまいませんか?
アイルランド。
素敵ですよね。

でも、80年代ってそんな昔でもないし、
とのは年齢的にもいろいろ忙しい時代だったから、
音楽も一生懸命聴いてなかったかな。

なのに、
映画の背後に流れる曲の懐かしさといったらどうでしょう。
デュラン・デュランでしょ、
ホール&オーツでしょ。
忙しかろうが、音楽にのめりこんでいなかろうが、
音楽は時代と一体化して、
150歳の体にもしみついていたんだなあと嬉しくなりました。

そして、ジョン・カーニー監督が本作のために書いた歌も良いんです。
150歳になると、サウンドトラック盤が欲しい映画ってあまりないけど、
『シング・ストリート』の場合は
久々にサウンドトラック盤が買いたくなりました。

シング・ストリート ~未来へのうた~ -1- Sing Street_f0165567_5394519.jpg

1985年
大不況に突入したアイルランド。
3人きょうだいの末っ子14歳のコナーは
父親が失業して、一流の私立学校から地元の荒れた公立校に転校させられます。
でも、そこで出会った男の子達とバンドを組むんですけどね。

これ、監督の少年時代の体験そのままなんですって。
その荒れた学校のある通りがシング・ストリートという名前なんです。

アイルランドといえばカトリックの国なので
学校は男女別学だし、
両親は毎日けんかばかりしていて、
そんな暮らしに嫌気がさしたママには恋人ができたりもするけど
離婚はできないし・・・

その辺の事情を頭に入れつつ
もう30年以上(!)も昔のこととなった80年代の
アイルランドのボーイズバンドを満喫してください。

主人公のコナーを演じたのは数千人の中から選ばれた
フェルディア・ウォルシュ=ピーロ。
フェルディア君の家族はオペラやアイルランドの民族音楽の世界で活躍。
彼自身ボーイソプラノでオペラに出たこともあります。

フェルディア・ウォルシュ=ピーロ
2000年ダブリン生まれ。母親の影響で幼少期から歌のレッスンを受け、
7歳と12歳の時にオペラ「魔笛」にプロキャストとして参加し、
アイルランドツアーを経験。
14歳の時、母親が本作の主役募集を知り、オーディションに応募。


ジョン・カーニー監督
ダブリンを拠点に活躍する脚本家、映画監督。
『ONCE ダブリンの街角で』(‘06)が大ヒット。
アメリカでは僅か2館の公開から口コミで140館まで拡大し、
インディペンデント・スピリット賞の外国映画賞を受賞。
サウンドトラックはグラミー賞にノミネートされ、
主題歌「Falling Slowly」はアカデミー賞のオリジナル歌曲集を受賞。
この映画の舞台版はトニー賞のミュージカル賞を獲得。
2014年11月には日本でも上演された。
『はじまりのうた』(‘13)も全米中心に大ヒット。
本作劇中歌「Lost Stars」もアカデミー賞歌曲賞にノミネート。
アイルランドのロックバンド「ザ・フレイムス」でべーシスト。
本作劇中歌も担当している。

音楽と恋は、少年少女も、元・少年少女も
元気にしてくれますよね。
さあ、いったいどんなお話でしょうか。
次回まで乞うご期待でございますよ。



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☆6月18日に更新しました。いつも応援ありがとうございます☆

シング・ストリート ~未来へのうた~
監督・脚本/ジョン・カーニー、音楽/ゲイリー・クラーク&ジョン・カーニー、衣装/ティツィアーノ・コルヴィシエリ、編集/アンドリュー・マーカス、ジュリアン・ウルリッチ、美術/アラン・マクドナルド、撮影/ヤーロン・オーバック、原案/ジョン・カーニー&サイモン・カーモディ
出演
フェルディア・ウォルシュ=ピーロ/コナー、ルーシー・ボイントン/ラフィーナ、ジャック・レイナー/ブレンダン、マリア・ドイル・ケネディ/ペニー(コナー母)、エイダン・ギレン/ロバート(コナー父)、ケリー・ソーントン/アン、ベン・キャロラン/ダーレン、マーク・マッケンナ/エイモン、パーシー・チャンブルカ/ンギグ、コナー・ハミルトン/ラリー、カール・ライス/ゲイリー、イアン・ケニー/バリー、バクスター・ドン・ウィチャリー/校長
7月9日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイント他全国順次ロードショー
アイルランド・イギリス・アメリカ、106分、カラー、字幕翻訳/石田泰子
配給/GAGA、http://gaga.ne.jp/singstreet/

by Mtonosama | 2016-06-18 05:46 | 映画 | Comments(4)
Commented by なえ at 2016-06-18 18:08 x
ご無沙汰してました~!とにかく仕事に追われ、きじ志郎と他の家猫、主に黒猫ももとの抗争に明け暮れる日々でした、て今もそうです(@_@)。

え~、きじ志郎は保護部屋に入れてたのですが、和風の家なので出入り口が扉式のふすま戸で、作りがヤワイ。ダンボールの厚紙を張ったり、戸の前に仕切りをしたりしてましたが、ふすま戸は破られあと一歩で穴が開く状態だし、また猫でも押すと開くような軽いもので、何度か防御を試みましたが、結局ダメで解放しました。先住家猫とはきじ志郎をケージに入れてお見合いをさせてましたが、2,3回で仲良くなるわけもなく、抗争が始まりました。最初はきじ志郎が追いかけ専門でしたが、今はももが対抗しています。昼間だろうと夜中だろうと「フギャア~」と聞こえれば、現場に駆け付けるレスキュー隊やってます。「猫も話し合いで平和なお付き合いをしょうね」なぞと言って分かるようなタマでなく、「ゴラア~」と一喝したり箒で散らしたり。ある時など、ズボンを穿きかけてたら、戦闘の雄たけびが聞こえ、あられもない恰好で駆けつけたら、人間で言う取っ組み合いのケンカをしていたので、手に持っていたズボンでひっぱたくという穏やかな仲裁をしたのでありましたわ。

仕事にケンカの仲裁に、また一方ではとらがトレトレのお土産を持ちかえるという、もうこのところムチャクチャでごじゃります(>_<)

でも、疲れた心と体に今回の映画は何か元気が出そうな気がします。2枚目の写真なんか、も、ほんとに青春が弾けてる!て感じですね。

シリアに関しては、西側の主張と違う情報を聞くので、複雑です。
Commented by Mtonosama at 2016-06-19 05:07
♪なえさん

お疲れさんどした。しかし、きじ志郎ちゃんも逞しいですね。
戦いの日々を経て仲良しになっていくのでしょうか。また報告をお待ちします。
ズボンを片足にひっかけての喧嘩仲裁、遠く離れていてもアドレナリンが駆けまわります。ひかと一緒にお手伝いしたい程です。
ま、トレトレのお土産は結構ですけど・・・

お若い方が活躍する映画は元気が出ますんで、是非、お仕事や猫仲裁のかたわら、お立ち寄りください。

ご自愛くださいませ<(_ _)>
Commented by ライスケーキ at 2016-06-19 22:18 x
アイルランド。
北海道ほどの広さに約500万の人々が住む、
緑の国。

こんな小さな国なのに
彼等のアイリッシュミュージックは
世界の音楽に影響を与えています。
ビートルズ、ジョン、ポール、ジョージ
三人もアイルランド系ですね。

私もアイリッシュミュージック良く聞きます。
大好きです。
メロディーがきれいで、
懐かしささえおぼえます。

ダブリンが舞台の映画も、
Must see movie です。
Commented by Mtonosama at 2016-06-20 05:12
♪ライスケーキさん

ダブリンの登場する映画は多いですね。
当試写室でも元時計屋さんとか、
男に化けているしかなかった女性の話とか――
寄る年波のせいでタイトルはきれいに忘れているのですが、
あれこれ上映しています。

アイルランドの音楽は子どもの頃、父が歌ってくれたアイルランドの子守唄が印象的です。
♪トゥラルーラルラ―トゥラルーラリー♪
よく歌ってくれたものでした。

そのせいか、アイルランドのグループではありませんが、
ペンタングルの優しい懐かしい旋律が好きです。
もう一回CDひっぱりだして聴こうかな。
あ、オーディオが壊れてるんだった(/_;)

by Mtonosama