ある戦争 -1- KRIGEN
ある戦争
-1-
KRIGEN
(C)2015 NORDISK FILM PRODUCTION A/S
平和維持のため、アフガニスタン紛争地域に駐留するデンマーク軍。
駐屯地の周囲は土と砂ばかり。
しかし、そこにいるのは兵士だけではありません。
豊かとはいえなくてもかつては平和に人々が暮らしていた土地です。
そして、同時にそこにはタリバンも潜んでいます。
部隊長クラウスは今日もパトロールに出かけます。
地雷も埋まっているし、
タリバンはどこからともなく襲撃しています。
これが戦場の日常です―――
『偽りなき者』
『光の方へ』(名作です!)の
http://mtonosama.exblog.jp/15951536/
http://mtonosama.exblog.jp/15967150/
トマス・ヴィンターベア監督作品の脚本家として知られるトビアス・リンホルム。
今回は監督・脚本家として、この心に残る作品で魅せてくれました。
トビアス・リンホルム監督
1977年デンマーク生まれ。デンマーク国立映画学校を卒業し、TVシリーズ「Sommer」(‘08)で脚本家デビュー。その後、全世界70ケ国以上で放送され、2010年から13年、デンマークを代表するTV政治ドラマとなった「コペンハーゲン/首相の決断」の脚本家として注目を浴びる。2013年「バラエティ」誌の「最も有能な若き脚本家の10人」に選ばれる。2010年ミケール・ノエアとの共同脚本・共同監督で初の長編映画『R』(原題・未)を発表。デンマークのアカデミー賞といわれるロバート映画賞で作品賞、監督賞、脚本賞を含む8部門を受賞。
その後、トマス・ヴィンターケア監督と組み、2010年『光のほうへ』ではデンマーク映画批評家協会賞・特別賞を受賞。2012年『偽りなき者』ではヨーロッパ映画祭・脚本賞を受賞。自身の監督2作目『シージャック』(‘12)はヴェネツィア、トロント、東京の各国映画祭で絶賛。監督長編第3作目の本作では第88回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた。
監督は言っています。
「私は兵士だったことも、戦場に赴いたこともない。
ニュースなどを通じて戦争を観察するだけだった。
『ある戦争』を作ろうと決めた時、
デンマーク兵士やタリバン、その親類や難民など、
戦争を目撃した人を探そうとした。
私には戦争の複雑さと理論を理解する必要があった。
それは戦争における人間についての物語を伝えるためだ。
戦争に関わる人は今も実在する。
私にとって『ある戦争』はそんな彼らについての物語である」
伝わりました。
いま、自衛隊員が海外で銃をとり、人に対して発砲することが、
また、自身も撃たれるかもしれないことが現実化しつつあります。
監督同様、
兵士だったことも、戦場に赴いたこともなく、
ニュースなどを通じて戦争を観察するだけだった私たちが
初めて直面する状況です。
さあ、いったいどんな映画でしょう。
続きは次回までお待ちくださいませ。
続
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☆9月28日に更新しました。いつも応援して下さってありがとうございます☆
ある戦争
監督・脚本/トビアス・リンホルム、プロデューサー/ルネ・エズラ、トマス・ラドアー、撮影/マウヌス・ノアンホフ・ヨンク
出演
ピルー・アスベック/クラウス、ツヴァ・ノヴォトニー/マリア、ソーレン・マリン/マーティン・R・オルセン、シャルロット・ムンク/カイサ・デニング、ダール・サリム/ナジム・ビセマ、ダルフィ・アル・ジャブリ/ルトフィ・“ラッセ”・ハッサン
10月8日(土)新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー
2015年、デンマーク、デンマーク語、アラビア語、115分、カラー、日本語字幕/ブレインウッズ、後援/デンマーク大使館、配給/トランスフォーマー、www.transformer.co.jp/m/aru.sensou/
そーなんですよね!
日本の自衛隊を
何ですか
【駆けつけ警護】とか言いましたっけ?
お気軽な名前で軽くタッタッタと
駆けつけるような感じで
どーゆー了見でせうね。
安倍ちゃん、長州の人だから
あまり悪口いいたかないけど
あーあーあーあー
安倍ちゃんもこういう映画観て
「戦争ってナニ?」と
考えて欲しいですのう。
静かな怒りを含んで ポチッと!!
そうだったですねえ。
あのお方はすっとこさんと同じ出身地でしたね。
先日なんて自民党議員全員が起立して拍手して、すっとこさんご贔屓のいっちゃんが「ここは中国か、北朝鮮か」と言ったとか。
静かな怒りのすっとこさん、今日もポチッをありがとうございます。
「良い戦争、悪い平和なんて ある訳がない。」
If we don't end war,
war will end us. H.G.Wells
なんて言葉があるのに…。
何れにしろ、紛争を武力で解決しよう、
と 思っちゃいけないよね。