ウィーナー 懲りない男の選挙ウォーズ -2- Weiner
ウィーナー
懲りない男の選挙ウォーズ
-2-
Weiner
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舌鋒鋭く政敵に迫るアンソニー・ウィーナー下院議員。
論理的に、かつ、明快に迫るその姿。
タジタジとなっている相手を見るにつけ、
ああ、こんな論戦をはれる人が日本にもいたらなあ、
と、つい無いものねだりをしてしまいます。
若くて、そこそこハンサムで、
「闘う政治家」「勇気ある議員」と讃えられるヒーロー。
妻フーマは長年ヒラリー・クリントンの右腕を務めた才色兼備のゴージャスな女性。
二人で並ぶ姿は人々の憧れと敬意を集め、
オバマ大統領に続く民主党の若手として注目されていた
アンソニー・ウィーナー下院議員。
順風満帆とはまさに彼のためにある言葉でした。
それなのに、
ある日、
あろうことか、
彼はブリーフ1枚の下半身画像をツイッターに投稿してしまったのです!
ハッカー?
誰のしわざか問うよりも
あまりにも雄弁なその画像。
ウィーナーの性スキャンダルは忽ち米国中に知れ渡り、
「闘う政治家」も「勇気ある議員」も泣く泣く辞職するしかありませんでした。
そもそも2016年11月の大統領選で
圧倒的な優勢を誇ったヒラリー・クリントンの
まさかの失速の原因となった私用メール問題は
FBIが彼の捜査をする中で浮上したのだといいます。
げに恐ろしきセクスティング。
政治家にとっては致命的です。
しかし、何と言われようと
ウィーナーには使命があります。
実力もあります。人々の心を動かす情熱もあります。
で、2年後、
ウィーナーはいま再びの想いをこめてニューヨーク市長選に立候補。
「もう一度、チャンスを与えてほしい」と訴える彼の姿は
人々を感動させ、なんと支持率はトップに跳ね上がります―――
でも、
なんということでしょう!
またしても同じ疑惑が発覚したのです。
昨日まで彼を持ち上げていた世間も、メディアも、掌を返します。
当時のオバマ大統領も「私なら辞める」と冷たく言い放ち、
あのトランプ氏などは「ヘンタイ市長など許さん!」と語気激しく罵ります。
人間の性(さが)と言い切るにはあまりにも愚かしい不始末。
期待させておいてそこで裏切るか・・・
エネルギッシュで、カリスマ性に溢れ、優秀な政治家なだけに
あまりにも無残な結末ではありませんか。
笑っちゃうし、バカだな、と思うんですけど、
なんか一抹の寂しさが残るのは何故なんでしょう。
撮った監督も選挙キャンペーン開始後6週間目の
思わぬ方向転換にとまどったでしょうが、
撮らせた本人もよく最後まで撮らせたものです。
あ、でも、完成した映画は観なかったそうですが。
終
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☆2017年2月16日に更新しました。いつも応援してくださってありがとうございます☆
ウィーナー
監督・製作/ジョシュ・クリーグマン、エリース・スタインバーグ、製作総指揮/ジュリー・ゴールドマン、クリストファー・クレメンツ、キャロリン・ヘプバーン、リリー・ファン
撮影/ジョシュ・クリーグマン、編集/イーライ・デプレ、脚本/ジョシュ・クリーグマン、エリース・スタインバーグ、イーライ・デプレ
出演
アンソニー・ウィーナー、フーマ・アベディン、ヒラリー・クリントン、ビル・クリントン、バラク・オバマ、ドナルド・トランプ
2017年2月18日(土)よりシアター・イメージフォーラム他にて全国順次公開
2016年、アメリカ、英語、96分、カラー、http://www.transformer.co.jp/m/weiner/
全部本人が出ているわけですね。
何故そんな写真投稿したんだろう。
分からない。
何故この作品を公開するのを 許可したんだろう。
分からない。
トランプの言動と言い
世の中分からないことだらけです。
私もライスケーキさんと同じで
「分からん!分からん!分からん!」です。
下半身ブリーフ姿、さして過激には見えな
かったけど。
まあしかし
NY市長選に出馬しようとするオトコの
やんちゃが過ぎましたね。
トランプもロシアを訪問した際のハニー
トラップというか 専門職の女性との
おイタを 仕掛けられた隠しカメラで撮られ
ばっちり動画が残っておりそれが為にロシア
と喧嘩したくないのだ、と囁かれておりますし。
世の殿方って バカ?
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もうね、これはね、ギャンブル依存症みたいな病気なんでしょうね。
だって、前に同じことやっていて議員を辞め、さらに市長選で再度旗揚げし、見事当選か!というところまで行きながらやっちゃった(-_-;)わけですもんね。本当だったら困難を排してNY市長に!っていうコンセプトで撮り始めた映画だったんですから。まあ、まあ、男の性(さが)というものは――
まあ、トランプさんったら。皆さん、下半身ネタは命取りと知りながら何故同じようなことやっちゃうのね。それだけ男社会ってことなんでしょうか。といっても女だからこういうことしないっていうことじゃなく、まだまだ世界には足をひっぱられる女性トップが少ないってこと?
あ、でも、教え子に恋した女性教師の話が映画になったことがあったな。
ま、150歳には関係ないか。
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