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殿様の試写室

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ミス・シェパードをお手本に -1- The Lady in the Van


ミス・シェパードを
お手本に

-1-

The Lady in the Van

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(C) 2015 Van Productions Limited, British Broadcasting Corporation and TriStar Pictures,Inc.
All Rights Reserved.



ミス・シェパード。ミスといっても御年70歳は超えているでしょうか。
ロンドンはカムデンというという高級住宅街に暮らす―――
もとい
高級住宅街の路上の古びたヴァンの中に暮らす
誇り高い老淑女がミス・シェパードです。

カムデン・タウンはロンドンの北西部にあります。
ロンドンの原宿といわれているんですって。
ロンドンにいることを一瞬忘れてしまうほど、活気がある街で
週末にもなると、なんと10万人もの人が訪れるのだそうです。

でも、この映画の舞台になっているグロスター・クレセント通りは
ヴィクトリアン様式の家が立ち並ぶ閑静な住宅街で
演劇界や文学界の著名人が暮らしています。

そうです。昔は原宿だって一歩奥に入れば静かな住宅があったものです。
ま、140年前の記憶ですけど。

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カムデン・タウンのグロスター・クレセント通り。
1968年、本作の原作と脚本を書いた劇作家アラン・ベネットが
ここに引っ越してきました。

でも、彼が越してくるずっと前からミス・シェパードは
この街の路上でポンコツのヴァンを根城にしていたんです。
最初は山の手の方に。
それから
ヴァンを停められる場所を求めて
次第次第にベネットの近くまで坂道を降りてきて
彼女の車はやがて彼の家の前で停まりました。
車が壊れて、それ以上進めなくなったからなんですけどね。

ええ、本作は実話なんですよ。
アラン・ベネット
1934年ウェスト・ヨークシャーのリースに生まれ、
オックスフォード大学エクスター・カレッジで学び
同校のマグダレン・カレッジで現代史を教えていた。
1960年代から劇作家、小説家、シナリオライターとして活躍。
トニー賞やローレンス・オリヴィエ賞などを受賞する劇作家。

監督はニコラス・ハイトナー。
ニコラス・ハイトナー監督
1956年マンチェスター生まれ。舞台演出家、映画監督。
1999年の舞台版「The Lady in the Van」でも演出を担当。
アラン・ベネットと共に多くの作品を送り出してきた。
1989年に初演の演出で成功を収めた「ミス・サイゴン」で有名になった。

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でも、なによりもすごいのはミス・シェパードを演じたマギー・スミスです。
ポンコツのヴァンは言ってみればゴミ屋敷ならぬゴミ車。
車の周囲にはいかにも臭そうなゴミ袋が詰まれ、
車の中にも訳のわからないものが詰め込まれているのですが、
彼女もまたそれに負けず劣らずの汚さなんですね。

その上、可愛げのないことといったら。
冬場にはありとあらゆる衣装を着こんでふくらみ、
悪臭が漂い、
親切な住人に悪態をつくわ、
子供を怒鳴るわ、いやはや大変なばあさんです。
が、しかし
憎ったらしいけど、Ladyと呼ばれるほど
謎に満ちた誇り高い淑女ミス・シェパード。
フランス語もわかり、どうやらピアノも弾けるようなのです。

そんなLadyを
マギー・スミスははまり役と言いたいほどの好演で見せてくれました。

本作は日本でも黒柳徹子が舞台で演じ、大ヒットを記録しました。

可愛いばあさんでなくても良いんですってよ!
あら、それを聞いてちょっと嬉しくなってるのはとのだけかしら?

続きは次回まで乞うご期待でございますよ。



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☆12月1日に更新しました。ひえ~、12月です!☆

ミス・シェパードをお手本に
監督/ニコラス・ハイトナー、原作・脚本/アラン・ベネット(回想録「The Lady in the Van」より)、製作総指揮/クリスティーン・ランガン、エド・ウェザレット、チャールズ・ムーア、マイルズ・ケットリー、撮影/アンドリュー・ダン
出演
マギー・スミス/ミス・シェパード、アレックス・ジェニングス/アラン・ベネット、ジム・ブロードベント/警官アンダーウッド、フランシス・デ・ラ・トゥーア/ヴォーン・ウィリアムズ夫人、ロジャー・アラム/ルーファス
12月10日(土)シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー
2015年、イギリス、英語、104分、字幕翻訳/西田有里、後援/ブリティッシュ・カウンシル、英国政府観光庁、配給/ハーク、http://www.missshepard.net/

by Mtonosama | 2016-12-01 06:52 | 映画 | Comments(6)
Commented by ライスケーキ at 2016-12-02 16:26 x
黒柳徹子さん舞台にも立ったんですか。

このテの話好きなんで
次回が楽しみ。
彼女の過去も知りたいです。
Commented by なえ at 2016-12-02 18:56 x
うお、マギー・スミス!私好きなんです、彼女!「天使にラブソングを」(だった?)を見た時、こんなお婆さんになれたらなあ、と。「ハリー・ポッター」や「マリーゴールドホテルで会いましょう」でも見たけど、少しペーソスのある感じが好きでおます。

グレート・ミュージアム、実際に行ったんです。かれこれ20年も前になりましょうか。とにかくその規模の大きさにびっくりしゃっくりでした。日本の美術館て、そんな時間かからないし、デパートの展示会なんて10分で終わるようなそんなものしか知らなかった田舎者にとって、まあなんつうドデカイ代物じゃろうと。行っても行ってもまだ奥の奥に部屋は続くし、その部屋の両側の廊下にも展示品がゴマンとあって、もうクタクタ。そして各部屋のドアの取っ手の高いこと!私の鼻先にあって、ゲルマン系て長身族なんだ~とつくづく思いましたです。
Commented by Mtonosama at 2016-12-03 05:28
♪ライスケーキさん

黒柳徹子さんはこのお芝居の日本版で演じられたそうですよ。

彼女の過去はどんなんでしょうね。
是非是非映画でお楽しみください♪
Commented by Mtonosama at 2016-12-03 05:34
♪なえさん

『天使にラブソングを』で出てますね。マギー・スミス。
英国の女優さんって素敵な歳の取り方で羨ましいです。

ウィーン美術史美術館いらしたんですか?
いいなあ。
私はウィーンへ行ったものの久々に会ったオーストリア在住の友人(日本人)としゃべりまくっており、ウィーン市内をあちこち歩きましたがな~んも覚えてないです(^-^;
「これなに?」って訊くと「知らない」とか答えるし、
とんでもないウィーン観光でした。

でも、彼女ね、その翌年、亡くなってしまったんです。
最後のおしゃべりになってしまいました。
Commented by すっとこ at 2016-12-03 08:32 x
うーーーーん うーーーーーーん うーーーーーーん!

マギースミスを「お手本に」って云うのが

なんでしょうね

自分「お手本」が気に入らん天邪鬼なの
でせうかね。

いったいどんな実話が?
そして「お手本に」とは?

続きが待たれまーーーーーーす❣️

待ち遠しくて力強くポチッと!!
Commented by Mtonosama at 2016-12-04 06:39
♪すっとこさん

ミス・シェパード、面白いおばあさんです。
路上生活者のおばあさんをお手本にするところが英国映画ならではのギミック?
わたしもいじわるばあさんになろっと。
(既にそうなってるという声もあり(^-^;)

続きを更新したからまた来てくだされや。
今日もポチッをありがとうございました。