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殿様の試写室

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未来を花束にして -1- Suffragette


未来を花束にして
-1-
Suffragette


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(C)Pathe Productions Limited, Channel Four Television Corporation and The British Film Institute 2015. All rights reserved.


『未来を花束にして』
これは女性参政権獲得運動のお話です。
でも、タイトルの意味がよくわかりません。

オリジナルタイトルの“Suffragette”という言葉もわかりません。
まず、どう読むのでしょう?
いや、知らないことだらけで・・・

だけど、本作に主演したキャリー・マリガンもSuffregette(=サフラジェット)を
知らなかったんですって。
この運動が起こった国イギリスに生まれた女優すら知らなかったのだから、
150歳とはいえ日本人のとのが知らないのも当然。
(と、開き直るか?)


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実は
少し前に観た映画なんですが、
ある主人公が英国の港で
サフラジェットの一団に取り囲まれました。
女癖が悪い彼は彼女たちに追及され、
ホテルまでつきまとわれます……

すいません。タイトルも何もまったく覚えていません。
ただ、サフラジェットがヒステリックな女たちの集団のように描かれていたので、
本作を観て「ええっ?全然違うじゃん」と思い出した次第です。

Suffragetteという言葉は女性の参政権を求める活動家の蔑称として
イギリスの「デイリー・メイル」紙が作った造語で、
その後、女性運動を指す言葉として定着したのだとか。

とのがタイトルを忘れてしまった映画のように、
男はいつだって口当たりのいいことをいいながら、
本音では女性は自分たちに都合のよい存在であってほしいと
思っているんじゃないですかねえ。

ねえ、安倍さん。

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本作の舞台となった1912年のロンドン。
女性の参政権を要求する運動が先鋭化し始めた時代です。
それまで50年にわたり女性たちは平和的に参政権を求めてきましたが、
ずっと黙殺され続けてきました。
1912年は
カリスマ的リーダーのエメリン・パンクハースト率いるWSPU(女性社会政治同盟)が
「言葉より行動を」と過激な抗争を呼びかけ始めた時代です。

エメリン・パークハースト
1903年にマンチェスターで女性社会政治同盟を立ち上げる。
彼女自身は中流階級出身だが、同盟設立当初から
本作の主人公モード・ワッツのような労働者階級の女性も
メンバーにしていた。

つまり、女性社会政治同盟は、階級を超え、
女性として連帯する組織だったんですね。

モードを演じたキャリー・マリガンの素晴らしさといったら!
いやあ、女が女に惚れました。

デモの際に身に着けたコサージュや帽子の花がまた可愛いんですよ。
この組織のシンボルカラーである紫・白・緑の花々なんですけど。
多分ここから邦題が決まったのでしょうね。

組織のモットーは「言葉より行動」。
もしかして年末BS3「映像の世紀プレミアム」でご覧になった方もおいででしょうか。
ダービー競馬でジョージ5世の持ち馬が疾走するところに飛び込んで
壮絶な死を遂げたエミリー・ワイルディング・デイビソンも
行動でその意志を貫いた一人でした。

監督サラ・ガヴロン、製作フェイ・ウォード、アリソン・オーウェン、
脚本アビ・モーガン
女性たちの手による女性たちのための映画です。

エメリン・パンクハーストを演じたメリル・ストリープは
「すべての娘たちはこの歴史を知るべきであり、
すべての息子たちはこの歴史を心に刻むべきである」
と言っています。

さあ、いったいどんなお話でしょうか。
次回まで乞うご期待でございます。



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☆2017年1月11日に更新しました。いつも応援してくださってありがとうございます☆

未来を花束にして
監督/サラ・ガヴロン、脚本/アビ・モーガン、製作/フェイ・ウォード、アリソン・オーウェン、製作総指揮/キャメロン・マクラッケン、テッサ・ロス、ローズ・ガーネット、ニック・バウアー、ジェームス・シェイマス、テレサ・モネオ、撮影/エドゥアルド・グラウ
出演
キャリー・マリガン/モード・ワッツ、ヘレナ・ボナム=カーター/イーディス・エリン、ブレンダン・グリーソン/アーサー・スティード警部、アンヌ=マリー・ダフ/バイオレット・ミラー、ベン・ウィショー/サニー・ワッツ、ロモーラ・ガライ/アリス・ホートン、メリル・ストリープ/エメリン・パンクハースト、フィンバー・リンチ/ヒュー・エリン、ナタリー・プレス/エミリー・ワイルディング・デイビソン、サミュエル・ウェスト/ベネディクト・ホートン、ジェフ・ベル/ノーマン・テイラー
2017年1月27日(金)TOHOシネマズ・シャンテほか全国ロードショー
2015年、イギリス、英語、1時間46分、シネマスコープ、日本語字幕/寺尾次郎
http://mirai-hanataba.com/

by Mtonosama | 2017-01-11 06:05 | 映画 | Comments(4)
Commented by ライスケーキ at 2017-01-13 15:32 x
「女性にも参政権があって当たり前。」
のように 思っていますが

「アテネ以来、女性は参政権を持つ価値がない。」
と言う時代が2000年以上も続いたのですね。

そして勝ち取った参政権。
手に入れた選挙権を、
女性も男性も大切にしなくては
いけません。

話しは変わりますが、
100歳を越えると、
医療費が かかりますねぇ。
50歳の頃、
「100歳越えると、医療費に
羽が生えて、話題は病気のこと。
そして お墓の話になるわよぅ。」
と言われてきたけど、
だんだん それが現実になってきたのが
怖い!
Commented by Mtonosama at 2017-01-13 20:58
♪ライスケーキさん

イギリスで30歳以上の女性に選挙権が付与されたのは1918年、母親の親権が認められたのは1925年、男女平等による普通選挙が実現したのは1928年だそうです。日本は1946年に行使。サウジアラビアはなんと2015年ですって!

いやあ、この映画、感動的でした。女性参政権運動を描いてはいますが、普通の女性がめざめていく過程がとっても良くて、キャリー・マリガンが最高!

医療費、高くて嫌になります。毎月3つもの病院に行き、これに歯医者さんが加わったりすると破産します(-_-;)
Commented by すっとこ at 2017-01-13 22:43 x
えっとえっとえっとえっとえっとえっとね!

この女優さん
キャリー マリガンですか?
名前覚えてないけど

えっとえっとえっとえっとえっとえっとね
どこかで観た記憶が

・・・

・・・・・・

嗚呼っ
【華麗なるギャツビー】で デカプリオの
心臓をわし掴みにした あの女性役だ!

サフラジェット?
知りませなんだ、知らない事ばっかりやーーー。

でも めげないで 力強くポチッとポチッと❣️
Commented by Mtonosama at 2017-01-14 06:46
♪すっとこさん

いつもながらすっとこさんの記憶力の良さにはビックリです。そうなんです。『華麗なるギャツビー』('12)に出ています。デビューは『プライドと偏見』('05)。09年の『17歳の肖像』では多くの主演女優賞に輝き、「オードリー・ヘプバーンの再来」と言われたんですって。

可愛い顔をしていながら、観客を鷲掴みにする演技力と存在感!大竹しのぶみたいな感じかなあ。
歳をとっても女優であり続ける人とこのババは見ましたぞ。

力強いポチッをありがとうございました。