ブログトップ | ログイン

殿様の試写室

mtonosama.exblog.jp

殿が観た最新映画をいち早くお知らせ!

ラスト・タンゴ -2- Un tango más


ラスト・タンゴ
-2-
Un tango más

f0165567_5384144.jpg

(C) WDR / Lailaps Pictures / Schubert International Film / German Kral Filmproduktion


タンゴが生まれたのは1860年頃のこと。
その頃、「タンゴ」という言葉は一般社会から反感を持たれる場所で踊られる
荒々しく即興的なダンスのスタイルの呼び名だったそうです。

それが、今では無形文化遺産に認定(‘09)されました。

1910年代にはヴァイオリン、ピアノ、コントラバス、バンドネオンによる
今日に伝わるタンゴ楽団のサウンドが確立。
タンゴはダンス・音楽・歌・詩のすべてで大発展し、
アルゼンチン、ウルグアイ両国の文化を代表するジャンルになっています。

愛と憎しみと苦しみ
すべてが妖艶なステップや激しいリズムに刻まれ、昇華していきます。

はい、こればっかりは観ないと始まりません。

f0165567_5434417.jpg

ストーリー
ブエノスアイレスの夜。
2台の車が走っている。
タクシーの後部座席に座るのはマリア・ニエベス、80歳。
真っ赤なショートヘア、細く描かれた眉。
紫煙をくゆらせながら車窓からの夜景を眺めている。
もう1台にはフアン・カルロス・コペス83歳が自らハンドルを握る。
タンゴに革命を起こし、今なお現役でステージに立つ男だ。
ビシッとスーツを着こなし、鋭い視線で周囲を睥睨する。

二人は世界中で喝采を浴びたタンゴダンサー。
出会ったのはマリアが14歳、フアンが17歳の時だった。

出会いが二人を最高のダンスパートナーにし、最高の恋人に変えた。
タンゴ・ブームに沸くブエノスアイレスの街で踊る二人。
だが、ブームはあっけなく去っていった。
フアンは仲間を集め、ショー形式のタンゴで公演する。
マリアもステージに立つが、
他のショーダンサーに目移りするフアンが気になってならない。

二人はアメリカ公演に旅立つ。
金もなく辛い日々が続く中、
小さな卓子の上で踊る二人のタンゴが大評判を呼ぶ。
ツアーも成功を収め、二人はラスベガスで結婚式を挙げた。

温かな家庭を夢見るマリア。
野心に燃えるフアン。

4年後大盛況だったショーのブームは終わる。
追い詰められたフアンを救い出したのはマリアではなく
20歳も若いミリアムだった。
娘も生まれていた。
だが、マリアは怒りと憎しみと悔しさが沸き返る心に蓋をして
フアンとタンゴを踊り続けた――

二人はブロードウエイで公演した「タンゴ・アルヘンティーノ」で
最高のペアとして伝説を残したが、
心は離れたままで踊り続けるのだった。

そして、1997年の日本公演を最後にコンビを解消する……

f0165567_547128.jpg


嗚呼、この二人ときたら
争うかのように、また、エロティックなまでに
絡み合い、ステップを刻むアルゼンチン・タンゴの
あの妖艶さ、激しさそのままのような人生ではありませんか。

この二人の若い姿を現在のダンサーたちが再現します。

若いダンサーも美しいけれど
いまやレジェンドを化した老いたマリアとフアンの人生の方に
心を動かされるのは
当方、酸いも甘いも嚙み分ける150歳というお年頃になったからでしょうか。






今日もポチッとお願いできればうれしゅうございます♪
↓↓↓↓↓

にほんブログ村
☆6月27日に更新しました。いつも応援してくださってありがとうございます☆


ラスト・タンゴ
監督・脚本/ヘルマン・クラル、製作/ニルス・ドゥンカー、ディーター・ホレス、ヘルマン・クラル、製作総指揮/ヴィム・ヴェンダース、ロドリゴ・フュルト、ヤコブ・アブラハムソン、撮影/ヨー・ハイム(ドイツ撮影監督協会)、フェリックス・モンティ(アルゼンチン撮影監督協会)、音楽/ルイス・ボルダ、セステート・マジョール、ゲルト・バウマン、美術/マティアス・マルティネス、振付/メリーナ・ブルフマン、レオナルド・クエジョ、サブリナ&ルベン・べリス、ブレンダ・アンヒエル
出演
マリア・ニエベス、フアン・カルロス・コペス、パブロ・ベロン/フアン・カルロス・コペス(壮年時代)、アレハンドラ・グティ/マリア・ニエベス(壮年時代)、フアン・マリシア/ファン・カルロス・コペス(青年時代)、アジェレン・アルバレス/マリア・ニエベス(青年時代)
7月9日(土)Bunkamuraル・シネマほか全国ロードショー
2015年、ドイツ・アルゼンチン、85分、後援/アルゼンチン大使館、セルバンテス文化センター東京、提供/ニューセレクト、配給/アルバトロス・フィルム、http://last-tango-movie.com/

by Mtonosama | 2016-06-27 05:52 | 映画 | Comments(12)
Commented by びなちゃん at 2016-06-27 18:44 x
なんとなんと、サンフランシスコで観たタンゴは、この二人プラスお仲間のだったんです!タンゴアルゼンチーノ!
解説パート2を読んで思い出した!情けなや。ありがたや。
もう出演者の名は忘れ果て、ただただみなさんの綺麗な股間が頭に焼き付いてるばかり。
くまさんもタンゴ観て同じ状態に!アハハ

横で>なえさんち。みな血族なんですね。血族のナニかが、きじしろう君によってぶちきれた?ううむ。
きじしろう君、その後?どんな態度で?
Commented by poirier_AAA at 2016-06-27 23:09
ラスト・タンゴといえば「イン・パリ」じゃないの?と思ってしまったのですけど、これは本物のダンサーの話なんですね。タンゴって踊りも濃いけどダンサーも負けずに濃いんですねぇ、、、と、これは何でも淡白めな日本人のひがみかもしれません。

しかしスペイン語っていいですねぇ。「真珠のボタン」を観たときも思ったんですけど、人の会話を横で聞いているときは決してきれいな音には聞こえないのに、こうして独白系で聞くとめちゃくちゃ良い。フランス語でも英語でもドイツ語でもこういう味って出ないんですよねぇ。不思議だなぁ。関係ない話ですみません。。。
Commented by びなちゃん at 2016-06-28 01:18 x
先程のコメント、くまさんもタンゴ観てではなくて、フラメンコ観ての間違いだす。

ラテン系ってやはり共通なナニかがあるのですね。ワタシには到底ないナニか。哀しい。
Commented by Mtonosama at 2016-06-28 05:08
♪びなちゃんさん

え、すごいですね!
遠いアルゼンチンまで行かなくてもマリア・ニエベスさんも、
フアン・カルロス・コペスさんもアメリカまで来てくれたんだ。
そうだよな。日本までも来たんだもん。
いいなあ。ほんまもん見たんや♡

しかし、股間が目につくものなので?
Commented by Mtonosama at 2016-06-28 05:14
♪poirier AAAさん

『ラスト・タンゴ・イン・パリ』。同時代で見ちゃいました。
連れていってもらえなかった中学生の妹が悔し紛れに
「おねえちゃんはものすごくHな映画見に行くんだよ」と親に言いつけてました^_^;

いやあ、でもキレのいいダンスで本当に素敵です。
スペイン語やポルトガル語のバラードやボサノバの語感の良さは分かりますが、独白もいいんですね。
フランス語の独白も良い感じだと思うんですが。
Commented by Mtonosama at 2016-06-28 05:16
♪びなちゃんさん

男性フラメンコは情念の踊りだっ!
股間は気にならなかったけど、あの激しさに圧倒されました。

そうなんですよね。ラテンってどこか物哀しいですよね。
激しいのにね・・・
Commented by ライスケーキ at 2016-06-29 08:34 x
「タンゴ」
情熱のダンスですね。
激しい、美しい。
観てるだけで圧倒される。

シャイな私は、壁際で観ていて
「ラストタンゴは私と」と言うのが精一杯。
でも本当に踊ったら、
腰痛になりそう。
Commented by Mtonosama at 2016-06-29 11:35
♪ライスケーキさん

たしかに・・・
あんなに背中をそっくり返したらボキッと音がしそう^_^;

でも、素敵ですよねえ♡
Commented by すっとこ at 2016-06-30 06:52 x
かーーーーーーーーーーーーっちょエエ❣️❣️

今や全世界から嫌われてる喫煙だけど
マリア姐さんのタバコ持つポーズってば!

かっこエエなあ。
100年前の大昔に 煙草練習して身につかず
以来サッパリきっぱり喫煙には縁のない私
ですが。

ちょっと憧れますのう、、、、、。

〈横ですが なんとびなちゃんさん
モノホン見られたんですかっっっ!
うっわーん!

煙草吹かす真似しつつ気だるくポチッとポチッと😅
Commented by Mtonosama at 2016-06-30 09:46
♪すっとこさん

ね、びなちゃんさん、すごいですね。
ええなあ、アメリカ暮らしするといろんなチャンスがあって。

すっとこさんもそうだしさ。
羨ましいわあ。
Commented by Ich at 2016-07-13 19:31 x
観てきました^^ 良かったー!!ご紹介有り難うございました。あらためてこちらを拝見しています(*^_^*)
Commented by Mtonosama at 2016-07-14 06:28
♪Ichさん

ご覧になりましたか♪
アルゼンチン・タンゴもそうですが、
わたしはアルゼンチンという場所にひどく惹かれます。
ブエノスアイレスなど行ってみれば
いずこも同じ大都会なのでしょうが、
裏道や路地にひそむ雰囲気や空気感を一度味わってみたいと思います。
でも、遠いですね。