日本と再生 光と風のギガワット作戦 -1-
日本と再生
光と風のギガワット作戦
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(C)Kプロジェクト
原発事故以降、
原発やエネルギー問題をテーマとした作品はいろいろありました。
知らなくてはいけないと思いつつ、
現状を見聞きし、政府見解を知るほどに、
気が重くなってきていたのでした。
ところが、
本作『日本と再生』は違いました。
世界には風力発電の巨大な羽根が林立しています。
砂漠の太陽熱発電なんてすごいんですから。
そうそうアイスランドも地熱発電をガンガンやってます。
そして
あの飯館村に太陽光パネルがいっぱい並んでいます。
日本のあちらこちらで風力や地熱やバイオマスで
電気を起こしていました。
国がやらないなら地方がやる、
行政がやらないなら民間がやる、個人がやる、です。
意気消沈している間に
みんな動き始めていました。
そんな勇気と希望を与えてくれるドキュメンタリー映画が『日本と再生』――
再生エネルギーと地方再生の二つの再生をかけたタイトルです。
監督は20年にわたって原発の危険を訴え、
全国で原発差し止め訴訟を行ってきた弁護士の河合弘之。
福島原発事故以降はより一層その活動に力を入れています。
そして、とうとう、
私たちが原発問題をより深く理解するために
自ら映画監督になってしまいました。
河合弘之監督
1944年生まれ。1968年東京大学法学部卒業。さくら共同法律事務所弁護士。
〈過去にかかわった事件・裁判〉
ダグラス・グラマン事件
秀和VS忠実屋・いなげや事件
ロッテVSグリコ比較広告事件
ちょうど河合弘之弁護士の脱原発は1944年故高木任三郎博士との出会いに遡る。
核化学博士であり、反原発の父と呼ばれた高木との出会いは、
バブル景気の立役者達を辣腕弁護士として支え続けてきた河合に
その後の生き方を見つめ直すきっかけを与えたという。
ちょうどその頃、河合に福島第一原子力発電所3号機のMOX燃料装荷の
差止仮処分申立てへの協力要請が海渡雄一弁護士から受けた。
この時の裁判は惜しくも敗北したが、その後の海渡と河合を結びつけるものとなった。
現在、飯館村民救済弁護団共同代表、「東電株主代表訴訟」弁護団長、
「浜岡原発差止訴訟弁護団」団長、広島、松山、大分「伊方原発差止訴訟」弁護団
などを務める。
〈著作・関連書籍〉
「原発訴訟が社会を変える」(集英社)
「逆襲弁護士 河合弘之」(大下英治著)
「朝日新聞『吉田調書報道』は誤解ではない隠された原発情報との闘い」
(海渡雄一、原発事故情報公開弁護団・弁護団と共著)
「脱原発」(大下英治と共著)など他多数
監督作品としては
『日本と原発』『日本と原発4年後』に続いて本作が3作目。
監督デビュー作『日本と原発』は東京高等裁判所でも上映されたんですよ。
前2作で原発の危険性をこれでもか、と描きぬいた監督だが、
「原発が危険なのはわかった。でも、どうすればいい?」の声に押され、
本作では、世界の自然エネルギーの実情を知る旅に出ました。
旅の道連れは環境学者の飯田哲也です。
さあ、一体どんなお話でしょう。
続きは次回まで乞うご期待でございますよ。
続
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☆2017年2月25日に更新しました。いつも応援してくださってありがとうございます☆
日本と再生
監督/河合弘之(弁護士)、企画・監修/飯田哲也(環境学者)、脚本・編集・監督補/拝身風太郎、制作協力/木村結、撮影/中島喜一、音楽/新垣隆、エンディングテーマ/坂本龍一、
制作・配給/Kプロジェクト、宣伝協力/太秦
2017年2月25日(土)ユーロスペース、横浜シネマリンにてロードショー
2017年、日本、ドキュメンタリー、カラー、www.nihontogenpatsu.com
そうです、風力!
LAに住んでいた時、東へひたすらフリーウエイを走っていくとまあ物凄い数が立ち回っていました。でも回りには勿論砂漠に近く家もありません。さすがアメリカならではと。
でも羽根が回ることで起こる低周波で近隣に住む人が頭痛や不安感を引き起こしたり、鳥達が羽根にぶつかり墜落死亡と言う問題があるとのこと。
日本ではそういうところ、大丈夫なんでしょうか?映画には負のことも取り上げられて?
音は相当なものらしいですね。
映画には出てきませんが、ドイツでは風力発電機が林立する地へのツアーもあるようです。
ブーンという音が音楽のようだと宣伝文句にはありましたが、そんなものではないと思います。
人のいないところに作ればいいのだと思います。
ドイツ語の先生の話では電気が取れすぎて取れすぎて困る位だと言っていました。
ドイツはフランスから電力を輸入にしている、というよく耳にするデマにも「それは違う」と河合弁護士がホワイトボードに書いてわかりやすく説明しています。鳥が風車につっこんでいく場面も映画にはありました。原発容認派の意見、私たちが抱く疑問にもしっかり楽しく答えてくれる映画でした。
政府はやる前から「そんなんダメだよ」って言い過ぎ。まずつぶしにかかるから、被害を受けた福島の住民がまさにその放射能の値が高い場所に太陽熱発電会社を立ち上げたんですよね。都市住民はなにもしないでいて絶望的になりすぎていたと思いました。風力も地熱も小さな流れを利用した発電も潮流も、いろいろあり、いろんな個人が取り組んでいました。日本も捨てたものではないのかもしれません。
こういうのだって壊れたら大変は大変だけど、原発みたいに住民が避難し、その地が汚され、何十年も戻れず、避難した子どもが避難先の学校でいじめられ、廃炉のために膨大な時間やお金を要する、なんてことはないですもん。
て、ええ!?まだコメもしてないのに、お答えいただいて
恐縮であります^_^;
政府というか支配層は東電を擁護するから、原発を減らす
方向には首を振らないでしょうね(`´)
だからこういう映画で、私も含めてよくわかってない市民に
呼びかけてもらって、流れを変えていかなくてはね。日本に
合った発電を考え出す必要がありますね。
え~、今度はなえさん。すいませぬ~~。
でも、エキサイトブログ、調子悪く、うまく届くかなあ?
いや、しかし、あきらめずに前進してる個人がたくさんいてうれしくなりました。
こういう映画をみんなが見れば、元気も出るし、何をすればいいかもわかると思います。