日本と再生 光と風のギガワット作戦 -2-
日本と再生
光と風のギガワット作戦
-2-
(C)Kプロジェクト
さて、監督と飯田さんが降り立ったのは風力発電機の羽根がぶんぶん回るドイツ。
ドイツはいまや近隣諸国への電力輸出国です。
すごいですね。
青い空に無数の白い羽根が映えてヴィム・ヴェンダースの映画みたいです。
アイスランドでは雪に覆われた荒涼とした大地の中に
温泉が湧き出し、地熱を使って発電していました。
アラブの砂漠にも見渡す限りの太陽光パネルが敷き詰められています。
原発推進国だと思われていた中国だって
「これからは自然エネルギーだよ」と語っています。
アメリカ国防総省ですら、軍移動にとってソーラー発電は必須なんですって。
発電機材が大きくなれば移動の車列が長くなり、
攻撃対象として狙われるからなんだそうです。
そうなんですよね。省エネ革命は世界中で進行しています。
でも、日本政府は福島以後も何もなかったような顔をして
原発復活を目論んでいます。
そこを狙って原発製造で生き残りをはかった某大手家電会社は
粉飾決算までしでかしてしまいました。
どうしてそこまで意固地になるんでしょうかねえ。
河合さんと飯田さんは世界中の再生エネルギー革命の最前線を回り、
力強い現場を報告してくれます。
日本も頑張らないと取り残されてしまいます。
でもね、日本の地方ってすごいんです。
地方から自然エネルギー発電の胎動が始まっているんですよ。
熊本・阿蘇では自然エネルギー利用システムが根付き始めています。
本作撮影の数日後に起こった熊本地震でも電気が停まることはありませんでした。
原発によって故郷を奪われた飯館村・飯館電力の小林稔社長は
「太陽光発電を作って仕事を残しておけば、
次の世代が何かやってくれるんじゃないかと思った」と言います。
荒れた畑に並ぶ太陽光発電パネルは
村民を追い立てた原子力発電へのものすごく強いアンチテーゼでもあり、
地方の底力の象徴に見えました。
政府も東京電力もしっかり耳を傾けてくださいよ。
あ、そうそう、地熱発電も始まっていました。
温泉が枯れるとか景観が悪くなるとか反対意見もたくさん聞きましたが、
こうやって実際に見ると希望が湧いてきます。
日本には太陽も水も風も地熱もバイオマスもいっぱいあるではありませんか。
資源大国・日本なんです。
つぶれていた心が膨らみ始めたところに
映画はさらに空気を吹き込んでくれます。
え、IoT?
インターネット・オブ・シングスも
自然エネルギー革命推進に役立つんですか!
SFではなくて、どうも本当に動き始めていることみたいです。
そうそう、原発推進派が
「ドイツは原発を止めたけど、原発の国フランスから電気を輸入してるよ」とか
「風力発電はあの回転音が体に悪いし、鳥がぶつかって死んじゃうよ」とか
いろいろ言いましたけど、河合監督が自らホワイトボードを使って
そうした批判を論駁していくのも小気味が良いです。
いや、本当に勇気が出ました。
映画のキャッチコピー
「世界を駆動させるのは、あふれる自然の力!」
素敵です!
日本の未来に心が折れかけている皆さん
ご覧になると少し希望が湧いてきます。
終
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☆2017年2月28日に更新しました。いつも応援してくださってありがとうございます☆
日本と再生
監督/河合弘之(弁護士)、企画・監修/飯田哲也(環境学者)、脚本・編集・監督補/拝身風太郎、制作協力/木村結、撮影/中島喜一、音楽/新垣隆、エンディングテーマ/坂本龍一、
制作・配給/Kプロジェクト、宣伝協力/太秦
2017年2月25日(土)ユーロスペース、横浜シネマリンにてロードショー
2017年、日本、ドキュメンタリー、カラー、www.nihontogenpatsu.com
ドイツは電力をフランスから輸入してた
のではなかったのですか??
拙ブログでちょっと原発の話題になって
「ドイツは原発を止めたけど その分
高い電力を輸入して凌いでいる」という
話になったのでした。
チッキショー
その時に この試写室があったなら 白板
にすごい勢いで書き殴って論破出来たかも?
ところで ハリウッド大作に普段は背を向け
がちな殿様が珍しく大絶賛の“ラ ラ ランド”が
さすが殿様のお墨付き!
主演女優賞始め各賞を浚いましたね。
作品賞のドタバタは誰かがウォーレン ベイティ
に【主演女優賞のカード】を渡したから、らし
いです。
ベイティ呆けたのか?と思ってしまって
また 思わせてしまってゴメンですじゃ。
ゴメン🙏の気持ちをこんな所でポチッと❣️❣️
海に近く強風の日の多い我が市のはずれにも、公園のなかですが、
実験?または観光?の風力発電塔が2基あります。
先日、友人と強風の日にそこへ行ってみました。
一基は止めてあり、片方だけがブンブンとすごい音で回ってました。
住宅街まではとっても離れた公園なので、この音は
人のメイワクにはなっていないもよう^^。
風力発電も、日照発電も、住宅近くですと音や光の反射が迷惑になるようですが
ちゃんとそこを考えて設置できれば、ありがたい自然エネルギーですよね。
工夫して、増えてほしいエネルギー施設だと思います(^0^)/
そうなんですよ。ドイツ語の先生が「北ドイツに建てられた風力発電所の発電量はものすごいよ」と言ってました。調べたんですが、フランスへ輸出しているという記事をみつけました。もう3~4年前の話です。
主演女優賞の紙を渡したって、随分ドタバタですよね。『ラ・ラ・ランド』ご一同もえらい迷惑だ。
今日もポチッをありがとうございました。
わたしはまだ間近で風力発電機を見たことがないんです。巨大な扇風機が回ってるようなものだから大きな音なのでしょうね。設置場所も風の通り道を考えないといけないし、やたら建てればいいというものでもないでしょうが、作れば作るほど技術が蓄積されるので工夫されるし、費用も安くなっていきますよね。きれいなエネルギーが良いな♪
輸入している」と言う話を
何処かで見聞きして、
「そうなんだ。言うは易し、
行うは難しだな。」と
思っていました。
それがデマだった訳?
なんと、真実を見極めるのは
難しいものですね。
でも、それを知って元気が出ました。
自然エネルギーを推進する動きを
少しでもサポートしたいです。
メディア革命が起こらないと無理かも(>_<)
もっと多くの人がネットから情報を得るように
なれば、可能かな?
卑近な例ですが、麻生氏の「みぞうゆう」は有名だけど、安倍氏が「云々」を「でんでん」と読み間違えたことをどれだけの人たちが知ってるでしょう。これってネットでは超有名です。
今日は猫友の裁判でした。野良猫にTNR活動をし餌をやっている猫友グループにヤクザと思える男が恫喝し行動を妨害し、
警察・保健所までが彼女らに妨害的な措置を取りました。
それに対して裁判を起こしたのですが、相手の男は出頭せず
次回(3月23日)判決が下りる予定です。猫友グループに有利な判決になる模様です。
結局たくさん広告をする会社が強いし、メディアはそれに対して逆らえないんですよね。
云々がでんでん?電電公社か。って古い?
やくざまで出てくるって・・・
なんで猫への給餌活動にやくざが?
すごい世界ですね。