ブログトップ | ログイン

殿様の試写室

mtonosama.exblog.jp

殿が観た最新映画をいち早くお知らせ!

ラビング 愛という名のふたり -1- LOVING

ラビング

愛という名前のふたり

-1-

Loving


f0165567_06542590.jpg

  (C)2016 Big Beach, LLC. AllRights Reserved.


なんともはや最近では
驚かせてくれてばっかりのアメリカです。

この実話も結構びっくりさせられました。

つい最近までは
あの国も人権を侵害する国だったのですね。


だからこそ、様々な闘いがあり、
努力もされてきたのに、

トランプ大統領は
それらをひっくり返そうとでもしているかのようです。

とまあ、大統領の話はこの際、脇においておきます。


本作の舞台はアメリカ・バージニア州。

時代はそう60年前。
それほど大昔という頃ではありません。

1950年代のことです。


アメリカのいくつかの州では
異人種間の結婚が禁じられていました。

“愛する”という名字を持つ
リチャードとミルドレッド・ラビング夫妻が

ある夜、突然逮捕されました。


なぜか。


リチャードは白人で
ミルドレッドは黒人だったからです。


それだけで逮捕って・・・

かなり理不尽な話です。


でも、この実話がすごいのは

お金も教育もない労働者階級の二人が

その理不尽な法律を変えたということ。


ラビング夫妻にスポットライトが
あてられるきっかけとなったのは

2008年ミルドレッド・ラビングの死亡記事を見た

ドキュメンタリー映画監督のナンシー・バースキーが

彼らのドキュメンタリー映画『The Loving Story
を作ったことです。


その後、彼女は本作のドラマ映画化に向けて

プロデューサーとして動き始め、

その企画をコリン・ファースに持ちかけました。


そうです。
『英国王のスピーチ』のあのコリン・ファースです。


「社会的、人道的にも意義のある話だけど、

これは本当に素晴らしいふたりの人間の
ラブ・ストーリーだと思ったんだ」

とコリン・ファース。


そんな訳で映画に法廷シーンなどは登場せず、

ただ子どもたちを愛し、
親しい人々の暮らすバージニアの地で

家族と一緒にいたいという当たり前の気持ちを
大切にした夫婦を

静かな情愛をこめて描き出した作品です。


f0165567_06572672.jpg

       だから、少しだけふたりのことを
           紹介しますね


19331029日 

バージニア州セントラル・ポイントで

リチャード・ペリー・ラビング誕生

1939722

バージニア州セントラル・ポイントで

ミルドレッド・ドローレス・ジーター誕生

195862

リチャードとミルドレッド、ワシントンD.C.で結婚。

その後、セントラル・ポイントのミルドレッドの実家に移り住む。

同年712

夫妻逮捕。

リチャードは一晩留置され
1000ドルの保釈金を払い釈放。

ミルドレッドは5日間留置され、
保釈金
1000ドルで釈放される。

同年10

ラビング夫妻はバージニア州の異人種間結婚を禁じた
法令に
違反したとして起訴される。

19591

1年間の服役という判決

「直ちにキャロライン郡とバージニア州を立ち去り、

25年間、同郡・同州に一緒に又は同時に戻らない」
という条項に

同意することで執行猶予となる。

1963

ミルドレッドはロバート・F・ケネディ司法長官に
手紙を書き、

司法長官はアメリカ自由人権協会(ACLU)に委ねる。

6月にはACLUのバーナード・コーエン弁護士が
事件を担当。

その後、公民権を専門に扱うフィリップ・ハーシュコプ弁護士も加わり、

無償で夫妻の弁護にあたる。

11月コーエン弁護士は夫妻の有罪判決を無効にし、

判決を破棄するよう判事に申し立てを提出。

1964

夫妻は3人の子どもたちとバージニア州に戻り、
ひそかに暮らす。

1965122

判事はコーエン弁護士の申し立てを退ける。

196637

バージニア州最高裁は夫妻の申し立てを是認。

25年間、州を立ち去る条項は無効であるとして
判決の変更を求め、

事件を州巡回裁判所に差し戻す。

ラビング夫妻対バージニア州裁判が米国連邦最高裁判所に上訴される。

1967612

最高裁判所はすべての異人種間結婚禁止法を
違憲であるとする
全員一致の判決を下す。

現在612日は“Loving Day”として記念日になっている。


裁判の日々を書き写すだけで疲れてしまったので、

続きは次回に。

乞うご期待でございます。


今日もポチッとお願いできたらうれしいです♪
↓↓↓↓↓

にほんブログ村
☆2017年3月3日に更新しました。

いつも応援して下さって本当にありがとうございます☆


ラビング

監督・脚本/ジェフ・ニコルズ、プロデューサー/ゲド・ドハティ、コリン・ファース、サラ・グリーン、ナンシー・バースキー、マーク・タートルトーブ、ピーター・サラフ、撮影/アダム・ストーン

出演

ジョエル・エドガートン/リチャード、ルース・ネッガ/ミルドレッド、マートン・ソーカス/ブルックス保安官、ニック・クロール/バーナード・コーエン、テリー・アブニー/ガーネット、アラーノ・ミラー/レイモンド、ジョン・ベース/フィリップ・ハーシュコプ、マイケル・シャノン/グレイ・ビレット

33日(金)TOHOシネマズシャンテほか全国順次ロードショー

2016年、イギリス・アメリカ映画、123分、カラー、字幕翻訳/牧野琴子、配給/ギャガ











by Mtonosama | 2017-03-03 07:05 | 映画 | Comments(6)
Commented by すっとこ at 2017-03-03 08:01 x
ほほーーーーーーうううううううううう。

バージニア州いうたら
南部ど真ん中直球ストライクですね。

州の法律にそんな白人と黒人の結婚を 罰する
法律があったなんて。
それをきっと知ってたでしょうに 結婚を決めた
2人なのですね。

でも 無情にも逮捕連行。

6月にラビングデー って バージニア州
でのことかもですね。

NY郊外暮らしの自分はこの日のことを
知りませなんだ。

ああ愛は強し❣️とポチッと愛情込めて。
Commented by Mtonosama at 2017-03-04 06:36
♪すっとこさん

そうなのねえ。アメリカって進んでるようで遅れた部分がある不思議な国なんですね。映画での印象しかないから、こういう実話を見るとビックリしてしまいますわ。

ブログの編集画面を変えたら、フォントは変わるし、囲みはできないし、困っちゃったよ~。こないだはコメントもおかしなことになってご迷惑をおかけすることにもなってしもた。対応の仕方をブログ会社に訊き、回答も来たけど、よう理解できませんのや(涙)。

今日もポチッをありがとうございました。
Commented by なえ at 2017-03-04 13:18 x
アメリカ南部は60年代頃まで、レストランやバスの公的な場で黒人・白人で別使用でしたね。
高校の学校試写会で見た映画。それぞれ子連れの白人黒人のカップルが、法律で別れさせられ当然子供も引き離され、最後女の子が車の窓から別れた家族を涙ながらに見つめているというシーンだけ覚えてるけど・・・タイトルも何も覚えてないけど、同じテーマの映画だったんだなあと、今頃やっと分かった
150歳(>_<)

「なんで猫への給餌活動にやくざが?」
その地区はずっと近隣の強硬派が反対していて、たぶんやくざに脅してくれと頼んだのではないかということです。それもこれも京都市の「猫条例」のせい。猫嫌いが力を得て、地域猫活動をする人に圧力を。文化と歴史を持つ世界有数の観光都市である京都の汚点であり恥部でおます<`ヘ´>
Commented by ライスケーキ at 2017-03-04 21:18 x
ブログの文字、新しくなって
とても読みやすいですよ。
Good! です。

それにしても、50年代で
異人種間の結婚が禁じられていたなんて。
アメリカの人種差別根深いんですね。
トランプになって、
人種差別が後戻りしないと
良いんですが…。
Commented by Mtonosama at 2017-03-05 06:55
♪なえさん

なえさんが高校の映画鑑賞会で観た映画、知りません。
あの映画鑑賞の基準ってどうやって選ぶんでしょうね。きっと当時話題になったんでしょうね。
うちはプロテスタントの学校だったので聖書関係の映画ばかり講堂で見せられました。
『禁じられた遊び』も映画鑑賞で観たなあ。泣いて泣いて泣きすぎて頭が痛くなりました。

それにしても〈猫にやくざ〉って映画になりそうですね。
TBSの「生き物にばんざい!」で取りあげてもいいかも。
パンクおにいさんと猫のコテツみたいな組み合わせもあるし。

京都って古い街だけに変なしがらみがあるんでしょうね。
Commented by Mtonosama at 2017-03-05 06:58
♪ライスケーキさん

読みやすいですか?ありがとうございます。これから試行錯誤が続くと思いますのでよろしくお願いします。

60年代まで続いたんですよね。異人種間結婚って。アメリカってびっくりポンな国ですね(古いか(^-^;)